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Ryu-chan6708

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2008.12.30
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カテゴリ: 社会問題



論争若者論

:彼は、 学校生活や社会生活の中で人の多様さ、個性に 好奇心 がなかったんだね。
   だから、勉強が出来るのに不思議に 上昇志向 がないね。
   さらに悪いことに、最後に、 いつも代替がきくロボットのような派遣労働者 に落ち込む。
   そうなると、逆に 他人も多様性のないロボットに見えてくる だろうね。
  そういう視点で、 秋葉原無差別殺傷事件 加藤被告 の「 誰でもよかった 」というのは分かる気がするね。
  しかし、 現実の人間は、多様な個性や家族や友人や人生がある。
それが認識できなくなり、 雑踏に動く人は、単なる「 代替がきくもの 」に映る だろうね。
  だから、「 殺すのは誰でも同じ 」なんだね。

A氏 :彼は 携帯電話サイトマニア でヒマさえあれば書き込みをしていたようだね。

:それに没頭する時間で 生身の人間と接する時間 はなくなるね。
野口健 氏の言う「 どきどきするような 人との出会いには興味がなくなっている。

加藤被告 は、最後に 派遣業務 のため、派遣会社の 静岡県裾野市のマンション に住んでいた。
  この 裾野市の工場近くにマンションやアパート群 があるという。
  それらは人材派遣会社がまるごと借り上げたものだという。
   あたりの人は「 人派村 」と呼んでいるという。

朝夕の通勤ラッシュ には、バスが工場から 何十台も連なってくるので列車 のようだという。
  このため道路は、通常、 30分 で行くところが、 朝夕のラッシュ時は1時間半 かかるという。

A氏 派遣労働者 は、 往復3時間 をバスで過ごすことになるね。

:俺は、これを読んで、 東京の朝夕の電車のラッシュアワー を思い出したね。
  俺は東海道線を用事でときどき使うんだが、 朝は下り列車 を使うことが多い。
  だから、空いている。
  しかし、ホームに立って、 向こう側の上り車線 を見ていると、3分おきくらいに、次から次に東海道線が 員の通勤客 を乗せて東京に向けて走っていく。
横須賀線 も並行して走っている。
  それに乗っている人は、仕事に張り合いを持って通勤しているのだろうか。
  派遣労働者のような扱いを受けていないだろうかとね。

A氏 :まぁ、電車の場合は帰る自分の家はあるんだろうが、 派遣バス の場合は多くは派遣会社のアパートに帰るんだろうね。
  前に、 NHKのテレビ特集 か何かで、 千葉の幕張 で、朝、 多くの バスに乗る大勢の若者中心の派遣労働者の行列 を映していたが、それを連想したね。

:そのとき、フト思うのは、あの多くの人々にはそれぞれ 多様な人生 があるということだね。
   ときどき、それを忘れることがある。
無感情 でそのラッシュの流れを見ていることがあるね。
  それで ギョット することがあるね。

A氏 :何故?

秋葉原無差別殺傷事件の加藤被告 の「 誰でもいい 」を思い出すからだ。
  俺も、このラッシュの多くの人を「 誰でもいい 」という感覚で見ている気がしたからだよ。
 そうなると、 人が「物」に見えるから、爆弾でも投げつけたくなる感覚 になりそうだね。

  要するに、 人の多様性という意識 がないと現代は危ないね。
仕事も殺す相手も「誰でもいい」となるね。
誰でも容易に「加藤被告」になりえるね。

  明日は、「 多様性の認識 」ということを考えてみよう。






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Last updated  2008.12.30 09:28:22
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