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2007年10月09日
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■気になる本  - エントロピーの法則 - 



 参議院 代表質問(10月5日)において、社会民主党の
党首 福島みずほさんは、「ミャンマー」の問題(軍部が
武器を使用して民間のデモを鎮圧)について、質問をして
おりました。

 そのとき、使用した国名は「ミャンマー」ではなく、
「ビルマ」という元の国名を使っておりました。最初は、
間違えたんではないかな と思っていたのですが、それを
何回となく、繰り返しておりますので、何か訳があるんだ
という認識になり、モヤモヤが残っていました。

 ネットで調べればすぐわかるのに、と思うでしょうが、
このモヤモヤ感がたまにはいいものです。

 翌10月6日(土曜日)午前5時30分くらいからの
NHKラジオからニュースの解説が流れてきて、
「ミャンマー」というのは、軍部が政権をとってから
占領支配されていた「ビルマ」という国名を避け、
勝手に「ミャンマー」として命名したという解説でした。
しかも、国際連合もそれを認めているということです。

 なるほど、そういうことだったのか。
ところで、社会民主党の党首 福島みずほさんの
ブログは、こちらです。
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-349.html


 戦争や紛争ほど、真理である「ある法則」によると、
最も増大する行為であると著者はいいます。


 さて、≪学研パーソナル現代国語辞典≫によりますと
【真理】とは、「だれもが正しいとみとめる事実や法則。」と
あります。

 著者は、アインシュタインの相対性理論にしても、
あくまで仮説であり、将来、この理論を包括する
原理が発見されることが、既に予告されている と
1982年当時述べています。

 石油危機があった後です。

 1970年代に原油価格の急激な高騰が起こりました。
石油ショック(Oil Shock)ともいわれ、日本でも経済に
大きな打撃を受け、世界は『狂乱物価』と『マイナス成長』
を経験しています。
 日本ではトイレットペーパーの買占め騒動、
ガソリンスタンドの休日休業やネオンサインの
夜間23時までの制限まで起こりました。
 石油危機を契機に世界的なエネルギー節減運動が
起こりました。

(この原因は、第四次中東戦争です。
 1973年サウジアラビアはイスラエルを軍事支援する
アメリカを激しく非難しました。これは、アメリカが中東の
抱える諸問題を解決しようとしないからでした。
10月6日にエジプト軍がスエズ運河東岸、
シリア軍がゴラン高原に進撃して、
アラブ諸国対イスラエルの第四次中東戦争が勃発しました。)

 このようなエネルギー問題を意識してかどうかは
わかりませんが、アルビン・トフラーの「第三の波」
(1980年)では
第一の波は農業革命
第二の波は産業革命
第三の波は脱産業社会だといっています。

 また、ダニエル・ベルは、
「脱工業社会の到来――社会予測の一つの試み(上・下)」
(1975年)で、社会の未来図を明らかにしましたし、

 ハーマン・カーンは、「超大国日本の挑戦」(1970年)で
日本の国民一人当りの所得が2000年にはアメリカと並んで
世界一のレベルに達すると述べています。

 ただ、訳者はエネルギー問題という人類の最大の難問に
いずれの方も深い洞察がみられないといいます。


 いま、「エントロピーの法則 21世紀文明観の基礎」
(著者 ジェレミー・リフキン 著、竹内均 訳、
出版社 祥伝社、発行年月 1982年11月)を
再読しました。

 著者は、カバーの著者紹介からの紹介文をみてみますと、
 現代アメリカを代表する文明批評家の一人。
カーター大統領時代にはブレーンとして直接、政府の
経済政策にも参画する。現代社会を総合的に分析、
批評する視野の広さとデーターの緻密さは他に顆を見ない。
代表作に試験管ベーピーを扱った「神様は誰か?」、
金融問題の本質を抉る「北の復興」など。

 同じく訳者について、カバーの紹介は、次の通りです。
 1921年福井県生まれ。東大名誉教授。
東大地球物理学科卒後、ケンブリッジ大留学。
1964年、ベルギー科学アカデミーから
「ラグランジュ賞」受賞。その後、地球物理学の第一人
者として、幅広く活躍。また、科学の啓蒙にも情熱を注ぎ、
現在、科学誌「ニュートン」の編集長も務める。著書多数。


 さて、著者のいう【真理】の熱力学法則は次のものです。

第一の法則 ・・・宇宙における物質とエネルギーの総和は
 一定で、けっして創成したり、消滅するようなことはない。
 また、物質が変化するのは、その形態だけで、本質が
 変わることはない。(エネルギー保存の法則)

第二の法則 ・・・物質とエネルギーは一つの方向のみに、
 すなわち使用可能なものから使用不可能なものへ、
 あるいは利用可能なものから利用不可能なものへ、
 あるいはまた、秩序化されたものから、無秩序化された
 ものへと変化する。(エントロピーの法則)


 著者は、この二つの法則を、数式等を一切利用しないで、
中学校のレベルの方にもわかる説明を具体的にして
くれています。

 そして、新しい世界観について述べています。
そうです、そこまで根底から考え直さないといけない
時代が21世紀なのです。たんなる「掛け声」、
「利益優先」、「自分勝手」な社会ではいけいのかも
しれません。そういう未来(といっても書かれたのは
25年も前なので、一部は現実の世界を指しています。)
を俯瞰しているものです。

 この物理学の法則は、人類は自然と覚えてきたと
いいます。特に東洋では、その思想の中に見いだす
ことができる というのです。

 例えば、「無から有は生じない」とか、
「覆水盆に返らず」とか、「長い物には巻かれよ」です。

 人間にできることは、エネルギーをある状態から
別の状態に変えることぐらいしかできない と断言して
います。

 著者は、よくでてくる単語「エントロピー」について、
こんな解説をしています。

 「エントロピー」とは、一種の測定法で、それに
よって利用可能なエネルギーが利用不可能な形態に
変換する度合いを測るものである。
といいます。

 エントロピーが増大していくというのは、利用できない
ものが増大するということなのです。

 リサイクルについても言及しています。
「われわれは、自分たちが使っているほとんどすべての
物が、適切な技術を開発しさえすれば、まず完全に
再生し、利用できるものと思い込んでいる。だが、
これは間違いだ。」
として、100%の再利用は不可能だ といって
いるのです。中には有益な再利用も当然あるだろうが
ということです。

 この理由は簡単です。何かを再生しようとすると
(著者の本の例では空き缶)、使用された素材の回収、
運搬、処理というように別のエネルギーが必要と
なって、環境の全エントロピーが増える結果になり、
よって、何かを再利用するには、新たに使用可能な
エネルギーの出費と環境のエントロピーが増大という
犠牲が行われるということです。


 そして著者が強調しているのは、この地球上(閉ざ
された系)では、たえず物質的エントロピーは増大し、
最後には極大に達する ということです。

 地球の誕生から、ヒートデス(エネルギーが使用
できない状態)に向かって現在も進行形であると
いうことを認識することが大事なようです。

(10月9日)


省エネルギーシステム概論 21世紀日本のエネルギーシステムの選択
著者:田中俊六
出版社:オーム社





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最終更新日  2007年10月09日 10時19分44秒
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