PR
カレンダー
カテゴリ
フリーページ
コメント新着
キーワードサーチ
6月歌舞伎鑑賞教室「国性爺合戦」今週は、国立劇場大劇場にて、6月歌舞伎鑑賞教室を見てきました。
この企画は、中学生や高校生が気軽に歌舞伎を鑑賞できるようにと、行われています。
たしかに、ほとんどが高校生で引率の先生とおぼしき方の団体でした。
当方は、3階のセンター最後部で、大向うです。
国立劇場は、3階の最後部でも花道が半分見えるし、音響も良いので、他に比べれば良い席だと言えます。
さて、開幕の前に、国立劇場の舞台全体が回転しながら大小さまざまなセリを上げたり下げたりして紹介され、普段は見ることの出来ない舞台の仕掛けを見せてくれました。
この解説が終わると、早くも20分の幕間。お弁当持参の高校生たちがパクパクとお弁当をほうばっていました。
昼過ぎから、いよいよ今月の演目、国性爺合戦(こくせんやがっせん)二幕四場です。
この作品は、元々、人形浄瑠璃(文楽)のために日本のシェークスピアとも言われる
近松門左衛門が書いたものです。最初に演ぜられたのは、正徳五年(1715)で、17ヶ月のロングランだったそうです。
それ以来、300年近く文楽でも歌舞伎でも上演され続けてきました。
歌舞伎の中でもこれは、日本と中国を舞台にしたもので、元になる人物を題材にして、
壮大なドラマにした、近松門左衛門の能力をうかがい知ることもできます。
鎖国時代の作品なんですから、奇抜な発想だと、言えますね。
実際の構成は全五段ですが、上演は三段目の部分で教室用に幾分省略されていました。
それでも、歌舞伎の荒事と言う演技演出と、中国風の豪華な舞台装置や衣装などが初心者でも歌舞伎の雰囲気を味わうことができたことでしょう。
錦祥女を芝雀、和藤内を松録、甘輝を信二郎、他には和藤内の母を右之助などが演じています。
父の祖国である明が滅ぼされたことを知った和藤内が両親を連れて中国にわたり、活躍。甘輝を味方にしようと、両親とともに居城の獅子ヶ城の前に来たところから始まります。
父が祖国に残した娘が甘輝の妻、錦祥女であることを伝え、形見の絵画像を見比べ父であると分かります。
しかし、運命とは皮肉なもので、夫の甘輝が和藤内討伐の大将に任ぜられていました。
そこから、繰り広げられる義理の母子、義理の兄弟の愛と葛藤・・・。見てのお楽しみ。
舞台のほうは、芝雀は安心して見ていられましたが、松録の六法での花道の引き下がりが
いまいちだったようです。
和藤内の母・右之助が我が子を思う日本の母を素晴らしい演技でした。
浄瑠璃の竹本清太夫が出語りで、いつものように、表情はもちろん体全体をつかって聞かせてくれました。
清太夫は年齢も年齢ですから、ご覧になったことのない方は、大至急、ご覧になっておいてください。
あの大きな劇場でマイクなしでも隅々まで響き渡る声、場面や情景を彷彿とさせる語り口などなど、
こちらを見ているだけでも分かってきます。
最近では、2月大歌舞伎の重の井での出語りが物語りと舞台の福助、児太郎親子の演技を盛り上げてくれましたよ。
この日の掛け声は、京屋、音羽屋、萬屋、清太夫でした。でもなァ~、掛け声が珍しいのか、声を掛けるたびに学生が後ろを振り向くんですぅ~。
なァ~んだか、ここは、やりにくいね。
来月も、国立劇場では、7月歌舞伎鑑賞教室「彦山権現誓助剣-毛谷村-」があるんです。
中村勘三郎さん、1周忌で納骨式(動画付き) 2013年11月28日
中村勘三郎さん、1周忌で納骨式(動画付き) 2013年11月28日
平成26年新春浅草歌舞伎発表 2013年10月24日
サイド自由欄

