本日は00簡易裁判所に3件5名の過払い訴訟で出廷。
まず、最初は対シンキの第3回目、分断で4年近くの空白期間有。分断が認められれば
100万円以上の請求が数万円に・・・。絶対に負けられない。
相手は本日も擬制陳述で欠席。すべての主張は出尽くし、本日で終結だ!
ようやく事件番号が読み上げられ原告席に座る。
提出した準備書面の陳述後、 「次回の期日を入れます」と信じられない裁判官の言葉。
(えぇ・・どういう事だ!)。すかさず、「主張は出尽くしています」「次回の期日をいれてもら
っても無駄です」「結審して下さい!」。
「うぅーん・・」お互いの提出した準備書面を見ながら裁判官は考え込んでいる。
そして「わかりました。判決は12月00日・・・」。 ようやく結審した。
法廷が移り今度は対UFJニコス、この会社も最近任意での和解が難しくなった。
第一回目のため次回の期日を決めるだけ。目の前で次々審理される他の事件を見てい
るとどうやら次回は2月00日のようだ。2ヶ月先は長すぎる、何とか1月に入れないと。
自分の番がきた。「次回の期日は2月00日の午前10時半になりますが・・」
とやさしそうな女性の裁判官。
「申し訳ありません、1月にお願いしたいんですが?」頭を下げ頼み込むと、
「1月ですか?」しばらく手帳に目をやっていた裁判官「少し早いですが1月00日ならば」と
期日が決まる。
今度は隣の法廷へ移動。対三洋信販との2回目、この会社も最後まで擬制陳述で出
廷して来ない。準備書面で非常識な和解の提案をしてくるが無視、すべて判決で満額を
勝ち取ってきた。ところが最近風向きが変わってきた。
数日前から、請求額の端数(100円単位)カットでの和解を盛んに提案してきた。しかし
支払い期日が来年の4月中旬。訴訟が長引けば判決を取っても入金はその位になるが、
しかし本日終結できれば、入金は早まるはずだ。提案を断り、本日の成り行きを見ること
にした。
準備書面の陳述のあと。
裁判官 「被告の準備書面の最後に和解案がありますがどうなんですか?」
私 「ちょっと・・」
裁判官 「良い和解案だと思いますが? こんな和解案みたことありませんよ!」
私 「支払い時期はちょっと・・」
裁判官 「三洋信販は危ないんですか? 判決を取りたい気持ちはわかりますが、そ
れだけがすべてではないですよ!」
憮然とした裁判官、これ以上機嫌を損ねても仕方がない。「和解に代わる決定」を承
諾する。
裁判官を気持ちよく説得、こちらに有利に展開するのは、業者との交渉より難しいようで
す。反省、反省。 (12月15日の日記です)