火星が接近しています
暗くなってから南東の空を見ると赤く輝く星があります。
5月31日には地球に大接近をした火星です。
31日は今回最接近した日でその前後は大きくみえるのでスーパーマーズと呼ばれます。
当日は曇っていて見えなかったのですが、
今夜は東の地平近くには雲があるものの少し上がると晴れています。
ちょっと東よりの少し下にはアンタレス、もっと東の上には土星も見えます。
この写真はウィキペディアからお借りしたバイキング1号が写した写真です。
今肉眼ではかなり明るくもやもや燃えているように見えます。
見かけの大きさは普段の5倍、明るさは1等星の15倍だそうです。
ベランダに出てこうしてほんやり星を眺めているのが好きです。
本当に無我になるとゆ~っくり空が動いているのがわかる気がします。
そんな時は地球が回っているのだと感じ方を変えてみるとなんだかぞくぞくします。
あら、火星の揺らめく下、遠くの空と森の間でホトトギスの声がしました。
夜中に向こうの丘からこちらまで鳴きながら飛んで来たこともありました。
きっとお嫁さんを探していたのでしょう。
そのずっと下の谷戸からは地球の笑い声が響いているようです。
そう、カエルの合唱です。
ホトトギスやカエル、それに時折一声鋭く鳴く鳥の声や「ムーン」という響き。
そんな鳴き声や自然の音が絡み合って空に揚っていくみたい。
これでまったく光がなかったら申し分ないのですが....
贅沢は言わずしばし音と光のタペストリーを楽しみましょう。
ずいぶん前、まだ裏に竹藪があって池が埋められていなかった頃のことです。
夜半に「コロコロ...」「ほろほろ...」と声が聞こえます。
あまりに糸のように細い澄んだ声でしたので不思議に思っていました。
子どもや主人は「ホロホロチョウじゃないの」などと真剣にとりあう気はなさそうでしたが
思い切って小さな懐中電灯を持って声のする暗闇に忍び入ってみました。
細い竹の生い茂った藪はひんやりと冷たく、
笹の葉に降りた露が肌に触れると流れる線が光るような錯覚をおぼえました。
声の主が気づいて鳴きやまないよう静か~に、そぉ~っと近付くと、
そこにいたのは喉を大きく膨らませた5センチほどの黄緑の可愛いカエルでした。
濡れたような眼を大きく見開いてこちらを見ましたが
微笑んでいるような顔をするとちょっと身じろぎしてまた鳴き出しました。
コロコロコロ....
シュレーゲルアオガエルと言うのだそうです。
最近はとんと鳴き声を聞かせてくれることがなくなりさみしいです。
池も沼も水田もなくなり丘の林はどんどん切り倒されているので仕方がないのでしょうか。
こんなにたくさん人の住む家が建って灯りがともり、
大きくみえる火星さえも目を引く光ではなくなってしまいましたから。
またいつか、灯火のない開けたところに行って、動物の鳴き声や
伸びている植物のジーンと肌でしか聞けないような音を感じながら夜を過ごしたいです。
その夜も見上げれば銀河がゆっくりと頭上を動いていき
地球という大きな乗り物に乗って旅をしている自分を感じることができることでしょう。
もう1日2日は大きく燃える火星が見られるはずです。
皆さまも晴れた夜空を見上げて7528万キロ離れた所から飛んでくる光を受けてみてください。
時間差を超えて小宇宙旅行をしている自分が感じられるかもしれません。
今回もご一緒してくださってありがとうございます。
星の光を浴びた後はステキな夢旅行もできますように。
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やっと晴れた、けど寒い 2017.04.12 コメント(2)
お花見に行けるかしら 2017.04.09 コメント(3)
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