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あの有名なジョン・ミューア・トレイルはヨセミテ公園内から始まっています。 このサインの一番下のマウント・ホイットニィまでの340Kmがそれです。Trail Sign at Happy Isles Trail Head, Yosemite National Park, California一番下に"No Pets On Trail”と書いてありますよね。これが無ければグレッチィも一緒に連れて行けるのに・・・(涙)。仕方が無いので(ジョン・ミューア・トレイルを歩きたい時は)国立公園を避けた部分に行くか、グレッチィをどこかに預けてから行きます。これがジョン・ミューア・トレイルの全体の地図です。左上がヨセミテ公園の上の写真の場所、右下のトレイルの終わりが標高4,416mのマウント・ホイットニィです。Map of John Muir Trail, Sierra Nevada, California
2006.08.02
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地図の緑色の部分がシエラネヴァダ山脈です。シエラネヴァダはカリフォルニア州の東部に南北細長く連なる山脈。 地図を見ると解ると思いますが、シエラネヴァダ山脈南部を東西に横切る道路はひとつもありません。 これはハイウェイが無いだけでなく、ジープやトラックで行ける山道もありません。 シエラネヴァダを登る時は東側から登るか西側から登るかのどちらかになります。西側の場合はフレズノ・Fresno経由、東側アプローチはビショップ・Bishopの町の近辺から山に向かいます。 西からはハイウェイ99、東からはハイウェイ395を通過です。私はどちらかというと東からのアプローチを好んでいます。 西側に比べると登りがきついですがその分ハイ・シエラにたどり着くまでの距離は短く混んでいないのが特徴です。ハイウェイ395のビショップ・Bishop/レイクタホー・Lake Tahoe間の何処かから山に向けて西に曲り、ジープで行ける所まで行ってベースキャンプという感じです。冬のゲレンデ・スキーのホームベースみたいに使用しているマンモス・スキー場もシエラ・ネヴァダ山脈の一部です。マンモス・Mammothの町はビショップ・Bishopから39マイル(63Km)北にあります。いっそのことマンモス・Mammothあたりに引越ししちゃおうかな、なんて考えている最近です。シエラネヴァダ山脈の説明はこちら
2006.06.14
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今日は日本ではあまり知られていない(らしい?)シエラネヴァダの保護者、ジョン・ミューアの話です。ジョン・ミューアは「環境保護の父」や「国立公園の父」と呼ばれ、アメリカのナチュラリストとしては最も有名な人のひとりです。ミューアは1838年にスコットランドで生まれ、11歳の頃にアメリカに家族と一緒に渡って来ました。ミューアが始めてシエラネヴァダを目にしたのは彼が30歳だった1868年。彼はその時の感動をこう記しています。「私には、『シエラ』は、ネバダ山脈ではなく、雪の山脈でもなく、光の山脈と呼ばれるべきもののように思われた。 それは私がかつて目にしたなかで、最高の、神聖なまでに美しい山々の連なりであった。」 ジョン・ミューアとミューアを記念する25セント硬貨(写真:Wikipedia フリー百科辞典) 山に登り、その福音を聞きなさい 樹木に陽光がそそぎこまれるように 大自然の穏やかさが染み透ってくる 風のさわやかさが吹き込まれ 嵐の精力が流れ込む 気苦労は紅葉のように舞い落ちる (ジョン・ミューア 1901年『私たちの国立公園』) ルーズベルト大統領とミューア (Wikipedia フリー百科辞典より)ミューアは300にのぼる記事と10冊に及ぶ主要な著書を出版。幾多の旅について詳述し、彼のナチュラリストとしての哲学を説きました。1901年に出版された『私たちの国立公園』がそのときの大統領ルーズベルトの関心を引き、1903年に大統領がヨセミテを訪問。ルーズベルトとミューアが共に作成したのが今も続く自然保護政策の原案です。ミューアは1914年にロスアンジェルスで亡くなりましたが、彼の名前にちなんで命名されたジョン・ミューア・トレイルはヨセミテ峡谷からアメリカ合衆国本土で最も高いマウント・ホイットニー(4418m)まで340キロにわたって縦走する長距離自然歩道として有名です。
2006.06.09
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