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何となくいつもより得をしたなぁ~と思うとき。早めに行った銭湯で、客が自分一人であったとき。誰にも遠慮することなく湯舟に浸かり、手足を伸ばして、壁に描かれた富士山を眺めるときの気分は、何ものにも代えがたいと思いませんか?さて、その銭湯の壁絵といえば富士山が定番ですよね。この銭湯の壁絵に着目したとある地方自治体の試み。なかなか鋭い着眼点だと思いました。本日の日経31面、こちらは地方版に割かれています。当地では「北陸経済」欄として、富山・石川・福井のニュースが取り上げられています。「銭湯に立山連峰描く」という、富山市のPRの試みが紹介されていました。2014年度末の北陸新幹線開業を一足早くPRしようと、東京都内の銭湯の壁絵に富山側から見た立山連峰を描こうという作戦。すでに吉野湯(江戸川区)と大黒湯(杉並区)では、完成しているとのこと。8月初めまでには、八幡湯(渋谷区)、仙石湯(荒川区)、第一香藤湯(墨田区)のお風呂屋さんにも立山連峰が描かれるということです。ちなみにこの5軒の銭湯、男湯・女湯あわせて10箇所で、絵はそれぞれ異なるということです。今度東京へ行ったおりには、何れかの銭湯を訪れ、ぜひ湯に浸かって立山連峰を仰いでみようと思っています。越中でぇ~、たぁ~てぇやま~、加賀でぇ~は、はくさ~ん♪駿河のふじ~ぃさ~ん、さぁ~んご~くいちだ~よ♪風の盆で有名な越中おわら節の中の唄い文句ですが、「越中で立山、加賀では白山、駿河の富士山三国一だよ」、富山県人の間では、立山は信仰に近いと言っていいほどに強い誇りを抱く山です。(・・・でも、立山を自慢しながらも富士山を三国一だと持ち上げる富山の県民性、スゴイでしょ。。。笑!)ちなみに富山県側から見た立山連峰とは、こんなです。お堅いありきたりの予算消化事業ばかりの行政には、苦言ばかり呈する私でありますが、この富山市のPR事業には、拍手喝采!座布団10枚進呈しましょう!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年07月10日
一・十・百・千・万・億・兆・京・垓・・と数を読みますね。文字通り現金な話で恐縮ですが、普通の生活を送る者なら、せいぜい万の位までで済むのじゃないかな?100万、200万までならば、比較的涼しい顔をしておれますが、数千万となると思わず息をのんで身構えてしまうのが普通の人というもの。これが1億、2億ともなると身構えたりしませんね。宝くじなどめった当たるもんじゃないこと誰だって分かってて買っているんですから。もしや、ひょっとしての世界ですから、身構える必要もないというわけです。そして兆の桁になると、これはもう国家予算レベル。むなしく数字だけが、何十チョー(兆)と耳を通り過ぎるだけです。本日の日経34面社会欄次世代スパコンの愛称が「京(けい)」に決まったという記事。理化学研究所が、2013年に稼動予定の次世代スーパーコンピューターの愛称を募集し、応募された1927件のなかから見事えらばれたのが、この名前「京」。1秒間に1京回の演算が可能な世界最速コンピューターを目指していることにちなんだと。・・・う~む、なかなかのセンスですな。。。座布団1枚!といきたいところですが、しかし、英語表記は外国人でも発音しやすいように、「K computer」とするということだそうですが、これはいただけませんな。「京」と「K」じゃ、発音は似ていても意味がまったく伝わらない。それなら、最終選考まで争そったという「雷神」の方がまだしもよかった。「RAIJIN computer」って、チョー(兆・・・笑!)かっこいいと思いません?きっと青い目の外国人研究者も、その優れた演算能力もさることながら、名前に秘められている神秘的な魅力に目をシロクロさせること間違いなかったでしょうに。。。このスーパーコンピューターといえば、思い出されますね。「どうして一番じゃなければ、ならないんですか?2番じゃいけないんでしょうか?」今の蓮舫行政刷新担当大臣を一躍有名にしたのが、このスパコンだったわけです。事業仕分けで開発が危ぶまれたいわくつきのこのスパコン、結局ノーベル賞受賞者を含めた科学者たちの猛反発を受けて、予算が確保されたようですね。「K computer」とするくらいなら、いっそのこと、「RENHO'S B computer」にしてもいいんじゃないか?でも日本語で書いたら、「蓮舫さんのB級コンピューター」って、さすがにへんですか?(爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年07月06日
