Scotch ケンの放言どころ

Scotch ケンの放言どころ

2024年01月15日
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  今を去ること40年前と言えば1983年ころである。丁度バブルの最盛期と
  言っていい。中曽根康弘が齎(もたら)したバブルは1986年の12月から
  1991年の1月までの4年3ヶ月だった。当時の中曽根総理がアメリカのレー
  ガン大統領の言う侭に日本市場に2兆円を放出して、結果的にそれがバブル
  につながったのである。金融機関はカネをバンバン貸すから国民はそれを
  借り、値上がりする土地・建物・各種会員権、果ては絵画の類まで投機の
  対象になった。

  そんな浮かれた時期であった。片方では政治家や官僚がどういう訳かお疲
  れで自殺が相次いだのである。中川一郎氏などもそうだった。大臣にまで
  上り詰めた代議士が自決したのである。バブルという華々しい時代にであ
  る。

  中高年の生真面目な人間や、一見豪放磊落に見える人間ほど実際は内に脆
  さを秘めているようだ。几帳面で仕事熱心な人情家ほど危ないという。
  この時代、年間に800人ほどが勤務問題で自殺していたのである。
  政治も仕事もビジネスでも非情な世界だが、そこで生き抜くには剛直な精神
  よりは、ゆとりある心が必要かも知れない。「悲しいから泣くのではない、
  泣くから悲しいのだ」と言った哲学者がいたが、もらい泣きなんてのはそんな
  ものかも知れない。泣いているうちにホントに悲しくなるのだろう。つまり
  肉体的動作が精神的動作を誘発するのである。”涙が出るから悲しくなるのだ”
  というのはホントだそうだ。”心で泣いても顔で笑う”・・・こういう訓練が
  大切だそうだ。

  「焦慮」あせりである。焦らんでいい、何事ものんびりと構えればいいのだ。
  自分をそうして追い込んでいくとドツボにはまってゆく。人間、図太さが大切
  であるようだ。窮地に陥っても、な~にそのうち何とかなるさ・・・くらいに
  思っていれば思いつめることはない。昔、植木等さんというチャランポランな
  感じの人がいて、”そのうち何とかなるだろう!”なんて歌をうたっていた。
  その意味では彼なんか、随分人助けをしたのではないかと思ったりもする。





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最終更新日  2024年01月15日 09時12分26秒
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