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2007年03月26日
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■気になる本  - 会計を使って経済ニュースの謎を解く - 



 バブルが崩壊した年に本格的に不動産業界に入った人に
聞いたことがあります。そのとき、回りの人達は、大きな
不況がくることを知らずに、「よかったね」といって
くれたそうです。

 彼がいうのには、不動産不況は、営業をしていて肌で
感じていたとのこと。

 ある会社がバブル前に購入した不動産(土地)を、資金繰りが
悪化してきたので、売却したいと査定の申出があったそうです。

 勿論、彼が勤めていた会社にです。彼は会社の指示で査定に
入りましたが、いままで不動産価格の下落を経験していない
人達に、不動産の相場を伝えるのに苦労したそうです。

 それでも、その価格でいいよ といってくれた社長に、
簿価をチェックして問題ないか、彼は再度お願いしました。

 そうしたら、購入した価格より売却予定価格が相当低いために、
つまり簿価の評価額より低いため、役員を説得するのは難しい
との連絡がありました。

 勿論、単純にその不動産だけが売却損なら、大きな問題
でもなかったようですが、他の損失ともからんで、優先順位
が下げられたことです。


 バブルが崩壊した直後の平成3年前後には、エコノミスト関連
から、「七五三」という回復パターンがでてきました。

 たしか、証券会社が3年、金融機関が5年、不動産業界が
7年だったと思います。この期間を過ぎないと回復は難しい
と。

 こんなの嘘っ八で、希望的データでした。

 バブルが弾けた当時に、不動産の最安値は、「半値八掛け
二割引き」(いわゆる70%OFF)だということも
いわれましたが、ほぼその水準にまで下落したのでは
ないでしょうか。詳細なデータはありませんが、こちらの
実感としては思います。


 いま「会計を使って経済ニュースの謎を解く 決算書の
読み方が変わる7つのエピソード」(著者 望月実 著、
出版社 日本実業出版社、2007年3月発行)を
読み終えました。

 以前、ご紹介した「数字がダメな人用 会計のトリセツ」
の著者の第二弾です。
http://plaza.rakuten.co.jp/sakae2/diary/200701290000/

 でも、著者は凄い能力をお持ちですね。

いいえ、勉強とか知識とかのレベルではなく、一般の
読者をこれでもかと引きずり込んでいく その語り方が
魅力です。

 こればかりは、出版関係も手出しがありませんので
本人の能力というか、性格なんでしょうね。
感心します。一気に読み終えました。また、読後も
なぜか、「いい知識を得た」というような、清涼な
感じを受けるのです。

 こんな本は、めったにであうことはありません。


 最初の話に戻ります。簿価が原因で不動産を売れなかった
会社。その背景が、この著者の第一のエピソードとして
ワケが掲載されています。こちらの場合の簿価は、実際の
価格よりも低い逆のパターンではありますが。

 そうです、あの「阪神・阪急統合の舞台裏」として
甲子園球場の土地は、時価155億円なのに、
決算書には800万円になっている ということ
なのです。

 しっかりと、法改正も紐解きながら、わかりやすい
言葉で伝えてくれます。

 私は、エピソードの2、3、5の話が強烈でした。

エピソード2 V次回復の謎を解く
 ~日産のリバイバルプランでは売上が1,100億円しか
 増えていないのになぜ利益が1兆円も増えたのか

エピソード3 楽天はなぜ赤字なのに株価が高いのか

エピソード5 ライブドア事件~会計ルールの抜け道を
 つくことは粉飾か


 著者の本を読むと、貸借対照表、損益計算書、決算書
(連結財務諸表)の概略がわかります。そして、その
現れた数字から、企業を読み解くのだそうです。

 前作よりも、よりビジネスの現実(もっとも実例を
もとにしていますから)と、会計処理と問題点、
そして2009年問題(国際会計基準への統合)、
企業の財務諸表と、3つが巧みに織りなす知の連鎖を
わかりやすく説明してくれています。

 そして国際会計基準。日本独特の「のれん」。
そしてアメリカ。ヨーロッパも。それぞれ独自の会計
基準があるりますが、これが世界統一という形で
目標にしている年が、2009年だそうです。

 これにより、日本の会計処理も、またかわって
いく可能性があるということですので、どんな動き
になるのか、興味も沸いてきます。

(3月26日)


望月 実
会計を使って経済ニュースの謎を解く~決算書の読み方が変わる7つのエピソード






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最終更新日  2007年03月26日 09時46分43秒
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