かって小泉内閣の目玉閣僚とし外務大臣に就任された田中真紀子さん。彼女をして「伏魔殿」と言わしめた外務省の改革や人事の案件でことごとく官僚と対立し、あげくの果てには小泉さんにスカートの裾を踏まれちゃった。大臣更迭の憂き目にあったとき、「一生懸命やってきたつもりだったんですが」とカメラの前で悔し涙を流されたことがありましたね。圧倒的人気を誇る小泉内閣の支持率も、さすがにこの直後には、30%程度急落したはず。「女の涙は武器」という言葉が、国会の予算委員会でも取りざたされたことご記憶でしょう。本日の日経42面社会欄、こんな見出しに目を見張りました。「オスの涙は武器」!?東京大学の東原和成教授らの研究で明らかになった。オスのマウスの涙には、メスをその気にさせる性フェロモンとして働くたんぱく質があるという発見。「このたんぱく質をメスが鼻に吸い込むと、生殖行動をつかさどる脳の一部が活性化し、交尾を受け入れる気分になる。涙がもとで実際に交尾行動を起こすことを確認した」と報じられています。「ちなみに、ヒトには同種のたんぱく質はない」とも書かれていますから、ご安心ください・・・と言うべきか、至極残念であると言うべきか。私なんぞは、早速目薬を多めに点してみたりしたんですがね・・・。(爆笑!W杯サッカー決勝リーグ、PK戦にまでもつれ込んだ対パラグアイ戦。PKを外してしまった駒野。泣き崩れる駒野を抱きかかえるようにしてかばう同胞の目も真っ赤。この男たちの涙は、いったい何?・・・武器か?フェロモンか?違うだろう、男の涙は男の涙なんだ!私も目薬など点さないで、流すのならこういう涙を流したいものだと思ったことでした。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年07月01日
少々古い話で恐縮ですが、「小指の思い出」という歌をご存知でしょうか?伊東ゆかりが、「あなたが噛んだ 小指が痛い・・・♪」と、切ない女心を甘く囁くように歌い大ヒットした歌謡曲。調べてみると実に43年前のことになります。さすがに当時は私も幼くて、女の小指を噛むなんて、もの好きな男もいるものだと不思議に思ったものでした。(笑!さて、時は流れ40年が経って、親指を立てながら辞任に追い込まれた首相がいた。ウエブトピックスより「あの親指は何だ」思いも寄らぬ波紋…そもそも日本には、親指を立てるという風習はなかったでしょう。(小指なら噛まれることはあったのだろうか?・・・笑!)アメリカ人が、親指を立ててウインクして見せれば、それは自信の表れ。物事が順調に推移していることを表していますよね。鳩山首相は、これを真似たのか?「続投ですか?」と聞かれ、親指を立てれば、続投で乗り切ったということになるだろうと記者が受け止めたのも仕方がありません。ところがその親指を立てた仕草が、逆に民主党の中からも反発を増長させることになり、一気に退陣に追い込まれたというのですから、政治の世界は恐ろしいですね。一方引導を渡す役目を担った幹事長は、首相の最後の開き直りに遭い、辞任にいたったという見方がもっぱらです。両院議員総会の首相の発言によれば、幹事長は「クリーンな党再生のため」という首相の言葉に、「分かった」と了承したそうですね。それが事実とすれば、幹事長は自らダーティーだということを認識しておられたということなのでしょう。ここまで思いをめぐらしてきて、思い当たることがあります。日本では、昔から親指は、文字通り"親分"の意味に用いられることがありますよね。・・・ひょっとして、首相は、"親分"も道連れにしたぞと親指を立てたのじゃなかったのか?かって、小指のことで指を2本だとか3本だとか出して、わずか60日あまりで辞任に追い込まれた首相もいましたが、鳩山首相も親指を立てて辞任をした首相として、憲政史上に名を留めるに違いありません。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年06月03日
「白河の 清きに 魚の住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき」松平定信が断行した寛政の改革を揶揄した狂歌にも歌われたごとく、「水清ければ魚住まず」は、ある意味真理を言い当てています。今日は、「あまりにも清廉潔白を求めるのも考えものだ」という中国の故事について言及するつもりではありません。文字通り「あまりに清らかな水の中には魚はすまない」ということを追ってみたいと思うのです。本日の日経社会欄38面より「全国水生生物調査」の結果、2009年度は「きれいな水」の河川は、僅かながらに減少したとあります。きれいな水と判定されたのは、前年度比2ポイント低下の56%であったと。おもしろいと思ったのは、この水質調査、川にすむ生き物の種類を指標に、1「きれいな水」、2「少しきたない水」、3「きたない水」、4「大変きたない水」と4段階で判定している点。突然ですが、ここで問題です。上に上げた1~4までの各水域にすむ水生生物を、次の中から選びなさい。ゲンジボタル、タニシ、ヒル、サワガニ、アメリカザリガニ正解は、1 サワガニ 2 ゲンジボタル 3 タニシ、ヒル 4 アメリカザリガニ松平定信がサワガニで、田沼意次がアメリカザリガニという結果になっております。(笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年06月01日
