パリジャン、パリジェンヌのお気に入りエリア
久しぶりの静かな日曜日、厳しい暑さの中
クーラーをきかせてパリで過ごした夏の終わりを思い出しています。
パリは7,8月はヴァカンス・シーズンで意外と静かです。
8月も終わりになろうという頃、友人と一緒に4,5,6区の辺りを探索しました。
その日はマレ地区からシテ島に入りノートルダム大聖堂を訪れ
カルチェ・ラタンを通りサン・ジェルマン・デ・プレまで歩いたのです。
オープンカフェには人々がそれぞれにくつろぎ、道行く人もファッショナブル。
友人いわく「今はおしゃれな人はいないんだよ。みんなバカンスだから」だそうです。
でもなんだか一人として同じファッションをしている人がいないように感じました。
マレ地区はシャンゼリゼの様な華やかさはありませんが
オーナーのこだわり深い店やさりげなくビンテージものを扱っている店など
行き先も決めずにぶらぶらと見て回るだけでも楽しいです。
マレ地区はまたユダヤ人居住区があったところでもあります。
ここにはショアー記念館があり悲惨な事実の記憶が風化しないように資料を公開しています。
入口には犠牲者の名前を刻んだ「名前の壁」があり黙とうしました。
マレ地区からセーヌ川を渡りシテ島に入ります。
ノートルダム大聖堂はゴシック建築の最高傑作の一つと言われています。
上の画像は後部から庭園に入ったところです。
見上げると魔除けのキマイラがあちこちに見えます。
聖堂内部の高さは33mもあり森のイメージで作られているそうで、
ステンドグラスの窓が美しいです。
シテ島からの橋を渡った付近にオルゴールを演奏している人がいました。
蛇腹折りにした本のようなものがオルゴールにセットされると音楽を奏ではじめます。
右の路上に置かれているのがその楽譜(?)です。

聖堂の中に入るとシンとしていて荘厳さにうたれます。
丸く花びらの形をしたステンドグラスは「バラ窓」と呼ばれ、
正面入口、南、北の三カ所にあります。
バラ窓も素晴らしいのですがそれぞれのステンドグラスにはストリーもあり
通して入ってくる光も美しく一つ一つに見とれてしまいました。

セーヌ川を渡って反対側左岸にでるとすぐにシェークスピア・アンド・カンパニーがあります。
ここは文学好きの聖地といわれる本屋さん。
中に入るとその本の多さ、置いてある様子にビックリします。
お店の中には「見知らぬ人には親切にしなさい。彼らは変装した天使かもしれないから」
というプレートがありました。
街の様子も他とは一風変わっています。
「ご自由にどうぞ」と書かれた箱の中にはたくさん本が入っていました。
要らなくなった本を持ってきて置く人がいて、欲しい人は持って行っていいのだそうです。
このあたりからカルチェ・ラタン。
学生街としても前衛的な芸術の発祥地としても有名です。
パリの街を歩くと、こんな2mほどの噴水を見かけることがあります。
これは「フォンテーヌ・ワラス」という水飲み場なんです。
昔イギリス人のリチャード・ウォラスという貴族が
飲料水に苦しむパリ市民のために寄贈したのが始まりだそうです。
1900年ころには200ちかくあったといいます。
今では48カ所(108か所とも)あり、出ているのは水道水で飲むことができます。
カルチェ・ラタンはまさに若者の街という感じです。
サンジェルマン大通り、サンミッシェルの泉を眺め、しばらく散策を楽しみました。
6区まで足を延ばすとそこはサン・ジェルマン・デ・プレ。
第2次大戦後は知的・文化的活動の中心地になり、
サルトル、ボーヴォワール、グレコ、ゴダール、トリュフォーなどのたまり場であったとか。
夕方近くなりルクサンブル公園に行きました。
ゆっくり夕暮れが降りてくるのを楽しんでいると遠くにパンテオンが見えました。
友人たちはこの後サン・ジェルマンのカフェかバーに行くとのこと。
しかしさすがに歩き疲れて誘いは断わってしまいました。
そしてホテルへ帰る地下鉄上の人となったのですが、
ホテルについて一人になるとなんだかとっても後悔してしまいました。
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