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しまうまいこ4976 @ TOSHIさん☆ TOSHIさんお久しぶりです~っ! お元気…
2011.11.17
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カテゴリ: 本・漫画
最近は殺人事件と名のつくものが怖くなり
好きだけど読まなくなってたサスペンス物。

前に埼玉のあけさんに貰った「春にして君を離れ」は
確かアガサ・クリスティーなのに人が死んだり事件に巻き込まれたり
そういう話じゃなかったと思い出し
久しぶりに読んで見ました。


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*あらすじ*(早川書房サイトより引用)
優しい夫、よき子供に恵まれ、
女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。
が、娘の病気見舞いを終えて
バクダードからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、
それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…
女の愛の迷いを冷たく見すえ、
繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス




改めて読んでロマンチックではないけどかなりサスペンスでした。

何もない時間をいきなり過ごさなくてはならなくなった主人公。
その中で振り返る今までの人生。

何の疑問も抱いてなかった「自分」というものが
どんどんおぼろげになり
自己満足の中で生きていたことに必死で目をそらし続けようとする。

しかし、逃げられなくなったとき気が狂いそうだと思いながら
主人公は夫に許しを請おうと決意する…。



……。
おもしろい。
けど、後味悪ッ!!(苦笑)

二重に仕掛けられたラストに思わず「うう…」となりました。

アガサ・クリスティってほんとにスゴイなーと思いました。
迫るものがあります、すごすぎる。

そして気持ちいいくらい残酷です。
アガサ・クリスティの人間に対する愚かさへの嘆きと愛しさ、両方を感じます。



続いて「5匹の子豚」というポアロシリーズも読みました。
(16年前の事件の謎を解き明かすと言う話だったので余り血なまぐさくないだろうと)

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これも読んだことあったのですが忘れていたので。

あらすじ:(アマゾンより)
母は無実だったのです―娘の頼みにポアロの心は動いた。

事件が起きたのは16年前。
若い恋人に走った高名な画家を妻が毒殺、
裁判の末に獄中死したのだ。

殺人犯を母に持った娘の依頼で再調査に乗り出したポアロは、
過去へと時間を遡り、当時の状況を再現してゆく。

関係者の錯綜した証言から紡ぎ出された真相とは。



これもおもしろかったですね!
これは登場人物が魅力的だったので余計におもしろかったです。
(春にして君を離れの登場人物は、(作者の意図もあって)いちいちイラっとするのです。本当にうまいなーと思います)

ポアロはザ・英国紳士って感じなので上品だし
推理の仕方がスマートなんですよね。
犯人の追い詰め方もネチネチしてないし、サッパリしてて好きです。

クリスティがホームズシリーズが好きだったのもあるのでしょうが
ちょこちょこホームズを匂わすような事が出てくるのも
ポアロシリーズの面白いところでしょうね~。
(「足跡を探したり、煙草の灰を識別したりする必要はないのです」とかいう所は
ホームズ読んでないと出てこない文章です!ホームズもおもしろいのでオススメですよ~)


2冊とも心理描写が巧みで、ゾクっとしますヨ。ヒイー。


しかし「春にして君を離れ」1944年、「5匹の子豚」は1943年に
書かれたものですが、まったく古臭くないです。
スゴイなあ、おもしろいなあ。



皆様も秋の夜長にサスペンス、たまにはオススメでございますよ。











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Last updated  2011.11.17 16:40:56
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