本日の新聞各紙の一面は、言わずと知れた「辺野古」問題。社民党の福島党首が閣内決定に署名するかしないか、連立残留か離脱かとたいそう賑やかなことです。つい数日前までは、米軍普天間基地移設問題に鳩山首相が5月末まで結論を出すか出さないかで騒いでいたのに、それが迷走のうえに「辺野古」に移設というほぼ現行案に近いものに決着というようなことになると、時の人は鳩山から福島になってしまった。その福島党首ひきいる社民党、いろいろ複雑な党内事情があるようです。「罷免するぞ」、福島氏に又市氏ら決着迫るYOMIURI ONLINE のこの見出しを目にしたとき、このまま県外移設にこだわると、鳩山首相に消費者担当大臣を罷免されてしまうぞと、又市副党首が福島党首に忠告したのかと思いました。ところがさにあらず、社民党の党首をクビにしちゃうぞと言ったというのですから驚きです。すわ社民党分裂か!?と政治記者が走ったそうですが、これ以上細かくどう分けるというのだろう?社民党は、「すでに常任幹事会で、日米共同文書に移設先として沖縄県名護市「辺野古」と明記された場合、福島氏が閣議で対処方針への署名を拒否する方針を決めた」というのだから、サインしないという福島党首のほうが筋が通っているように見受けられますが、民主党との選挙協力で候補を立てている選挙区のことを心配する又市副党首の言い分も、現実を直視したものだけに、否定しきれないものがありそうです。結局、沖縄県民のことや国の安全保障のことよりも、自分の党勢や自分自身の選挙のことが第一なのかと失望することになってしまいそうです。社民も、民主も違いは右から読むか左から読むかの違いか、今になって思えば紛らわしい党名だ・・・。この国の政党は、この国をいったいどうするというのだろうか・・・?◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年05月28日
本日の日経社会面より「コシヒカリのゲノム解読」という見出しが目にとまりました。品種改良の効率化や品種識別の精度向上、そしてコシヒカリのおいしさを決める遺伝子解明にも役だつという研究成果だということです。そのゲノム解読の記事の右横には「4割収穫増やすイネ遺伝子特定」という記事も掲載されております。ウエブトピックスでも <稲穂>枝増やす遺伝子を名大チームが発見 最大52%増もという見出しで配信されていますね。まるで今日はお米の日じゃないのかと勘違いしてしまいそうなほどです。食い意地のはった素人(私のことです)が短絡的に考えたことは、この二つの研究成果を融合すれば、おいしいご飯が腹いっぱい食べれるぞ・・・ということ。(笑!特に後者の研究は、同じイネ科の穀類でゲノム構造がイネと似たトウモロコシやムギにも応用できるということですから、近い将来に懸念されている食料不足の問題にも明るい展望が開けるのじゃないかと思えてきます。また、同じ紙面の直ぐ上には、「腱を作る遺伝子」をマウスで発見したという記事も載っております。こうなると、いったい己が己であるのは、いかなる遺伝子によるものなのかと思えてきます。ともすれば日々怠惰に流れ、日長頬杖を突いて物思いにふけることを強いるのは、この肉体の中にあるいかなる遺伝子の仕業かと・・・。そんな遺伝子があると言うのなら、ぜひ解明してもらいたくもあり、そんな野暮なことはやめてもらいものだとも思う複雑な心境です。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年05月25日
本日の日経よりにわかには信じられないニュースです。「議会演説丸写し 石垣市長が謝罪」朝日のウエブニュースでも配信されています。「沖縄県石垣市の中山義隆市長(42)が4月の市議会で行った施政方針演説のかなりの部分が、神奈川県小田原市の加藤憲一市長の2008年の所信表明を写したものだったことがわかった。」違うところは、「小田原」が「石垣」に変わっているところだけ、しかも中山市長は市議会では「自分で全文を書き上げた」「中山カラー100%」などと説明していたというのですから、あんぐりとあいた口が閉まりません。中山市長は22日会見して、事実関係を認め謝罪、小田原市長にも電話で事情を説明し陳謝したということですが、謝罪で済むものではないでしょう。政治家の資質を問われる前に人間としての良識を問われる問題ですから、辞任に値します。一方の小田原市の加藤市長は24日、「この件については21日に中山市長から直接お話があり、了解している。まちづくりについての考え方を同じくしているということで参考にされたものと理解している」と、波風を立てたくない様子。しかし参考とは、何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例・資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がかりにすることですから、丸写しでははじめから自分の考えなど持ち合わせてはいなかったいうことにほかなりません。就任初めての議会で、2年前の他府県の市長の初心表明をそのまま"表明"するとは、石垣市民も舐められたものです。市長が謝罪会見でお茶を濁しただけで、辞任しないというのであれば、リコールに訴えてまでも市民の心意気を示すべきではないでしょうか。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年05月24日
