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しゃらの木.

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2007.09.12
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カテゴリ: ■爺と婆の立ち話


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サチ婆「フク爺さんはどうして四国八十八カ所に行ったんかえ」

フク爺「ふふふふ」

サチ婆「何か理由があったんやろう」

フク爺「ふふふふ」

サチ婆「なにを笑っちょる。おかしなフク爺さんや」

フク爺「ふふふふ」

サチ婆「また笑う」

フク爺「百姓ばかりしちょると、なにかやりきれんことがあるんや」

サチ婆「人間、生きちょると、そんなことはいつもや」

フク爺「ふふふふ」

サチ婆「また笑った」

フク爺「キイチロウ爺さんもそういうことを言いよったわい」

サチ婆「そうかい」

フク爺「生きるとはそういうことなんやとも言われた」

サチ婆「そうかい」

フク爺「そして、旅へ出ちみるといいかんしれんと言われた」

サチ婆「ふむふむ」

フク爺「しかし、百姓にすぐに旅に出ることはできん」

サチ婆「そうやわな、百姓はあまりちいうかほとんど旅なんかせんけんな」

フク爺「そこで、ワシはこっそりと八十八カ所を回ろうち思ったんや」

サチ婆「そうやの、昔からずーっと続いているからのう」

フク爺「婆様に言うち、収穫が終わったら、毎年一週間四国に出かけた」

サチ婆「そうやったかいのう」

フク爺「信心深くねえ、ワシが八十八カ所を回るっち、恥ずかしかったもんな」

サチ婆「ふふふ、そげえねえよ」

フク爺「それにしても、秋の四国は良かったち」

サチ婆「フク爺さんもいろいろなことを考えたんやろうな」

フク爺「うん、毎晩、呑んだな、村んしにお世話になった」

サチ婆「話しちくれんかいのう」

フク爺「明日からゆっくり話すかいのう」

サチ婆「秋や、話を聞くにはちょうどいい」

フク爺「ああ、四国のような空が広がっちょる、いいな」

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Last updated  2007.09.12 09:00:57
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