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まる 2005さんごくたまに「スーパー銭湯」へ行く。名古屋周辺は激戦区でもあり、まだ一度も足を運んでいないところは何軒もある。
この頃は床屋さんも併設されていて、いたれりつくせりだ。
で、ちょうど髪ものびてきたと感じた頃、「散髪セット 1500円」と大書きされた新聞広告が入ったので、さっそく出かけてみた。
カットと入浴がセットになって1500円ポッキリは安い!
受付で代金を払うとフカフカのカーペットを奥へ歩いていき、散髪ルームへ。
そこには女性理容師がひとり。
外部からは入店できない仕組みになっているので、「散髪セット」のお客さんが来ない限り手持ち無沙汰なのだ・・・と話していた。
話していた、と書いたが、そもそも髪を切るときに理容師と話すのは苦手だ。
髪をカットされているときは、考え事がしやすい。だから理容師には黙々と切ってもらいたい。
だが、その女性理容師は、空模様にはじまり、そこの風呂の特徴とか、サウナは好きか、などとこちらが適当に相槌をうちつつ話しを続かせないようにしているムードも構わず、まるで沈黙を嫌うが如く、次々と話題を出してくる。
髪を切られていたのはほんの二十分かそこらだが、いつのまにか彼女のペースにもっていかれて、こちらも会話する気持ちになってしまっていた。
それが決して不快ではないくらいまで、その短い時間の中でこちらの気持ちを変化させた彼女の話術?に「してやられた」。
年のころは三十代前半、独身とも既婚とも判断しづらい空気の持ち主であった。
その店を出るときには自然と「ありがとう」と気持ちよく口にしている自分がいて、あれも一つの人間力だな・・・とカットの腕よりもそちらの方に感心したのだった。
肝心の風呂は、総檜風呂など高級感があってよかったが、立地条件の悪さか、露天風呂の空が狭いのが気になった。
自分の場合、この露天風呂の「空の大きさ」が「行きつけ」になるかどうかの境目になる。
残念ながら、そこはスーパー銭湯としては高級感があっても自分のめがねにはかなわなかった。
しかし、また散髪が必要なときは来てもいいかな、と思ったのだった。