暇にまかせて"新s(あらたにす)"を読み比べしていて「おすすめ企画」のコーナーで朝日新聞が興味ある企画を連載することを知りました。何を調べている?/反捕鯨派の妨害活動受けた調査捕鯨調査捕鯨にかかる費用は、年間50~60億ということをはじめて知りました。皆さんは、これを高いとみますか?それとも安い?実は高かろうが安かろうが、金の心配はいらなかった。「副産物としての鯨肉」を販売することにより、自前で費用をまかなって来たというのですから、ちょっと驚きです。鯨1頭の体重は、調査捕鯨対象のミンククジラで10トンくらいか?鯨肉は部位によっても違うだろうけれど、キロ5000円とすれば、ミンククジラ1頭が5000万。年間100頭の捕獲で50億という計算になりますね。年間100頭の捕獲は、南氷洋に10万頭ミンククジラが生息していると仮定すれば、0.1%。もし100万頭なら、0.01%になりますが・・・。この100頭という数字は大きいのか、小さいのか?はたしてミンククジラは、南氷洋に何頭生息しているのか?科学調査の中身は?具体的にどのような方法でどんな調査をしているか?今までの調査でどんなことが分ったのか?鯨は増えているのか?減っているのか?過激な環境保護団体の妨害活動などについては、詳しく報道されていますが、調査捕鯨本来の目的である科学的調査結果については、私たちにはあまり知らされていません。・・・なかなか興味引かれる朝日の企画です。4月13日の朝日新聞は、ぜひ読んでみたいと思います。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年04月10日
時の宰相がもはや戦後ではないと言った昭和30年代、この国の経済成長が急速に加速し始めたころに学校にあがった者にとって忘れようにも忘れられない物、学校給食のパサパサのコッペパンと脱脂粉乳、そして鯨肉の竜田揚げ。ボクらはそれを食べて大きくなれた・・・。かって石油が発見されるまでは、油を採取するためだけのために散々鯨を殺すだけ殺していた国々から、調査捕鯨に名を借りて高い知能のある大型哺乳動物を食用として乱獲し続けている野蛮な国として、槍玉にあげられている日本。そして今度は、魚類としては大型かも知れないけれど、哺乳動物でもなく、それほど高い知能を持つとも思えぬ魚を、感情だけが先行する科学的根拠のない手前勝手な議論の場に採り上げて、またしても日本から貴重な蛋白源を取り上げようとした国々の目論みは、幸いにもアフリカを中心とする発展途上にある漁業国の反対を得て、なんとか退けることができました。・・・鯨はダメでもマグロはまだしばらく食べれそうだ。牛や羊は大型哺乳動物じゃないのか?知能はマグロより高いだろう!・・・と言ってしまえば、売り言葉に買い言葉。ここはついつい感情的になるのをぐっとこらえて、彼らの理屈に耳を傾ければ、人によりその種の保存が保てる手立てが講じられていればよしというのが、最大の主張だろう。鯨以来の我らの心の奥底に溜まったうっ憤を晴らしてくれるニュースが、本日の日経に載っていました。13面科学欄より、「クロマグロの精子 サバ体内で生産」クロマグロの精原細胞を、ふ化して5日目のサバの腹に注射すると、そのサバが成熟するとサバの精子に混じってクロマグロの精子もできるという研究報告が東京海洋大学の吉崎悟朗准教授らの研究チームによりなされたという記事。クロマグロの完全養殖技術が確立されたとはいうものの、親マグロから卵と精子を取り出せるまでになるには4~5年も要するため、手間とコストがかかるという最大の難点を克服可能にする技術として期待されている。サバならば水槽で飼育でき、1~2年で成魚になるので、サバにクロマグロの精子と卵子を作らせ人工授精すれば、比較的簡単に大量のクロマグロの幼魚を得ることができると注目されているという内容。どうだ!これなら文句ないだろう!溜飲の下がる思いです。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年03月22日
3月桃の節句を祝い、6日の啓蟄も過ぎたというのに、日本列島は真冬に逆戻り。当地では昨日お昼前から雪が散らつき、今朝はうっすら積雪をみました。春到来とやおら地中の穴蔵から這い出してきた虫ならずとも、この戻り寒波には閉口します。本日の日経42面社会欄より『「タデ食う虫」日本から輸入』という見出しが目にとまりました。19世紀に日本から観賞用として持ち込まれ、今やイギリス全土に広がって在来植物を駆逐しているタデ科の植物イタドリア、アジア原産の多年草でアスファルトも突き破って成長するため、イギリス全体で駆除や道路補修などに日本円にして年間200億もかかっているのだとか。この食物の駆除のために、白羽の矢が立ったのが日本にいてイギリスには生息していない「タデ食う虫」。日本ではこの「タデ食う虫」がイタドリアの汁を吸って枯らすために、被害が少ないのだそうです。正式な名前は、カメムシ目キジラミ科イタドリアマダラキジラミ。なんともはや虫酸が走る名前ではあります。「タデ食う虫」くんには、大いに活躍していただき、日英の友好と親善のために一役かっていただきたいと思うのですが、外来種生物がその国の生態系を狂わし、思わぬ弊害をもたらす事例が各国で多く報告されていますよね。イギリス政府は調査の結果問題なしと判断を下したそうですが、今度はこの「タデ食う虫」が大繁殖して、悪さをして困ったと言われても日本にとっては迷惑な話ですから、ここは虫といっしょに「タデ食う虫も好き好き」という諺も送っておくに越したことはないと思うのです。先週当地の川魚料理専門店が、早々鮎の塩焼きを開始したと案内してきました。鮎の塩焼きに欠かせないのがタデ酢。タデ酢独特の苦味・辛味といっしょに頬張る若鮎の塩焼き、何とも言えずおいしいものですなぁ~。遠い春の足音に耳を澄ますどころか、初夏の清流の川音を聞こうとしている食いしん坊であります。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年03月10日
