司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

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2009.12.16
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  本日は00簡易裁判所に3件5名の過払い訴訟で出廷。

まず、最初は対シンキの第3回目、分断で4年近くの空白期間有。分断が認められれば

100万円以上の請求が数万円に・・・。絶対に負けられない。

相手は本日も擬制陳述で欠席。すべての主張は出尽くし、本日で終結だ!

 ようやく事件番号が読み上げられ原告席に座る。

提出した準備書面の陳述後、 「次回の期日を入れます」と信じられない裁判官の言葉。

(えぇ・・どういう事だ!)。すかさず、「主張は出尽くしています」「次回の期日をいれてもら

っても無駄です」「結審して下さい!」。

「うぅーん・・」お互いの提出した準備書面を見ながら裁判官は考え込んでいる。 

そして「わかりました。判決は12月00日・・・」。 ようやく結審した。

 法廷が移り今度は対UFJニコス、この会社も最近任意での和解が難しくなった。

第一回目のため次回の期日を決めるだけ。目の前で次々審理される他の事件を見てい

るとどうやら次回は2月00日のようだ。2ヶ月先は長すぎる、何とか1月に入れないと。

 自分の番がきた。「次回の期日は2月00日の午前10時半になりますが・・」

とやさしそうな女性の裁判官。

 「申し訳ありません、1月にお願いしたいんですが?」頭を下げ頼み込むと、

「1月ですか?」しばらく手帳に目をやっていた裁判官「少し早いですが1月00日ならば」と

期日が決まる。

  今度は隣の法廷へ移動。対三洋信販との2回目、この会社も最後まで擬制陳述で出

廷して来ない。準備書面で非常識な和解の提案をしてくるが無視、すべて判決で満額を

勝ち取ってきた。ところが最近風向きが変わってきた。

 数日前から、請求額の端数(100円単位)カットでの和解を盛んに提案してきた。しかし

支払い期日が来年の4月中旬。訴訟が長引けば判決を取っても入金はその位になるが、

しかし本日終結できれば、入金は早まるはずだ。提案を断り、本日の成り行きを見ること

にした。

準備書面の陳述のあと。

 裁判官  「被告の準備書面の最後に和解案がありますがどうなんですか?」

  私    「ちょっと・・」

 裁判官  「良い和解案だと思いますが? こんな和解案みたことありませんよ!」

  私    「支払い時期はちょっと・・」

 裁判官  「三洋信販は危ないんですか? 判決を取りたい気持ちはわかりますが、そ

        れだけがすべてではないですよ!」

 憮然とした裁判官、これ以上機嫌を損ねても仕方がない。「和解に代わる決定」を承

諾する。

裁判官を気持ちよく説得、こちらに有利に展開するのは、業者との交渉より難しいようで

す。反省、反省。                        (12月15日の日記です)

過払い請求・債務整理の手引き






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Last updated  2009.12.16 07:06:38
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