2003年12月25日
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今年も巨人の補強には批判が集まっている。
僕自身は1つぐらいこういう「大砲好き」の球団があるのは構わないと思うけど。
「ドライバーばかりではゴルフは勝てない」という批判もあるけど、
ゴルフを知らない人から言わせれば、
「十数種類も持ち歩かんでも・・」というハナシだと思うのだが。

ただ、巨人というチームは「視聴率」とも戦わねばならないわけで、日本で唯一「勝ち方」を意識せねばならないチームなのではないだろうか。
「勝ち方」とはチームの作り方という意味も含めて。

僕の印象でこれまでの巨人のチーム作りとは(80年代以降)
1.常に若手(20代)の選手を中心にすえてきた。
2.外国人への依存を極力少なくし、日本人選手のみで戦って勝つのが理想。

・・という思想を維持してきたように思う。
1.はどういうことかというと、
原辰徳からはじまって、吉村、駒田、槙原の「50番トリオ」、桑田、斉藤、槙原の「3本柱」、そして、松井秀喜と
「チームの中心は20代」というイメージを大事にしていたと思う。

2.は結果的にクロマティによって打線が支えられた時代も「原が一人で支えた時代」に含まれるように、巨人ファンにとって、外国人の評価は低い。
外国人はあくまで「助っ人」という立場だ。
逆にいえば、他球団のように外国人のアタリハズレでチームの成績の浮沈が決るようなチーム作りは避けてきたともいえる。

こういう2大特徴があったと思うのだが、2004年版巨人ではこの2つとも放棄する可能性が高くなってきた・・ということだ。

特に、最近の巨人を見て思うのは、若手の過小評価である。
阿部とか二岡とか「○年に一人」という素材を次々にゲットしているにもかかわらず、巨人自体その自覚が足りないように思う。
これは、現行の「くじ引きなしドラフト」の弊害といえるかもしれない。

競合し、くじで勝てば、「ドラフト勝者」の高揚を得ることができるし、「ドラフト敗者」からの羨望を得ることもできる。
「ドラフト敗者」はくじで負けた瞬間、「くじがあたっていいなぁ」という羨望を勝者に向けるわけだが、
次の瞬間から「とれたから育つとは限らないし」と気持ちを切り替えるわけだ。

現行ドラフトでは、勝者の高揚も敗者からの羨望もない・・といっていい。
このことが、自分たちがいい選手を獲り続けているという意識を希薄にしていると思う。

いま、巨人がやるべき戦略としては、(実際はどうであれ)由伸、二岡、阿部など若手がチームの中心であり、
次世代を担う選手であることをもっとアピールすべき。
FAや外国人は「あくまで助っ人」という感覚をもたせることが大事だ。
首脳陣がそういう意識でやっていれば、ファンにも伝わるのでは?と思う。

阪神が金本や伊良部など「巨人的」補強で勝ったにも関わらず、スポーツマスコミ的にはほとんど批判されなかったことを不満に思う巨人ファンは多いだろう。
でも、阪神は投の井川、打の濱中と次世代の軸がはっきり明示されているのが巨人との違いではないか・・と思うがどうだろう。





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最終更新日  2003年12月25日 10時29分36秒
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