本日の日経よりバイオ燃料の話題が、1面と3面に取り上げてありました。3面の「きょうのことば」では、バイオ燃料の需要見通しが、2005年に0.2億トンだったものが、2015年には0.8億トン、2030年には1.2億トンとの予測が図表で示されています。大気中の二酸化炭素を吸収した植物を原料にするため、燃やしても大気中の二酸化炭素の総量は増えないとされるため、一躍注目されることになったのがこのバイオ燃料。バイオ燃料といえば、植物のでん粉質やセルロースなどを発酵させて得られるアルコールを燃料に混合して使用するものとばかり思っていたのですが、1面の記事によれば、「ミドリムシを大量に培養し、そのミドリムシに含まれる油分を抽出して燃料に精製する技術が開発されたそうで、5年以内に量産技術を確立し、航空機の燃料として供給する」とのこと。「農地がなくても原料を効率的に生産でき、土地の広さに制約がある日本で、原料からの一貫生産が可能なこの手法は、単位面積あたりの生産量でも、サトウキビなどの従来型の原料を大幅に上回る」とありました。高校の生物の時間に習った記憶を思い出せば、確かミドリムシは体内に葉緑素を持ち光合成をすることから植物のようでありながらも、鞭毛を使って動き回って捕食することから動物性プランクトンに分類されていたハズ。単細胞ながら我々と同じ動く生き物(動物)。人間社会では、上司からこっぴどく叱責されたときなど「散々油を絞られた」などとぼやいたりすることがよくありますが、文字通り油を絞られることになるミドリムシは、ぼやくことすらできないハメに陥るのですから、今日の日経を読んだとすれば、自分の体の色以上に真っ青になること間違いありません。 わが国に最適と思われるこの新技術、近い将来限られた資源である化石燃料が高騰して、世界経済が混乱するような局面が予想されるだけに、ミドリムシには気の毒ではありますが、大いに期待したいものだと思います。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年03月08日
突然ですが、皆さん、ぜんざいはお好きですか?甘党の方なら、ぜんざいと聞いただけで気もそぞろ、そわそわと落ち着かなくなるんじゃありませんか?一方辛党の方ならば、遠慮しますと一目散に退散ということになりそうですね。甘党の方、辛党の方、そして両党遣いの方も、この国に「日本ぜんざい学会」なる学会があることをご存知か?本日の日経34面社会欄に書かれていたコラム「街かど人物館」に、「日本ぜんざい学会」の会長田辺達也さんが紹介されておりました。「日本ぜんざい学会」「出雲が発祥 おいしさ研究」という見出しに、思わず目が釘付けとなった次第。私は出雲といえば「出雲そば」なら、商売柄よく承知しておりますが、よもやぜんざい発祥の地でもあったとは知りませんでした。新聞記事によれば、人口減などで寂れた島根県出雲地方を元気にしようと、2007年に旗揚げされたそうです。2年余りの活動で地元の神門通りには、10店以上のぜんざいのお店が開業し、地域の活性化に弾みがついているということです。田辺さんは、これからは後回しになっている学術的研究も進めたいと語っておられるとか。ほぉ~、ぜんざいの学術的研究とな!俄然興味が湧いて来たので、「日本ぜんざい学会」のホームページを覗いてみました。旧暦の10月に、出雲大社に全国から神々がお集まりになるのは、皆さんよくご存知でしょう。だから10月は、神無月といいますよね。ところが当の出雲では、お集まりになられた神さまで溢れかえっているから、「神在祭(かみありさい)」が執り行われる。そのお祭りの折に振る舞われた「神在(じんざい)餅」が、出雲弁で訛って「ずんざい」、「ぜんざい」となったのが、ぜんざいのの起源だといわれれば、なるほどこれは説得力がありますね。「日本ぜんざい学会」が、ぜんざいの学術的研究をよりいっそう深められて、出雲地方が神様ばかりでなく、人間も溢れる町になりますように・・・。今宵はぜんざいを食べながら祈りたいと思います。辛党の方、ごめんなさい。私の祈りをぜんざいだけに「甘い!」などとおっしゃらないように願いますね。。。(笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年02月15日
