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2003年11月19日
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なに『おねしょ』私は、妻の顔を見つめた。誰が??? 妻は、あなたがと言った。
私が意味を理解しかねていると、腕を取って促したのでしょうがなく付いていくとベットの敷布団の一部を指差した。そこは黄色ぽいしみが出来ていた。わたしが、どうしてこれがと言うと、まるで罪人を見るさげすんだまなざしで私を見つめた。私はようやく意味を飲み込めていたが、なぜそこに、そんなしみが付いたのかまったく見当も付かなかった。私ではない。小学校の低学年を最後におねしょの世界とは決別していたしまた変な趣味だってこの方ない。ということは、妻のいいがかりか、私の記憶違いか・・・・。しかし私は、ぼけてはいない。ますます記憶は明瞭、まず私自身そんなことは考えも及ばないとすれば犯人は、妻。妻が自分の行為を認識できないほど、とは考えにくい。が消去法で行くと、もちろん妻だって、私に疑いの目をむけるのは、当然なのだ。
疑惑の沈黙はふたりの間に大きな溝となって存在していた。たいしたことではないがいやな雰囲気が二人を包んでいた。もし私なら、パンツがぬれていたりとか自覚できるものがあるはずだ。
おねしょ事件は、解決をみぬまま日曜日は,暮れようとしていた。私がおねしょをしました。ごめんなさい。ちょっと酔っ払っていたものでといえばそれでこの事件は終結する。が私は、この冤罪に断固立ち向かわなければと思った。日本の男はおねしょをかくす。とロシアで言いふらされたらたまったものではない。必ずや事件は、解決してみせる。私は、眉間に、皺を寄せて名探偵を気取ってみたがこれといった推理を展開する資料も証拠も持ち合わせていない。私は、黄色いしみを苦々しくみつめ、匂いなどをくんくんとかいでみた。やはりおねしょの匂い。ジュースではない。その姿をみて妻は、おおげさに後ずさりしていた。
疑惑は大きくなった。かんべんしてよーーーとほほ。

夜ベットに入って二人は、言葉を発することもないまま背中を向け合っていた。こんなことできまずくなるなんて、ふたりは触れ合うこともなく眠りについていた。
事件は、思わぬ展開を翌朝見せていた。わたしが朝早く起き出して、パソコンに向かっていると、部屋の片隅からいびきが聞こえてきた。私がびっくりして振り向くと猫が、椅子の下で高いびき。私は、どこからその猫が部屋にはいったのかとおもった。すぐに猫を起こすと慌てたように逃げ出して、台所のキッチンの下の空間に隠れた。ピーンとひらめいた。おねしょの犯人いや犯猫は、こいつだ。
くやしいが無罪放免にしてやる。そう思って台所の窓を大きく開けた。猫は、逃げ出すだろう。
私は、階下の両親に、猫の話をすると、父は、おとといの夜、トイレの窓から侵入して、トイレで用を足している父のよこを通り過ぎて、運悪く開いていたトイレのドアーを忍者のごとくサァーッと通りすぎていったとのこと。その後、何処へ言ったか分からなかったのだと言った。
すべてが分かった。そういうことだったのだ。私は、事件の解決を妻に報告したかったが、今日は、仕事で、早く出なければならない。帰ってきたら話せばいい。それで疑いは、きれいさっぱり晴れるのだから。二階に上がると、猫の姿は、何処にも見当たらなかった。私は、開け放たれた窓をほっとしたように閉めていた。





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最終更新日  2003年11月19日 17時14分54秒
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