「見知らぬ場所」 ジュンパ・ラヒリ 新潮クレスト・ブックス
一言でいえば30代女性の揺れる心の機微を描く物語。
いや~、刺さりますね~
主人公の年代も扱うテーマもこの間読んだ 「幽霊コレクター」 とかぶるところがありますが
「見知らぬ場所」では地に足が付いているというか
家庭や家族に対しての縛りが強いというか。
そういう意味では「幽霊コレクター」よりも共感できましたね。
あと、「幽霊コレクター」は主人公の出自がメトロポリタンであれば
他国出身の設定にしても物語が破綻しませんが
「見知らぬ場所」では登場人物がインド(ベンガル)系アメリカ人であることが
重要な特徴になっています。
といってもラヒリの「停電の夜に」や「その名にちなんで」よりはローカル色が薄いですが。
ローカル色が薄まり、そういう意味でも共感できる部分が増えて
その分小説を小説として楽しむより自分のことに引きつけていろいろ考えてしまうので
小説を離れた感想がいろいろ出てきてしまうという難点が…
ともあれ、ジュンパ・ラヒリはじっくり読むにはよいですなあ![]()
これから「正義」の話をしよう 2010.07.12 コメント(4)
幽霊コレクター 2010.03.09
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