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Ryu-chan6708

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2018.02.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類

2003年に個人情報保護法 ができ、 プライバシー意識が日本社会に浸透 した。

現在の日本では 住所などが入った学級名簿はつくらない のが、一般的になったね。

 よく 電話で売り込み勧誘 があり、「 お年はいくつですか」と聞かれるときは、「個人情報なので」いうとそれで終わりで便利 だね。

A :しかし、 多くの人が考える個人情報の範囲 は、 ネット社会になり拡大していて、保護法の背景には、ネットの常時高速通信が急増した時期と重なり、個人情報が流通する構造 そのものが変わった。

個人情報の収集で存在感を強めたのが米国のグーグル 、アマゾン、 フェイスブック、アップルのIT大手4社 で、 ネットのサービスを通じて膨大なデータを収集分析し、ビジネスに利用 している。


頭文字をとって「GAFA(ガーファ)」と呼ばれるこの4社が日本の膨大な個人情報を寡占することへの警戒感は強まっている。

石井 氏は、 一般に個人データが特定企業に集中することは問題で、大量のデータを分析すれば、本人すら気づいていない「本人像」を浮き彫りにできる からで、 人種や居住地域などの情報を分析し、特定の犯罪に関する傾向を導き出すのは差別につながりかねない という。

A :しかし、 個人データの活用は企業だけでなく、個人や社会にとっても有益なこともある。

アマゾンの通販 をよく利用しているが、 アマゾンのサイトに過去に買った記録が残っていて便利 だね。

石井 氏は、 その際に大切なのは、個人が自らのデータの活用をコントロールできるようにすること で、 EUでは個人が自分のデータを持ち運べる「データポータビリティー」という権利が確立 しており、 英国には自分のデータを活用して最適なサービス事業者を選べる「マイデータ」という仕組み もあるという。

一方、 日本では、データの利用停止や削除などを事業者に求める権利ぐらいしか認められておらず 、個人のデータをコントロールするのは無理でも、 せめてデータの取り扱いにもっと関与できる仕組みをつくるべきだという。

日本 でも 将来、米国のようにテロ防止のために国家機関がネットで個人データを監視する時代が訪れる可能性 はあり、 個人情報の活用に不快感を抱かない国民が増えれば、プライバシーの保護よりも国の安全が大事だという声の方が多くなるかもしれない 石井 氏はいう。

欧州が、世界に先がけてプライバシー保護の包括的な規制を定めた のは、 ナチスの時代に踏みにじられた負の歴史の裏返し で、 個人情報がどう操られるかによって、人権が踏みにじられる可能性があることを忘れてはならない と、 石井氏は指摘 する。

A 岡島 氏は、 個人データを収集・蓄積・分析するコストが下がり、企業や行政は膨大なデータを使って、生活の利便性の向上や治安の維持などに役立てられる ようになり、すぐに役に立つかはわからない 無数のデータを集めておいて手当たり次第に解析すれば、新たな仕組みや法則を発見できるようになったと指摘


直接本人に会わなくても行動を予測する手法も身近になり、デジタル社会の「新しい石油」と呼ばれる個人データを収集したいという企業の欲求は拡大し続けている という。

そこで、 日本政府 2015年 個人データの活用とプライバシーの保護が両輪の個人情報保護法を改正 し、 データの活用をより重視する方向に政策を転換

匿名化したデータなら本人の同意を得ずに活用できるようにするなど、個人データの活用を「社会の公共財」として共有する方針を決めた。

A 岡島 氏にも、 個人データを収集してビジネスに活用して成功しているグーグル、アマゾン、 フェイスブック、アップルのIT大手4社の「GAFA」が登場 する。

日本のコンビニ各社なども個人データを集めて利用 してきたが、 様々な業種で横断的に集めたデータを結びつける発想に欠けた ため、 海外に遅れ、日本政府が個人データの活用に力を入れるのは「このままでは日本企業が国際競争で負けてしまう」との危機感 から。

日本政府 は、 個人が自分の情報を預託し、本人の同意する範囲内で第三者に渡せるようにする「情報銀行」の導入を計画 していて、 「GAFA」が収集してきた個人情報を、自分のところにいったん取り戻したいという狙い があるようだという。


ただ、 「GAFA」にはすでに膨大な個人データが蓄積され、利用者は効率的な検索や広告表示、商品のおすすめといったサービスの恩恵を受けている ので、 「情報銀行」が有力な対抗軸になれるのかは疑問がある と、 岡島氏は指摘 する。

A 氏:将来的に個人情報は「仮想通貨 」のように社会に流通するようになり、お金の運用と同じように個人情報を使って、うまく稼げる人とそうでない人が出てくるかもしれない 岡島氏は予測 する。

:いま、 街頭に多くの監視カメラが設置されていて、多くの企業は社員の職場でのネット利用状況を監視しており、個人のネット検索履歴は簡単に追跡可能


これからも、 政府や企業は「保護」や「見守り」といった前向きな言葉で巧みに個人情報を集めていく が、 個人にとっても何らかのメリットがあるため、監視を受け入れる人も多くなる 岡島 氏はいう。

岡島 氏は、 現実でも、ネットでも、個人のプライバシーがどんどんなくなる方向へ向かうのは間違いなく その結果、我々の近未来 は、ジョージ・オーウェルがSF小説「1984年」で描いたような恐怖だけの社会とは違い 「紳士的な監視社会」になるだろう という。

それは、 中にいる人の意識によって「ゆりかご」とも、「オリ」とも思える社会なのだろうと思う という。

反社会的行動をとる人には「オリ」かもしれない ね。

そうなると、 皆、従順な紳士となっていく のだろうか。






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Last updated  2018.02.16 18:08:12
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