ネコ駅長とマラソンの旅

ネコ駅長とマラソンの旅

2008 大阪国際トライアスロン舞洲大会



去年のいつごろだったか、
カミサンの実家で開催される倉敷国際トライアスロンが今年を最後に打ち切りと知り、
その大会に出て完走することを目標に始めたトライアスロン。

しかしいきなり本番は無理だろうと思いデビューレースに選んだのは、
奇遇にも数年ぶりに開催されることになった大阪国際トライアスロン!
何といっても遠征費用がいらんし。
大阪湾で泳ぐ、というのは全く考えてなかったですが、
たいして気にもしてませんでした。

さて、そんなデビュー戦の日がやってきました。
デビューといえど、レース形式の練習会は2回経験済み。
実質のトライアスロンデビューとなったチームしらさぎ主催の
第146回白浜トライアスロンでは痛恨のスイムリタイヤ。
初の海に怖じ気づき顔をつけることが出来なかったのです。
規定の半分で終わりました。
そこからあわてて海練とOWSクリニック参加を経て第147回白浜トライアスロンで無事完走。
完走したもののほとんど平泳ぎとなってしまい、
今回はスイムパート何とかクロールですいすいと泳ぎたい。
それだけで大幅記録アップにつながります。
さて、どうなることでしょう…

7時頃現地到着、バイクのセッティングして
まずは様子見ながらバイクと荷物をトランジットエリアへ。
受付は前日にしたのでナンバリングもしてもらい
また荷物を取りに車まで1往復。
段取りの勝手がわからず周りの様子を見ながらセッティング。

舞洲レース前.jpg

近くの人に聞いてみたらその方もレース初めて、ということでした。
福岡から参加のmixiの方にも挨拶。
何とかセッティングして軽く1キロほどアップ。
どうもトライアスロンの人はジョグでアップはしないようなんです。
自分は落ち着かないので、軽いジョグとストレッチ。
開会式も始まりその最中もストレッチ。

開会式、いろんな挨拶がありましたが…
今年のオリンピックは北京ですが、その選考で敗れたのは大阪。
実現していたら舞洲は各競技のメイン会場だったんですね。
で、そうなっていたらトライアスロンもこんな風に開催されていた!
とか言うようなこと言ってました。
そうなん?海はあれだし、ランコースは狭いし、オリンピックではどうかなぁ。

開会式が終わっていよいよ入水チェック&ウォームアップ。
恐らくRCチップらしきアンクルバンドをつけ、実際に恐怖の海へ入ります。
となりのおっさんが「ぬるぬるして気持ち悪い」と言っているがあんまり感じない。
とくに臭くもないしさて潜ってみる。
むっちゃ緑…、細かいほこりが舞っているみたい。手の先は見えるか…。
海にもだいぶ慣れたようで今日も前より少し怖くはない。
軽く泳ぐが息苦しさもそれほどない。いいカンジです。

いったん上がって第一ウェーブからスタートします。
いつも一緒に後ろを泳いでいるマイミクさんとも健闘を誓い、
第二ウェーブもスタート、第三ウェーブの自分は海に入ります。
外側端の後ろから、ホーンがなりいよいよスタートです。

さて、今日はすいすい泳げるか。
悪くないんですが4、50mほどで息がつまりやっぱり平泳ぎ。
こういうのは精神的なもんで、少々の苦しさは苦ではないんですが、
これがあと40分近く続く、という気持ちがどうも原因のような気がします。
でも頑張るぞ、と思って顔上げるとブイは遥か向こうで
視覚的にも苦しさを訴えかけてきますし。

そしてやはりダントツで後方になり、
前の選手も後ろの選手も50mぐらい離れてます。
まるでアメリカの田舎のようです。
隣まで20キロ、みたいな。
ただ、しっかり水もつかめてるし、そんなに遅くないんちゃうかなぁ、
と思いつつ、途中ライフセーバーの水上バイクの波攻撃や、
1/4ほど進んだところで追いつかれた第一ウェーブの先頭もかわしながら
その20キロ?先の選手を1人拾い2人拾い進みます。
1周目終わって21分(笑)以前よりは速いと思っていたんですけど。
半分過ぎたころから調子が出始め残り1/4ぐらいで
前に1人ターゲットを見つけペースあげます。
ラストはなかなか追いつかず3mほどまで詰めてスイムアップ。
たぶん後ろから10番以内、かかった時間は何と43分(笑)ちょっとがっかりでした。
40分は切れると思ったんですけど。
水が汚いとよくつかめる代わりに抵抗も大きいのか!?

