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2007年01月22日
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■気になる本  - ネズミの寿命 ヒトの寿命 - 



 ネズミの1時間は、ヒトの時間にすると1日に
該当するそうです。
 また、ヒトの1ヶ月で起こる変化がネズミでは
1日で起こるのだそうです。

 22日間母胎内におり、3週間母乳で育てられ、
2ヶ月で成長し、3年の天寿をまっとうする
というのがラットの平均的一生だ といいます。

 同時に生まれた8~15匹の兄弟姉妹と
母親の12の乳房を争い、生下時6gの体重が
1週間で12g、2週間で40gぐらいが標準の
成獣の大きさだそうです。

 1日に体重の10分の1の水を飲み、毎日
18~20時間眠る。脈拍毎分150。性周期は
4日である。これらすべてを勘案すると、
ネズミの時間の尺度はヒトの30分の1といえよう。
すなわち、ネズミにとって時間はヒトの30倍の
速さで流れている と著者はいいます。

 医学の研究に用いられるネズミには、
まったく異なるマウスとラットが含まれると
いいます。勿論、いずれも純系。白色が多いが
黒、褐色、斑状といろいろだそうです。

 マウスは、ハツカネズミ。大きくなっても
40~50g、縁日で売っているのと同類とか。

 ラットは、ダイコクネズミ。家ネズミや
ドブネズミの親類で、大切に飼ってやると
1kg近くになり、ネコよりも強そうになって
しまうとか。

 いま、「ネズミの寿命 ヒトの寿命 二十世紀
の科学は人間を幸せにしたのか」(福西 亮著、
PHP研究所発行、2000年12月初版)を
読んでいます。

 著者は、1930年奈良県に生まれ、1953年に
大阪大学医学部卒業し、鹿児島大学医学部助教授を
経て、シカゴ大学ベンソン癌研究所にてガン研究
に従事。1973年、愛媛大学医学部教授。
1991年に愛媛大学長。退官後も医学教育と
倫理に情熱を捧げる。

 著者は、過去に学ぶのが大事だ といいます。
温故知新でしょうか。「過去に学ばなければ進歩
はない」とまで言い切っています。

 この本は、著者が常日頃考えていたことを
まとめた、一種のエッセイです。

 冒頭のネズミに関する内容は、「ネズミが
ヒトの寿命を延ばしてくれた」と、文章の
いたるところから、ネズミに対する感謝の念が
にじみでてきています。

 ウィルスにしろ、ワクチンにしろ、人間に
影響や効果があるかどうか を調べるのは、一生が
短く、人間に近い動物でテストするのが一番です。

 著者は、ガン研究の先駆者ですから、
どのくらいのネズミを実験にしようしたか
数字は明らかではありませんが、そのような
数字よりも、ヒトは、ネズミによって寿命を
延ばして頂いた ということを、フツーの
ヒトでしたら、わからなかったことでしょう。
勿論、私もです。

 我々は、人間です。間があるわけです。
間がないと、「マヌケ」となってしまいますが、
こういう動物がいることを感謝しないといけない
ですね。

 最近、動物虐待するニュースを見るにつけ、
動物に生かされているヒトが、その恩を仇で
返すという「ヒトデナシ」には残念です。

 著者は、過去を科学者として振り返り、
20世紀は、「科学の世紀」であり、「戦争の
世紀」でもあったと述べています。
また、「女性の世紀」でもあった と。

 ナイティンゲール(1820-1910)
 マザー・テレサ(1910-1997)
 ヘレン・ケラー(1880-1968)
 キュリー夫人(1867-1934)
 マーガレット・サンガー(1879-1966)
 マーガレット・サッチャー(1925- )
など、傑出した女性がでてきたといいます。

 そして、この人達に共通しているのが、
弱者救済を通した他者(社会)への貢献が
男性にはなかなか真似にはできない と
喝破しています。

 そうです、21世紀は、日本の女性の
世紀かもしれません。政治にしても、
経済にしても、ボランティアにしても、
あらゆる面で、女性の温かい配慮や
支援を必要としている人達が増えて
きています。男性社会の欠缺を補って
ほしいと期待する新しい年でもあります。


 著者は、それぞれの時代の日本人の死因の
上位を並べています。
 明治33年 肺炎、結核、卒中
 大正14年 肺炎、腸炎、結核
 昭和15年 結核、肺炎、脳卒中
 昭和25年 結核、卒中、肺炎
 昭和35年 卒中、ガン、心疾患
 昭和48年 卒中、ガン、心疾患

 昭和25年と昭和35年の間にみられる
大きな変化は、「抗生物質」によるもの と
いいます。感染性の結核、肺炎、胃腸炎(細菌)
が姿を消してしまっています。

 古来、医学が不老長寿の薬を求めようと
したことがない。医学が目標としてきたのは
もっぱらすべての人が天寿をまっとうされる
のを助けること、夭折(ヨウセツ、若死にする
こと)を防ぐことであった。と著者はいいます。

 ガンが死因上位になってきていますが、
かの有名なナポレオンは、戦死ではなく、
胃ガンで死んだとのこと。また、彼の父と
兄、姉妹二人、さらに親族の相当数が同じ
胃ガンで死んでいる事実。遺伝の法則に
従っているようです。

 すべての哺乳動物を、ネコ型とイヌ型に
分け得るのではないかという説があると
著者いいます。ネコ型は、腫瘍性ウィルスを
持っている動物、イヌ型はそのようなウィルス
を通常発見できない動物だそうです。

 ネコはかなりの数がウィルス性白血病で
死ぬといわれています。イヌにもガンは
ありますが、ウィルスによるという証拠が
ないとのこと。

 人間は、ネコ型? イヌ型?

 イヌ型の動物にネコ型のウィルスは感染
するというのが実験的には可能とのことです。
ネコの腫瘍ウィルスが人間に感染したという
報告がありませんが、著者はネコを台所には
近づけないそうです。ウィルスに感染したら
たまらないからですと。

(1月22日)

(追伸)人間はイヌ型だそうです。


福西 亮
ネズミの寿命・ヒトの寿命―二十世紀の科学は人間を幸せにしたのか





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最終更新日  2007年01月22日 09時31分51秒
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