買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2020年05月21日
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カテゴリ: 読書
古市古墳群を俯瞰してわかるのは、その大きさも向いている方向もまったく統一性がないということである。その中では、誉田山古墳と呼ばれる応神陵(羽曳野市誉田、全長四一五メートル)が、現存する前方後円墳では二番目の大きさを誇っている。また、上から見て形が美しいのは白鳥陵(日本武尊陵、羽曳野市軽里、全長一九〇メートル)である。この墓に葬られているという悲劇の英雄ヤマトタケルは、何か所かに終焉の地を伝えている。
(中略)
古市古墳群の撮影を終えたヘリコプターは、右旋回して西へと向かう、直線で十キロほど、ほんの数分間の飛行で、大阪湾岸の工業地帯、堺市の上空である。この町には、仁徳天皇が葬られているとされる日本最大の前方後円墳、大仙古墳(堺市堺区大仙町、全長四八六メートル)がある。その南には、博物館や池などのある広い公園を挟んで履中天皇陵(堺市西区石津ケ丘、全長三六〇メートル)があるほか、周辺には大小の古墳が並び、百舌鳥古墳群と呼ばれている。
大阪湾岸を中心に強大な勢力を築いた五世紀の大王たちの墓である。今は埋め立てによって海岸から離れているが、当時はすぐ近くまで海が迫っていた。海から見えることに意味があったのだと考えられる。
(三浦佑之さん「古事記を旅する」P231)







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Last updated  2020年05月21日 06時48分38秒
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