バイクラックには当然ほとんどバイクはなく(T_T)
着替えて飛び出します。
さぁ、挽回するでぇ!
と意気込むも踏みだすと「しゅっしゅっ」と聞きなれん音。
タイヤにあたっとる…と思ってバイクとめてホイール回してみるも音せず。
漕ぎだすとまた同じ音…
「なんじゃこりゃ~っ」と松田優作バリに叫んでみても原因分からず。
このまま行ったれ~、とまた漕ぎだしてわかりました。
ゼッケンが足に当たる音(笑)
今までは安全ピンでゼッケン留めてたんですが、
今回初めてゼッケンベルト着装!
垂れたゼッケンが漕ぐ太ももに当たる音でした…、さらに3分ほどロス…

気を取り直し周回に出ます。
バイクコースは約5キロの周回7周。コースの半分は夢舞大橋。
ビルの7階分だか何だかの高さ、約500mまっすぐな勾配で登ります。合計上り下り14回。
この橋がポイントには違いない。この橋を楽しむのもこのコースの楽しみ方。
ほんの少しだけセーブして平地を走りいよいよ夢舞大橋へ。
まだしょっぱなで元気があるからか、
下から見上げる橋の頂上、奇麗な一直線の勾配は壮観です。
少しプッシュ気味に橋突入!
結構抜けます。登り強いなぁ、と錯覚するくらい。
しかもインナー使ってないですからね。
下りは結構風がありトップスピードは54キロぐらいでした。
気持ち良かったです。
段差でもエアロポジションで行けましたし。
この橋14回で結構抜きました。学生やリレーの選手まで。
周回数が異なるのでどれくらい順位上がったかわかりませんが、
一気に5台抜きとか、橋の往復で10台はかわしました。単純に70台。
ただ、やはりどんどんバテていき、最初は頂上手前までシッティングで行けたのが
ラストはシッティング、ダンシングをひと登りで3回繰り返し(笑)
きつかったですねー。ただ、その割には平地でも影響がなかったと思います。
ホントはもっと踏まんとあかんのかなぁ。
橋で燃えたバイクパート、結構楽しみました。

いよいよ得意のランパート。
バテそうな気がして抑え気味に行きました。
暑さは気にならなかったんですが、カラダが意識してたかなぁ。
これはセイエツながら(笑)このあたりの位置では異次元の走りなんで(笑)
ガンガン追い抜きます。
ただ、ランコースも周回2周なので同一周回とは限りませんが。
エイドでは念のため必ず給水、途中で倒れて介護されてる選手見ました。
他の選手も結構ヘロヘロでした。
それなりにプッシュしてるつもりでしたが体感でペースは遅く、
暑さも徐々に効いてきました。
2周目ともなると選手も減ったようでなかなか抜けなくなりました。
ラスト数百メートルで4人の列を捕捉。
追いついたところでスプリント勝負になってしまいました。
残念ながら先頭はかわせずゴール、
初の公式レース、無事完走できました。
バイク、ランはそこそこ楽しめました。
スイムがもう少しイケてたらなぁ。
しかし海の恐怖も確実に減ってるし、
次は本命の倉敷国際トライアスロン、
泳ぎ込んで大幅記録アップ狙います。

スイム:43'40"
トランジット:2'27"
バイク:1:20'48"
トランジット:00'48"
ラン:42'52"
2:50'36"

舞洲ゴール.jpg

ゴール後、13時半までバイク取り出し禁止のため
マッサージしてもらったりうろうろしたり。
アスリートカンパニーもブース出していて、店長に完走報告。
おめでとう、と握手してくれました。感激。

オリンピック代表の田山選手も見ました。
残念なことに腰痛のためリタイヤ、でした。

舞洲お疲れ.jpg
それぞれ道具もおつかれさん…

舞洲晩.jpg
そして夕闇に浮かぶロッジ舞洲。
こんな時間までいたのか、とおもいきや、
携帯を落としてしまいとりに戻りました。
一度家帰ったのに…
土日で往復3回、ガソリン高いのに…

7/17 リザルト出ました。

スイム 0:43:37 170位
バイク 1:23:56 74位  スプリット2:07:33 122位
ラン  0:43:02 10位 ゴール  2:50:35 80位

エイジの部完走180人、なんと90人抜き(笑)


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