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大阪府の摂津市役所
では、 男性職員がエレベーターで6階の職場に向かう途中、地震が起きて、エレベーターが停止
し、「このまま落ちるのではないか」と不安な気持ちを抱えたまま、 携帯電話
で家族に無事を伝えた。
エレベーターは4階にさしかかっていたところで、外から「大丈夫か」「頑張れよ」と声をかけられ、約2時間20分後、消防隊員 が外から扉を開けて救出 し、男性は長かったと、ホッとした半面、「職場の人に迷惑をかけ申し訳なかった」と疲れた様子で話した。
京都市のマンションでは6階部分で女児(11)と男児(7)が一時閉じ込められ、警察官らが救出
。
同市の老人ホームでは86歳の男性が、奈良県大和郡山市のケアハウスでは70~90代の女性利用者ら4人が一時、閉じ込められた。
A
氏
: 国交省
によると、
2009年9月以降に竣工したエレベーターには、強い揺れを感知すると最寄りの階に止まる「地震時管制運転装置」の設置が義務づけられた
が、
その前に竣工したエレベーターは同装置がないものがある
という。
国交省 や日本エレベーター協会
によると、 地震の被害が大きかった2府3県(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀)
で、
稼働台数の約半分にあたる6万6千台のエレベーターが緊急停止。
一時的に、東日本大震災
を上回る339人が閉じ込められた。
私
: 停止したエレベーター を復旧するためには、かごをつるすロープが絡まっている恐れがあるため、メーカーの技術員による点検が必要。
エレベーター保守大手の三菱電機
ビルテクノサービスが関西で管理する6万台では、おおむね震度5弱以上だった地域にある2万2千台が停止
。
関西地区に在籍する技術者約1千人が、すぐに手分けして建物をまわったが、
それでも
復旧したのは地震発生から3日後
。
広報担当者は「人海戦術
なのでどうしても時間がかかる」という。
日立ビルシステムやフジテック
なども、復旧に3日ほどかかった
という。
このため、 数日にわたって不便な生活を強いられたマンション住民のような「エレベーター難民」が生まれる。
A
氏
:
震度6弱を記録した大阪市北区
や西区には高層マンション
が多く
、 ある14階建ての賃貸マンションでは12階に住むという女性
が、
幼児を抱えて階段を上り下りするのに苦労していた。
別の20階建てマンションでは、生協の配達員が野菜や冷凍食品
を運んでいた。
エレベーターの復旧の順番は、エレベーター協会が優先順位を決めていて、被災地の範囲がさらに広くなれば、復旧までの時間もさらに長くかかり、病気の人などは、低層でも簡単に外出できなくなる。
私
: 各家庭ごと、マンションの各フロアごとに、数日分の水や食料など、日ごろから数日間生活するのに必要なものを備蓄しておく必要
がありそうだね。
これが、 首都圏になるともっと高層住宅が林立しており、莫大な 「エレベーター難民」が生まれることになる。
大阪北部地震を教訓に盲点になりやすい「エレベーター難民」の対応が早急に必要 だろう。