本日の日経31面社会欄に感動の記事が載っておりました。先ずその前に皆さんは、能登半島の先端、石川県輪島市に日本航空石川高校という学校があることをご存知だろうか?実を言えば、その能登半島の付け根に位置する富山県高岡市に住んでいながら、私も今日の新聞記事で初めてその高校があることをを知ったのですが・・・。まてよ、昨年の夏の甲子園の石川県の代表校が、この日本航空石川高校だったかもしれませんね。(間違っていたらごめんなさい)パイロットを目指してこの学校を志望した埼玉県の15歳の少女、推薦入試の試験を受けるために輪島市に向った1月16日の夜、折からの大雪でJR長岡駅で乗り換える予定の夜行列車が運休というアクシデントに見舞われてしまった。母親が長岡市内で京都へ向かうトラック運転手に事情を話し、トラックに同乗させてもらって、ぎりぎり翌17日の午前試験開始10分前に試験会場に滑り込んだのだとか。しかも、最初道中の金沢までならということで乗せたトラック運転手が、金沢で降ろしたのでは試験時間までに間に合わないからと、輪島まで親子を乗せて走ったという圧巻つき。試験の作文の課題が、偶然にも「私が感動したこと」であったそうで、彼女はトラック運転手や母親への感謝の気持ちを綴ったのはいうまでもないこと。見事合格という記事でした。金沢から輪島まで悪天候の中3時間、往復半日あまりの寄り道もいとわずに親子を運んだトラック運転手と、最後まで諦めずに深夜の長岡市内の国道で、道行く車を片っ端から停めて同乗を頼んだ少女のお母さんに拍手喝采を贈りたいと思います。少女の夢がかなって、どうか立派なパイロットが一人誕生しますように・・・。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年02月11日
皆さんは「人体通信」ってご存知でしたか?本日の日経科学欄「人体通信 低価格で 東大が新技術」という記事を読んで、初めて「人体通信」なる言葉を知りました。何でも「準静電界」という人体や動物の周囲を包むように存在する弱い電界を利用する新技術なのだそうです。一言で言えば、人間の体を電気信号の伝送媒体として利用する通信方式のことだそうですが、なんだかよく分かりませんね。新聞記事では、きれいなお嬢さんがヘッドホンをして、携帯電話くらいの大きさのボックスに手をかざしている写真が載っております。実はこのボックスは「準静電界」の発生した音楽プレーヤーで、手をかざすと体を通じてヘッドフォンから音楽が聞こえるという仕組みになっているというすぐれもの。東京大学生産技術研究所の滝口清昭准教授らが開発した人体通信の新しい技術で、音楽や映像の送受信機器や建物などの防犯システムにも応用が見込めるとありました。・・・う~む、そうすると近い将来我々の生活のあちこちで、やたら手をかざしている人を多く見かけることになるのだろうか?例えば、今映像が立体的に見える3D映画が人気を呼んでいますよね。映画館へ行ったら、目には特殊なメガネ、耳にはヘッドフォン、そしてみんなスクリーンに手をかざして映画を見ているなんて、ちょっと恐ろしくありませんか?だいたい彼女といっしょに映画を見に行って、おずおずと彼女の手を握ろうとしたら、「準静電界」がゆがめられて映像が見えなくなるなんってことにならないか?・・・(笑!滝口先生には、彼女の手を握っても通信障害とならぬ「人体通信」の技術をぜひ確立してもらいたいものだと純粋科学的、技術的(・・・分かりやすく言うと、スケベ)な要望をしておきたいと思うのであります。(爆笑!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年02月01日
今では各家庭の台所に必ず1台はあると言っても決して過言ではない調理器具、電子レンジ。これだけ普及したのは、便利な器具というばかりでなく、タイマーをセットして時間がきたら「チーン!」という音を出すようにしたことが大きな要因ではないかと思うのですが、いかが?それが証拠に、この国ではもはや「電子レンジで温めて来てよ」というよりも、「チンして来て」が一般的となってしまいましたでしょ。英語ではマイクロウエーブレンジと言うそうですから、電子レンジというより電磁波レンジと言った方が的を得ている言い方だと思いますが。。。本日の日経38面社会欄のこんな見出しが目に止まりました。「マイクロ波照射 ロケットを発射」「凹面鏡を利用しマイクロ波を一点に集めて照射すると、空気が瞬間的に約1万度までに加熱し、爆発的に膨張した空気がロケットを押し上げる仕組み」だそうです。ロケットは膨大な燃料を必要とし、燃料を必要とすればするほど重量が重くなり、その分また燃料が必要になるという根本的に解決することのできない厄介な問題を背負った乗り物。それが燃料の代わりに高出力の電子レンジを積めば、燃料が大幅に節約され、その分軽くなるからより多くの物資を宇宙空間に運べるというすぐれた科学技術。「東京大学宇宙推進工学の小柴公也教授らのチームは、600キロワットのマイクロ波を照射して、126グラムのロケットを1.2メートルの高さまで跳ね上げさせることに成功した。今後20年以内に高度3万6000キロ静止軌道に約100キロの物を運べるまでに性能を高めたい」とあります。・・・う~む、さすがは東大の先生、電子レンジでモノが温まるのだから、空気だって温めることができるだろうとは、宇宙推進工学を研究なさるだけあって目のつけどころが違いますな。私なんぞは、もっぱら冷や飯食い専門ですから、飯と汁を(・・・・正直に告白します。それとたまに酒も・・・笑!)温めることしか思い浮かびません。。。(涙!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年01月16日
