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A氏
:先週、うちの会社に関連していた外注が ISO9001
の 本審査の準備
で忙しいということを聞いたよ。
私
:ということは 予備審査
というか、 第1次審査
は、先月だったのかね。
普通、 1ヶ月
くらい間をあけるからね。
A氏 :いや、それが 3ヶ月 前だという。
私
:えぇ!
それはおかしいね。
なんで 3ヶ月
も間をあけたのかね。
A氏 : 予備審査 で 30 くらいの 不適合 が指摘されて、その修正に時間がかるので、本審査まで 3ヶ月間 あけたと言っていたね。
私
:まだ、そんなことをやっているのかね。
予備審査で 30
も不適合を指摘されたということで、その会社が shall
の意味を知らないことが明らかだね。
恐らく コンサルタント
が入っているのだろうが、 コンサルタント
も shall
で指導していないね。
こういうことが、容易に想像される 典型的な事態
だね。
10年くらい前
に 20人
くらいの 製造業者
が ISO9001
をとるので 予備審査
を受けたことがある。
そのとき来た審査員が、審査開始のの冒頭に
「 普通、予備審査では不適合は20や30は出る。
それを 本審査
までに修正すれば 本審査
は楽にパスする」
と挨拶したという。
結局、予備審査では 6つの不適合
が出た。
A氏 :少ないね。
私
: 社長
も少ないので喜んでいたが、俺はその 6つの不適合の内容
を聞いたよ。
そしたら、なんと、 shallにない要求
を審査員が勝手に作って 不適合
にしていたよ。
俺は社長に 審査機関
に クレーム
を文書で出すようにアドバイスして、文案も作ってやったね。
審査機関
はク レーム
を認めざるを得なくなり、 不適合はゼロ
になったよ。
A氏
:その審査員は今まで、多くの会社の審査で クレーム
がなかったんで、 自己流
でやってきたんだろうね。
ちゃんとした ISO9001規格
による審査ではなく、 審査員個人規格
による審査だね。
shall
無視で、審査してきたから、 shall
で反論されるともろいね。
私
:この場合、 企業もコンサルタントも審査員
も shall
知らずの世界だね。
国際規格ISO9001
が泣くね。
しかし、この話は10年前の頃のことだよ。
この状態が、まだ、一部で続いているとはね。
企業は 大きな損失
だね。
金をかけて ISO9001
を取っても マイナス効果
しか期待できないね。
この企業の ISO9001
に対する「 知的体力
」の問題だね。