武蔵野航海記

武蔵野航海記

2008年04月13日
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私が20歳前後の時、家にモンタというレトリバー系の犬がいました。

私が学業を終えて家を離れ社会に出て行く間際に面白い現象が起きました。

モンタを連れて散歩に行くと、突然私は物悲しくなるのです。

寂寥感というかどうにも耐え切れないほど苦しい感情が沸き起こってくるのです。

そしてその瞬間モンタも悲しそうな顔をして私の足に抱きついてくるのです。

そういうことが何度かあった後に私は家を離れたのですが、その後モンタが病気で死んだという知らせが来ました。

今にして思うと、モンタにまず悲しい感情が沸き起こってそれが私に伝わって私が悲しくなり、私が悲しくなったのでモンタも更に悲しくなって私に抱きついたのでしょう。

今回タローが事故に遭った際も同じ現象が起きました。

よく鳥や花と話を出来る人がいると聞きますが、私はこれを否定できません。

人間と動植物は交感できるのだと私は信じています。

これは人間も動植物も魂を持っているからです。

「人間や動植物は魂を持っているか」というのは哲学的な課題で今までまともな証明はできていません。

仏教の教理ではそんなものは実在しないとしていますが、納得する人は少ないです。

ですから主観的に個々人が判断するしかないわけで、私は存在すると主観的に判断したわけです。

魂というのはそれぞれが別個に持っているものですから個性があります。

魂の存在を認めるということは個性を認めることなのです。

それを表向きは魂の存在を認めないのに、現実的にはその存在を認めるために出来た理論が「仏性」です。

「仏性」というのは全ての人間や動植物に共通のもので個性がありません。

これによって日本人は個性を否定するようになったのではないかと最近私は感じています。

ものには良い面と悪い面があり、「仏性」というのは美しいものでこれを感じることによって人は人間や自然にやさしくなれます。

その一方で、個性とか権利と義務・責任という概念があやふやになり、社会的なメリハリがつかなくなります。

この「仏性」の問題は割合最近になって気が付いたことで、もっともっと深く考えていかなければならないのですが、最近私はこのように考えるようになりました。





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最終更新日  2008年04月13日 11時58分30秒
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