「猪突猛進」といえば、向こう見ずに猛烈な勢いでつき進むこと。無分別な様をいう言葉であまり良い意味合いでは使われません。一昨日地元の地方紙ならではのニュースが、一面トップに大きなカラー写真入で載りました。イノシシが軽四にひかれ、前輪に後ろ足が挟まれたままの状態で猛り狂るい、血まみれの顔で周囲の人間を威嚇している生々しい写真でした。警官がイノシシ射殺=車にひかれ逃走、2人軽傷-金沢お隣石川県金沢市の市街地でのこと、そんな街中にどうしてイノシシが迷い込んだのか分かりませんが、体長約130センチ、体重約100キロもの雌だったそうす。これより先に隣接する地区で、子どもを数匹連れたイノシシの目撃情報があったということですから、その母親ではないかということでした。通報で駆けつけた猟友会の人が、ハンマーで頭を殴ったところ、逆に指先を噛みつかれてしまった。暴れた拍子に挟まっていた足が抜け、逃走したため警察官2人が拳銃を発砲したが、なかなか仕留めることができなかった。近くの民家の庭先に逃げ込んだところを6発目の銃弾をあびて遇えない最後となったとか。冬ごもりのために子どもに餌を取らせるために夢中になり、山と里を間違えたのか、子どもと行きはぐれて見境がつかなくなったからか、軽四とはいえ突進した相手が悪すぎましたね。文字どおりの悲しい「猪突猛進」でありました。麻酔針で眠らせ捕獲、怪我を治療して山に返すというのは、状況から判断して難しかったとしても、ハンマーは少し乱暴ではありませんか?・・・それにしても、イノシシといえば突進するものとばかり思っていましたが、猟友会の人の手や、通行人の足に噛み付いたというのですから、これは何も追い込まれた鼠だけに限った事ではないのだなと妙に感心したりするのは、災難にあったイノシシの母親とその子どもたちには申し訳ないような気もしないではありません。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年01月13日
昨日は民主党小沢幹事長と囲碁の終盤のダメ詰まりについて触れましたが、一手を争う終盤にあっても、見当違いの場所に石音も高らかに打ち下ろして、得意げに胸を反らしている目の粗いザルがいます。野党に転落した自民党は、18日召集の通常国会で、小沢氏が党首を務めた自由党が解散した際、政党交付金を国庫に返納しなかったことなどを追及すると意気込んでいるとか。しかし、自民党の読みに狂いはないのか?"シチョウあたり"で逃れている石を"アタリ"、"アタリ"と得意げに追う愚は、囲碁ではやってはならない基本中の基本。よもやザルのそしりを受けるようなことはないでしょうね。この政党助成金の解党時の取り扱いについて、本日の日経2面総合・政治欄に詳しく解説した記事が載っておりました。政党助成法33条では、解党時に「総務相は返還を命じることができる」と定められていますが、返還を命じられなければ返す義務はなく、罰則規定も設けられていないというのですから、これは私の囲碁の腕前以上に目の粗いザル。"打って返し"を食らった時よりも驚いてしまうではありませんか。まさに小さな石が大石を飲み込んだともいえる自由党と民主党の合流。それにともない自由党が解党したのは、7年前の2003年9月26日のこと。そんな前のことを今さら持ち出しても、小沢さんのことだ、それは読み筋とばかりに、「総務大臣から返還を命じられませんでしたので、政治活動に使用するために政治団体『改革国民会議』に全額寄付しました」これじゃぁ~、"タケフ"についだ石を"両ノゾキ"するようなものだ。自民党が無駄な2手を費やしている間に、小沢さんは強烈な"効かし"一発、反撃の筋を読んでいるに違いない。「その当時の内閣は、自民党の内閣だ。総理が小泉さん、総務大臣が麻生さんだったと記憶しています。返還を命じられていれば、直ちに国庫にお返ししておりましたものを・・・。」こんな強烈な"効かし"を効かされたんでは、たまらない。"ダメ"を詰めているのは自民党、追い込んだはずが、逆にそっくり取られる憂き目に会いかねません。あぁ~、だから囲碁というゲームは恐ろしい!◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年01月12日
昨年猛威を振るった新型インフルエンザ、新たな感染者数もどうやらピークを超え、収束に向かいつつあると聞きます。これは大方の人が感染することによって抗体を持ち、もはや感染が拡大するほどには、ウイルスの増殖ができなくなってしまったからということなのだろうか?ウィルスは他の生物の細胞に入り込み、その宿主の細胞のDNAを借りて自分の遺伝情報をコピーして増殖する厄介者だそうですが、何と400万年前のヒトに進化する前の人類の先祖がウイルスに感染したとみられる痕跡を、我々現代人が遺伝情報として持っているという記事が、本日の日経38面に載っていました。そんな昔からヒト(ヒトに進化する前の生物)は、ウイルスと付き合いがあったとは、思わずうなってしまいます。ウイルスの存在が確認されたのは、20世紀に入ってからのことですが、話が細胞の中のDNAだけに、400万年にも亘った長くて細い螺旋のようにねじれた間柄ということですか、ヒトとウイルスは。。。そして更に日経の同じ38面の左下に目を転じますと、これもDNAにまつわる話題。「ウナギのご先祖は、深海魚」という記事。ウナギやその仲間の遺伝子を比較分析して特定できたのだそうです。こちらは1億年ほど前の話になるそうで、「もともと祖先が外敵の少ない熱帯の深海を生息場所としていて、次第に餌の豊富な川や湖に進出するようになった」と考えられるそうです。