元銀行員のよもやま話

元銀行員のよもやま話

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2007.01.16
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銀行に在籍中の融資係のときは、わからなかった。貸借対照表の現金預金の意味が・・・

皆さんは銀行から借りた融資の返済元金が、決算書のどこにあるかわかりますか?

B/S、P/Lのどこに?

答えは(どこにも載ってない!)が正解である。これは、多分銀行マンだと答えられない質問だと思う。

日本の中小企業の殆どが間接金融が主流であり、儲けている会社もそうでない会社も、銀行借り入れのある会社ばかりである。

何故か?

それは日本の税制と減価償却資産の耐用年数の長さにある!当たり前と思うかもしれないが、元金の返済を経費損入出来ない(資本主義だからである)

税引き前当期利益で10%ぐらい計上する優良企業でも、銀行の借り入れ元金と、法人税等で、実際に現金は残らないように出来ているのだ。

銀行員時代に、京セラの稲盛社長(当事)が(諸処の理由はあろうが、税引き後の現金を当にして経営というのはしなければならない!)という言葉に感銘を受けた思い出がある!

実際経営者になってみると、その論理は、勝ち組の論理であり、机上の空論であるとわかった。自己資本が3億あって、売り上げも3億程度で営業利益が15%ぐらいあって、かつ在庫を持たない商売なら、業種にもよるが間接金融は必要はないだろう!

起業した法人が10年で3%に淘汰されるのも日本の金融と税制によるものだと思う。
大変な時代に(経営者)の道を選んでしまったと思っている。
なぜ、こんなしみったれた話になるかというと、本日大した金額ではないが、貸し倒れの発生が確実になったからである。
貸し倒れは、精神的にキツイ!
何もしないほうがまだマシだからである。

出来るだけ、その経営者を恨むまいとするが、私も人間であるし、商取引は経済行為であり、道徳行為ではないというのも理論ではわかるが、キツイのである・・・・






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最終更新日  2007.01.16 16:21:36


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