羽田空港で起きた JAL
機と海保機の衝突炎上事故の原因が少しずつ判明してきた。
この事故の最大被害者は言うまでもなく海保機に搭乗していて死亡した 5
人の隊員であり、脱出できた機長は管制官の指示に反して滑走路手前に停止しないで滑走路に 40
秒留まっていたことが疑問視されている言わば被疑者なのか、 JAL
機に搭乗していた乗客乗員 379
人は多分死を覚悟したであろう被災者だ。
どうやら予想通り管制官のヒューマンエラーが取り上げられてきて、モニター画面上で滑走路をイレギュラーに走行している海保機を見過ごしたのではないかと疑われてきた。
着陸機の接近する滑走路に別の航空機が進入する事態が起きた場合、管制塔のモニター画面で滑走路を黄色く点滅させる支援システム「
滑走路占有監視支援機能」が有り、事故当時も作動していたと言うことだ。
羽田空港には4本の滑走路があり、運用中の滑走路1本ごとに管制官2人が担当し、うち1人は駐機場から誘導路への移動を担う。補佐役の管制官などもおり、管制塔全体で通常 14
~ 15
人程度の体制を取っていたが、 6
日からシステムを常時監視する人員を配置するとか、人海戦術で滑走路の安全を確保しようとしているが、まだヒューマンエラーの可能性はある。
滑走路占有監視支援システムのモニター画面をダブルチェックすると言うが、本来の安全規格から考えると、管制官による二重安全とは 3
人で監視して 2
人監視が担保されることなので、ヒューマンエラーを解消されていないと思う。 AI
管制官も有りかと考える理由だ。
テレビの情報番組で某コメンテーターの話では、全ての航空機に支援システムに対応した機器が取り付けられている訳ではないらしい、例えば戦闘機等の軍事関係は位置情報を隠すため無いらしい、
飛行中に航空機追跡も表示されない、
海保機が用途によっては自衛隊機を倣っていれば、管制塔のモニター画面に捕らえない可能性があるのではないか。
炎上した JAL
機から 18
分で奇跡的に脱出した 379
名の乗客乗員の偉業を誇りに思う、最後に脱出スライドを滑降した機長が称賛されているが、着陸寸前に海保機を目視できて Go Around
(着陸を止めて再び上昇)していたら彼は英雄になっただろう。
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