すっきり晴れた水曜日、
こんな日は仕事もスイスイ、気分も上々で何事も順調にに進みます。
思い返せばスイスイ順調に旅したネパールは、思いっきり無茶な旅行だったのかもしれません。
旅行のきっかけは、ボランティアでネパールに行った娘でした。
地震の前のことでしたが、ささやかな支援のきっかけにもなる出会いの旅でした。
タイ経由で行くか中国経由にするか迷ったのですが、
エベレストの上を通過していきたいと思い、ラサ空港からカトマンズ入りしました。
成都からラサ経由でカトマンズまで
羽田から北京経由で8時間ほどかかる成都は中国のちょうどど真ん中、
空路距離は2113マイル、3400キロほどです。
その成都で一泊して、チベットのラサ経由でカトマンズへ行く計画です。
とはいっても、成都は行ったこともない都市でしたし、もちろん知人もいません。
とりあえず安心そうでリーズナブルな値段のホリデイインを予約しました。
午前中に羽田を発って成都に入ったのはもう午後も遅い時間でした。
着いたはいいのですが、どうやってホテルに行ったらいいのかタクシー乗り場も分かりません。
そんな時は聞くのが一番。
空港にいたお巡りさんにさっそく尋ねると
「このホテルは知らないなぁ」と言われ不安になりました。
それでも親切に案内所まで行って確認してくれたのです。
そしてタクシー乗り場に連れて行ってくれて運転手さんに行き先を言ってくれました。
運転手さんにお任せして30分ほどで着いたのはこのホテル。
ここはホリデイイン成都ウエストセンチュリーシティホテル?
さっそくチェックインをすると「ご予約を承っておりません」!
あぁぁ、出だしからこれですか、とどっと疲れが出ました。
成都にはホリデイインは3つあるらしい...お巡りさん、間違ってるよ!!
しかし、予約状況をチェックしてもらい同等クラスの部屋を用意してくれました。
よかったです。しかも空室があるのでアップグレードまでしてくれました。
ほっと一息して周りを探索、といっても高層住宅街のようなところです。
ホテルから少し行くと公園と広場、それにモールのような商店街があるのですが、
あまり人通りもなく閑散としています。
まっ、いいか、とばかり目についた中華料理店に入りました。
お客はいないしアルミのテーブルの上の食器の横には肉が置いてあるし、
大丈夫かな...と思いながら「何か食べさせて」と英語で言っても通じません。
もう閉店時間のようでしたが、ねばってなんとか料理を出してもらうことができました。
となりのテーブルでは従業員の人(家族?)が食事をはじめました。
話しかけてくれるのですが中国語分かりません。ごめんなさい。

なんとか筆談で日本から来た事は通じたようでした。
パンダのことを何か言っていました。
成都にはパンダの繁殖基地があるからでしょう。
でも今回は見学はできません。
どうせなら予定に入れればよかったと少し後悔しました。
さて、その夜はゆっくりお風呂に入り、熟睡しました。
次の日は成都からラサ、ラサで飛行機を乗り換えてカトマンズへ飛びます。
どうなる事かと考えても仕方がないのでまずは休息です。
朝になりました。朝食を済ませ、ホテルからタクシーで成都空港に戻ります。
陸路でラサに行くには2140キロほどだそうですが、飛行距離は1334キロ。
空港では国内線乗り場が分からず迷いましたが、ここも聞きながら行き着きセーフ。
離陸後2時間半ほどでラサ・クンガ空港に到着しました。
標高は3500m、空港周辺は何もなく砂漠のようで空気はとても澄んでいました。
ラサは日差しが強く日照時間が長いので有名だそうです。
年間日照時間は3000時間にもなるそうです。
成都からの国際線、中国国際航空機を降りてこの待合ロビーに来るまでのチェックが大変でした。
靴下まで脱いでの身体検査、さすがチベット自治区内の空港、厳しいですね。
ロビーには伝統的な模様のカラフルな織物が展示されていました。
いよいよ離陸です。チベット側の天候は良いのですがネパール側は雲が出ているとか。
エベレストの上を飛ぶ初体験です。
ぜひ6000m級の山々を眼下に見たいと思っていました。
「ただいまエベレストの上空を飛行中です」との機内放送のあとはもう夢中です。
どのピークがなんという名前なのかはわかりませんでしたが
最高峰8848mのエベレストをはじめ、雲海の上につきだした峰々には圧倒されました。
ネパール側は時折小雨の降る天気でしたが揺れもなく無事到着。
カトマンズのトリブバン空港で入国管理の際にアライバルビザを取らなければいけません。
申請用紙は機内で配られますが、入管フロアーにもあります。
そのほか顔写真が必要です。
空港で撮ることもできるのですが、係りの人がいなかったりすることもあるので
持参しないと困ることもある、と娘に注意されていました。
ビザ料金は2週間(15日)で25アメリカドルでした。
そのほか30日(40ドル)90日(100ドル)のビザも発行してくれます。
アメリカドルを持っていなくても主要国通貨なら問題ないようです。
いよいよ空港の外に出ました。小雨がちらついています。
待合室外にはたくさんの人が旅行者を待ちうけています。
タクシー運転手、ガイド、ホテルの勧誘...もうわんさと寄ってきます。
空港からはタクシーで友人宅まで行ったのですが、
友人が迎えにきてくれていたのでタクシーも交渉もお任せ。
聞くと市内までは空港タクシーで700ルピー、ローカルでは350ルピー程だそうです。
市内を通過して彼の住む郊外まではしばらくあるので
1400ルピー(1500円)程かかりました。
ともあれタクシーに乗車してカトマンズ市内を走り抜けていきました。
日本とも中国とも違う街の様子、人々の服装、車...
目に入るものすべてがリアルタイム、肉眼で見る初めてのネパール。
その場にいるという現実感もなく、浮遊してみているように感じられたのを覚えています。
カトマンズをはじめ数か所を訪れる予定でしたが、
ちょっと目にしただけでもあまりにも文化と習慣が違うのがわかり
一人になったらちゃんと旅ができるのだろうかと不安になりました。
カトマンズでは友だちの助けがありましたが、
そこ以外は一人旅でしたので、今思えばよくやったものだと自分でも感心してしまいます。
到着までの行程でもまだまだ書きたいことはあったのですが、今日はこの位にして
次はカトマンズでの友人宅までのことをお話したいと思います。
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