2007年11月26日
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俺はずっと考えていた・・・。
妙に肌寒くなっていくことを、
身体で徐々に感じながら、
俺はずっと、ずっと、
考えていた・・・。
そう、
サロンワーク中も、ご飯を食べているときも、
寝る前も、呑んでるときも、朝起きたときも・・・。
しかし・・・、
誰にも聞けない・・・。
今さら聞けない・・・。
なぜなら俺は売れっ子美容師だから。
聞いてしまいたい、
いや、聞いてはいけない・・・。
その葛藤だけが、俺の心の中を漂い、
宙に消え、また生まれる・・・。
そんな苦しみに見舞われながら、２週間が過ぎていった・・・。
ある日のこと、またもや会話の中で、
俺を苦しめる魔法の言葉を聞いた・・・いや、聴いた・・・。
「イクタトウマ・・・似てますね・・・。」
俺「あ～！知ってる知ってる！！最近人気あるよね！！」
いつものように、
返事を返す・・・。
その時・・・！！
ある思いが、突然俺の心を襲った・・・。
ここまで知ったかぶりを着こなすと、
生まれてくる感情、生まれてくる思い・・・。
そう、
それは、
罪悪感だ・・・。
もうダメだ・・・
もうこれ以上苦しみたくない・・・、
・・・罪を感じたくない・・・。
そして、心の葛藤とおさらばしたい・・・。
心の底から、思った・・・。
そして、俺は、信じられない行動に出た・・・。
つづく・・・。
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