ということで、画像にもちょと映っておりますが、ボートを浮かべてきました。メッチャ気持ちよかったです。いつも歩いている磯場の10メートル沖を岸に平行に移動しながらキスの居場所を探っていくイメージ。当然ながら海水温はかなり低く、キスは低活性なのですが、そういうキスを一つ一つ剥がしながら釣り歩くのが、春ギスの醍醐味。それと、もうすぐしたら活性化するであろうエサ取りがほとんどいないので、アタリが来ればほぼ100パーセントキスだということも、気分がイラつかず精神衛生上も好ましい。ただ、この時期のキスはメチャメチャpin pointですから、居場所を特定するまでが辛抱の釣りとなります。経験がなければ、この場所もおそらく2~3投しただけで撤収といった事態もあり得ますが、それは宝を目の前にした撤収であり、そのようなクセがついてしまうと、移動先でも2~3投で撤収といった悪循環に陥ります。case by case ではありますが、一つの釣り場の中での移動を考えると、様々な可能性を考えながら釣りをすれば、最低でも3時間くらいは粘る必要はありではないか、という考えでやっております。
さてさて、話はちょっと変わって、ボートについて少々。一昔前にくらべて、海に浮かんでいるボートの数が激増している昨今、海に浮かべばたくさん釣れそうだし「よし!自分も」と普通は思ってしまいますよね。I happen to be one of them. なのですが、現実はそう甘くありません。正直、キス釣りの場合は、陸からの方がよく釣れるか、あるいは同程度でありましょう。沖のポイントを知らないワタクシですから、結局いつも歩いている地点に沿って釣っただけでして、これが船釣りのポイントに精通すれば話は別ですが、そうそう夢のような話はないということをご理解されて、興味のある方はボート購入されて楽しまれるのもアリかな、と思います。で、画像のように、ボートを浮かべるまでがこれまた大変でして、ワタクシのボートは単体で20kgあり(これでも船外機搭載可能なものでは最軽量な部類)、持ち方によれば腰を痛めたりするレベル。この運搬が一番大変。車輪を付けたりして運搬の利便性を高めている人が多いですが、あれをやると出船場所が限定されてしまい、ワタクシのように磯から出船する場合は使えません。ご覧になってわかるように、ボート本体に船外機その他諸々を積み込むと、ワタクシの軽自動車は後部座席まで一杯になってしまいます。