う~ん、ウナギは・・・深海に潜んでいれば、今日のように人間様に捕まって蒲焼にされるようなこともなく、平穏に暮らせたものを、ウナギのご先祖様も罪な事を遺伝子に刻んだことだ。蒲焼といえば、我々が子どものころは、超高級料理で、一年に1回も口にできれば良い方で、大概ドジョウの蒲焼を食べさせられたものだ。それが今では、1年365日スーパーの店頭でこんがり焼きあがったウナギを目にしますよね。己の身がたれをつけて焼かれて680円とか780円に変わり果てるとは、ウナギのご先祖様は思いもよらなかったに違いない。これも飽くなき欲望に取り付かれたヒトの成せる業。留まることを知らぬ我々人類は、この先もやはり欲望の螺旋階段を登り続けるというのだろうか・・・?◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年01月07日
突然ですが、「ジェミノイド」ってご存知?なんじゃ、それ?と思われた方ほとんどだと思います。では、「サロゲート」はどう?こちらの方は、22日から全国公開されるハリウッド映画ですから、ご存知の方もいらっしゃるかと。人間が自分そっくりの分身ロボット(サロゲート)に、仕事や戦争などを代行してもらうという未来社会を描いたブルース・ウィルス主演の映画だそうです。私は、「ジェミノイド」も「サロゲート」も知りませんでした。本日の日経13面科学欄より「米映画"出演"の阪大教授 分身ロボット将来は普及」「ジェミノイド」とは、遠隔操作で本人そっくりに動くヒト型ロボットのこと。その研究開発をしているのが、大阪大学の石黒教授で、なんと教授が「『サロゲート』の描く社会に近いことが現実に起こると考えている」との理由で、「ジェミノイド」の研究風景の映像が映画に利用されるとのこと。すなわち石黒教授が映画に"出演"するということらしいのです。「今や携帯電話やインターネットのない社会が想像できないのと同じように、近い将来誰もが分身ロボットを持っている社会がやってくる」「分身ロボットの出現で自分の存在すら疑うような状況がきたら、誰でも『どっちが本物』と考える」「この考えることこそが『人間の唯一生きる道』」記事から石黒教授のことばを抜粋しましたが、いやはや最後はやはり、考えることが人間の唯一の道ですか。。。・・・どうも、しっくりしませんな。大体において、有史以来古今東西を問わず、いったい幾千人の思想家や哲学者がこの命題に沈思黙考したことか。そんな賢者の思考には、ロボットや携帯やインターネットがはたして必要であったろうか?私は、石黒教授の「ジェミノイド」の研究がいかなるものなのか、知りませんので・・・、確かにまったく知りませんが、「考えることが人間の道」というのは、大阪大学で学んだことはありませんが、別段分身ロボットなぞいなくても考えが及びます。ただ申し訳ないことに、深く考えるのが怖くて、浅く舐めるようにではありますが・・・。ブルース・ウィルスと石黒教授には、誠に残念ではありますが、私は「サロゲート」を観ることはないと思います。。。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年01月04日
「憎まれっ子世にはばかる」とは言い得て妙。威勢をふるうから憎まれるのか、まさか憎まれるから威勢をはるということはないでしょうけれど・・・・。「自宅で開いた新年会に、何と200人もの人が集まった」そうです。本日の日経2面総合・政治欄に載っていた記事です。どこぞの国の与党幹事長のお家の奥様は、さぞかし正月早々お忙しい思いをなさったことでしょう。一方同じ日経38面社会欄に目を転じますと、「酸性雨原因物質 黄砂が中和」という記事が載っています。黄砂の成分物質である炭酸カルシウムが酸性雨の成分である硫酸を吸収して、硫酸カルシウムになると言われれば、少し化学をかじった者であれば、なるほどとうなずける話。広島大学高橋嘉夫教授らの研究チームは、中国タクラマカン砂漠と、そこから東3500キロの青島、更に5300キロ東の茨城県つくば市上空の黄砂粒子の構造や成分を分析したところ、東へ行けば行くほど、黄砂中の炭酸カルシウム成分が減少し、逆に硫酸カルシウム成分が増加していることが判明したとのこと。黄砂といえば、ついこの間にも季節外れの黄砂が西日本で観測されましたね。当地北陸でも屋外に置いた車のフロントガラスが、薄黄色く汚れておりました。これが春先ともならば、西の空一面ぼぉーっと打ち煙ったようにかすみ、折からの花粉と相まって、鼻はむずむず、涙ぼろぼろ、くしゃみ連発となってしまう。誰に言わせても嫌われ者、憎まれっ子でしょう。しかし、森林や農植物の天敵酸性雨を中和していると聞けば、更に黄砂中の鉄分が東太平洋のプランクトンの栄養源になっている可能性があると知れば、黄砂は憎まれっ子どころか、陰で人知れず献身的な働きを演じていると言えるのではないでしょうか。「人から憎まれるような人間のほうが、かえって世間では威勢をふるうものだ」叶わぬことではありますが、一度小沢幹事長に伺ってみたいものです。小沢幹事長は、黄砂をどのようにお考えになりますかと。。。◆酒そば本舗トップページへ◆**貴方の共感できる生き方がきっとある**
2010年01月03日
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