主人公の心の機微、元陸上部のダメダメ部員だった私でさえも
抱えたことのある苦悩。
うちは家庭は平和だったので主人公の苦悩には遠く及びません。
走ると言うことからしても彼の足元には全然及ばないんだけど
でも目の前の壁からもっともな理由をつけて逃げるってあるでしょう。
とってもよくわかるのよねぇ~。
私が一番心に響いたのが主人公のお母さん。
この人は本当に、相当辛かったと思います。涙が出るのもこの人のエピソードです。
続きがあるならどうか、幸せになって欲しいです。
ってなカンジです。
『一瞬の風になれ』から流れてきた方が結構いらっしゃるようでその方たちの大ブーイングがチラホラ聞かれるこの作品。
私も『一瞬の~』の次にこの本を読みました。
私はアマゾンのレビューをチラ見してから心構えをもって挑んだせいか『ランナー』の世界にドップリひたれましたけど。
また、『ランナー』の文体が読み辛かったと言う方もいらっしゃたようですね。
私には『一瞬の~』高校生男子のしゃべり口調文体の読みにくさよりは
『ランナー』の方に軍配。『ランナー』の読みにくさ(私は余り感じなかったけど?)よりはやっぱり人間模様に惹かれました。
(ちなみに、「一瞬の風~」はまだ1巻しか読んでないけど。図書館の予約待ちなの。だから今やってるドラマもまだ見れなくて...)
この賛否両論のこの1冊、是非読んでみて下さい。
"人生を慈しむ"ことこそ大切なのだ! 2008年05月29日 コメント(2)
電車に乗り間違えるは、折り返し元の駅に… 2008年04月10日 コメント(2)
居眠り磐音 江戸双紙シリーズ 『陽炎ノ辻… 2008年03月05日