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人工透析って何?
本当は長時間毎日するのが1番良いらしいです。週三回4時間では実際の腎臓の働きのやっと10分の一程度の働きしか出来ないそうです。
慢性腎炎や腎不全、糖尿病などで今日本で透析をしている人は二十万人以上居て年々増えて行く傾向にあります。
腎臓は悪くなっていてもあまり自覚症状がなく、肝臓のように少々悪くなっても安静にしていたら回復する臓器ではありません。
食事や薬で多少透析にはいるまでの期間を長くする事は可能ですが、治す事は難しい病気です。しかも一旦透析生活に入ると腎臓移植以外に透析を逃れる方法はありません。
生きている限り、透析はずっと続くのです。それこそ休日も、お正月もなくずっとです。
例え体調が悪くても、大雨や台風地震などで病院へ行けなくても休む事は死を意味します。だからどんな事があっても休めません。
また透析をしてさえいれば普通の人と同じ生活というわけでもありません。
透析患者は尿や汗の出が普通の人より悪い事が多いから、水分の制限があります。
どんなに暑くても飲み放題というわけにはいきません。
御飯に含まれる水分、シチューやカレーなどの汁物の水分も考えて次の透析日までの体重のふえをできるだけ抑えなければいけません。
前回の透析終了時の体重をDW(ドライウエート)といいますが、ココから次回透析開始の時の体重が増えすぎる事はそれだけ心臓に負担をかけるので注意しなければなりません。
また透析患者は風邪などの感染症、あるいは腕のシャントからの感染に気をつけなくてはいけません。シャントが詰まると透析が出来なくなるので毎日シャントの流れに気をつけること、もし詰まったらすぐに病院に連絡して処置をしてもらわなくてはなりません。
またカリウムの摂取にも気をつけなくてはいけません。カリウムが多すぎても少なすぎても命に関わるからです。
一見難しそうでこんなに注意が一杯で毎日どうして過ごせるだろうとお思いかもしれませんがなれると自分はどこを重点的に気を付けたら良いか分かってきます。
透析の機械も以前よりずっと、良くなり二十年三十年と元気に透析を続けている人も増えてきました。
何か趣味や生きがいを見つけて、適度に体を動かし、明るく前向きにいくのが長生きの秘訣ではないかと私は思います。
統計上では透析患者の五年生存率は50~60%といわれていますが、そんな記録はみんなで塗り替えましょう。私は百以上生きるのが目標です。
友達にはギネスに透析患者長生き世界一で載るからねといっています。
コレを読まれた透析患者の皆さん、ガンバって行きましょう。
ご家族の皆さん大変でしょうが、患者さんを支えてあげてください。
そして元気な皆さんは少しでも透析のことを知っていただき、できれば腎臓移植のドナー登録をお願いします。もしアナタやあなたのご家族が人工透析をしていたらと考えてみてください。
自分や自分の家族は絶対にそうはならない保障はないのですから。
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