以前は仕事がある日でも早朝に1時間とか
終わってから夕暮れまでとか海を楽しんだものでした。
ウインドを止めた後も夕日を見に行くことはよくあるのですが
海に入ってその感覚を楽しむのは久しぶりです。
7月の半ばにお祭りがあり、最後にお神輿が海に入ります。
その浜でのんびりと日光浴と海水浴をしました。

浜の左手にはマリーナがあり右奥には漁港があります。
ほんの100メートルあるかないかのこじんまりしたビーチです。
マリーナの先にはリゾートマンションやサマーハウスが建っています。
このお家は個人の家で海のすぐ際に建っています。
個人の船着き場が備えられていてクルーザーやヨットが横付けされていることもあります。
海に面したテラスにはプールがあり水着姿でパーティがあることも。
そんな豪華な生活にはとんと縁がありません。
でも、海はみんなのもの。誰でも満喫することができます。
浜に座っているとこんな感じです。
引っ越ししてきたころは防波堤もなく、そばのマリーナもなかったので海はもっと開けていました。
伊豆半島も海の上に見え、富士山がちょうど正面に見えたものでした。
今では防波堤の上に見えるのです。
漁船とレジャー船の出入り口を残して閉じられた海は魅力が半減してしまったように感じられます。
もうこの浜でセールを立てて沖に出ることはないでしょう。
体力がずいぶん回復してきたのであたらしいリグを買いたいと思っていました。
しかしよその浜から出るにはまだ気力が足らないので買い渋っています。
ぼんやり波打ち際を眺めていると水クラゲが打ち上げられていました。
昨日今日とは大潮で夕方近くなると潮が満ちてきます。
ときおり大きく上げるので潮にのったまま帰れなくなってしまったのでしょう。
クラゲを持って一緒に海に入り、少し沖まで行って逃がしてあげました。
海に入るとたいてい防波堤まで泳いで行って帰ってきます。
半分くらい戻ったところに定置網があり、
その網を越したところであおむけに浮いてしばらくそのまま海にまかせていました。
霞んだ空も真上では水いろに抜けるようにきれいで、どこまで高いのかわからないほどです。
耳を水につけているとそれまで聞こえていた蝉の声やカモメの鳴き声も途絶えます。
シニオンに結んだ髪の後ろに手を組んで頭を載せると眠ってしまいそうでした。
ゆらゆら海の上下に身を任せ、暖かい日の光を浴びていると海の一部になったような気分です。
頭の中ではときどき「パチパチパチ」と爆弾キャンディーを口に含んだような音がします。
目をうっすらあけるとまつ毛がぼんやり見えました。
ひとみを動かすと空の手前にもやもやした灰色の雲のようなものが見えました。
瞳を右に動かすとそれは右に、左にするとと左に動きます。
きっと眼球の表面に付いたよごれかなにかなのでしょう。
何かが聞こえると感じて目をあげるとジェット機が真上を飛んで行くところでした。
遅い午後の少し傾いてきた日の光を右の胴体に受けて白銀に輝いて飛んでいきます。
頭をそらしてその飛んでいく先を追っていると波が顔にかかってしまいました。
目に海水が入ったので立ち泳ぎで体制を変え泳いで浜に戻ることにしました。
水から上がると犬を2匹連れたご夫婦がやってきました。
ボールを海に投げると泳いで取ってくる遊びを人も犬も楽しそうに繰り返しています。
小さいほうの「ココちゃん」がご挨拶に来てくれました。
犬もライフジャケットを着るんですね!
そうこうするうちにだんだん日も傾いてきます。
きれいな夕焼けを期待していたのですが、どうもこのまま暗くなっていくようです。
風も少し出てきて夕凪もおしまい。
静かな夜がすこしづつ降りてきていました。
ワンちゃんたちとお二人にさようならを言う頃には太陽は雲の中に沈んで行きました。
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