以前、 備蓄しましょう
というタイトルで記事を書かせていただきました。当時はウクライナ紛争によるロシア制裁が響いたことでエネルギー価格高騰および食糧難が予想されるという流れで、日本国内の物価の上昇を懸念する内容になっておりましたが、ウクライナ紛争の火がイスラエルに飛び火したことにより、今度は中東のエネルギー問題が深刻化し、今も物価はどんどん上昇を続けています。販売側もステルス値上げだけでは間に合わなくなり、ついに数字そのものが上がってきました。
みなさんも、これまで気軽に購入できたものが、ここ1年でだんだん手を出しづらくなってきたと実感していることと思います。
さらに、現在の中東情勢の悪化により、バブエル・マンデブ海峡およびホルムズ海峡封鎖が現実になると、日本国内の物価がさらに高騰し国内経済が大打撃を受けることが予想されています。
前回の記事の繰り返しになりますが、国民の生活に直結するような深刻なニュースはテレビやラジオ、そして新聞もギリギリになるまで報道しません。各自が危機感を持ち、予測できる範囲で備えておくしかありません。被害が日本全国レベルになると、いざというときに国は助けてくれません。
我が家ではこの2、3年はガッツリ備蓄を続けました。今になって申し上げられることは、最低限半年〜1年分くらいの生活必需品が家に揃っていなければ、今後とても生活そのものがキツい状態になるのではないかと思っています。今回に関しては地震や洪水などの一時的な非常時ではなく、エネルギー、物資不足という人的な災害により被害が長期化する想定となります。
結論から申し上げると、日頃使っているものや口にしているものはいくらでも好きなだけ備蓄するのが良いと思います。日本中がパニック状態に陥ってからは物品の争奪戦になりますので、平常時に少しずつ買い置きしておくことです。
また、非常用として特化されている食品は個人的にはおすすめしません。普段食べているものなら日常的に消費しつつ自然に入れ替えができますが、非常用食品は保存期間が長い割に高価なため、普段食べるにはもったいない気持ちになりますし、また食べ慣れていないことから口に合わない可能性があります。
非常時はいろいろなストレスにさらされますから、せめて食事のときだけでも自分の好きなものが食べられるように準備を整えておくのが正解ではないかと思います。
また、どんなときでも最低限これは譲れないというラインを自分で引いておくことです。物でも食品でもそのラインを十分満たす程度の備蓄をすれば良いでしょう。状況が悪化すれば、いやおうなしにそのラインを下げざるを得なくなりますから。
それでは我が家で備蓄してきたものを安いものから順にご紹介します。全国で経済的困難の長期化が発生した場合を想定したリストとなっておりますので、ご家庭の人数や目標期間に合わせて検討していただければと思います。
ここに書ききれなかった項目もまだまだありますが、とりあえずこれくらいはと思うものを挙げてみました。上記のリストの他にも我が家では家庭菜園や乾燥野菜の自作と備蓄もしています。 運良く、中等紛争が年明けに収束すればこのリストのようにガッツリ備蓄する必要はなくなるかもしれませんが、情勢が悪化して第三次世界大戦に突入する可能性もあります。その場合はこのリスト程度ではまだまだ厳しい状況になるかもしれません。
とにかく、一人ひとりが問題意識を持ち、個人的にできることを考えて対応していくだけでも日本の未来は変わっていきますので、本記事が少しでも心に響いた方は参考にしていただければ幸いです。
本記事が今年最後の記事となります。それでは皆様も良い年をお迎えください。
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