青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2018.01.02
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カテゴリ: イベント
お茶とお花を長年教えている母の従妹に
時々着物選びの相談にのってもらっていました。

若いと思っていた叔母も喜寿を過ぎ
元気なうちに教えてあげる、と言われて
お茶やお花の基本のきの部分だけでも
教えてもらうことになりました。

お花はまったくの初心者です。

子供の頃、生け花は妙に前衛的でよくわからず
大人になってからは、堅苦しい気がして習おうとさえ思わず
縁がないままになっていました。

花は好きで、子供の頃から花を育てていますし
生花もよく生けていますが、すべて洋風で自己流です。
たまに行く一日講座も興味があるのは
洋風アレンジメントで
何もわからないまま、叔母宅に向かいました。

大きめの丸い黒の浅型花器に
大きな四角い剣山がおいてあり、
他の生徒さん達のために注文した残りで
ありあわせのものを用意したと
小母が花材を見せてくれました。

ひょろっとした紫陽花の枝先に小さな葉がついたもの
極楽鳥花
枯れてドライフラワーのようになった大きな花

どれも難しそうなものばかり。
いったいどんな風に生けるのか、どんな風に仕上がるのか
想像さえできません。

叔母が初心者向けテキストの1ページを示し
基本の花型=真副体(しん・そえ・たい)を教えてくれ
それに沿って生けることを教えてくれました。

真副体は初めて聞く言葉で、
生け方も初めてする方法です。
学んだことをメモしておきます。

私の理解によるものなので、微妙に違うとか
思い違いなどもあるかもしれませんのでご注意ください。

真副体はそれぞれ葉や枝葉で表し
花はあくまでもそれぞれのあしらいになる。

真は真っ直ぐ上にのばすもので、
長さは花器の2~2.5倍程度。
10度左前に傾斜させる。

副は真の副えになるもので真の三分の二程度の長さ。
真の左手前に活け、40度手前に傾斜。

体は一番の中心になるもので
剣山の手前中心に活け、70度傾斜させる。

真副体を活けてから
その手前にそれぞれのあしらいを生ける。

あしらいはあくまで真副体のあしらいなので
真副体に沿った花型(かけい)にし
真副体のラインから飛び出さない。

体のあしらいにボリュームを持たせたいので
ない場合は、あしらいのあしらいをくわえる。

今回は花材が初心者むけには難しく
紫陽花の枝も極楽鳥花も
枝や茎部分がすっきりとまっすぐのびて
スカスカしてしまいます。

叔母は「はじめてにしてはまあまあ上手」
と言ってくれましたが
何となくしまりがありません。

叔母に直してもらいました。

まず、体の葉をこちらに向かって流れるように
向きを変えました。

次に、あしらいを真副体に沿うように
少し位置を変えました。

これだけですっきりと纏まりが出て
形が整ったのには驚きました。

こういう部分はテキストだけ見てもわかりません。
習いに行くことの大切さ、
先生に教えてもらう事の大切さがわかりました。

そういう意味でも学ぶことが多かったです。
また教えてもらうことになっています。









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Last updated  2022.07.07 15:11:20
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