青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2018.02.15
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母が亡くなってからの不思議な体験を、
簡単なものから書いていっています。

今年のお正月、実家にしばらく滞在していた時の話です。

実家は小さな観光地にあり
迷っている観光客に道案内することはよくあります。

その日は道路の反対側で、観光案内地図看板を見ていた
年配のご夫婦を見かけたのですが
道路の反対側だったのと、地図を見ているので
わざわざ声をかけることはないだろうと、一旦通りすぎました。

でも、何か気になって、引き返し
道路の反対側から声をかけてみました。

ご夫婦が探していた歴史名所は、私が行く方向だったので
「ここから徒歩5分ほどで、
私もそちらの方向に行くところです。」と伝え、
道路を挟んで一緒に歩きはじめました。

道路を挟んでいますし、そのまま無言で歩いて現地まで案内しよう
と思ったのですが
なぜか気になって、話しかけたほうがいい、と2~3度思いました。

自分ではわざわざここで会話することもないけど、と思ったのに
話しかけたほうがいい、と思ったので、変だなとは思いました。

昔からの観光地なので、若い時来たとか
歴史に興味があって来られる年配ご夫婦は多く、
そのご夫婦もそういう方たちなんだろうと
特に話しかけたかったわけではありません。

でもなぜか、話しかけたほうがいいと思いました。

こちらは初めてですか、と話しかけると、
50年前に来られて
歴史関係の調査に関係された方だとの事です。

その研究は長年調査が行われているのですが
私の祖母も65年以上前の大きな調査に小さな協力をしており
その話は母から聞いていました。

しかしその調査の記録は地元ではしまい込まれ
忘れられているようで長年気がかりでした。

昨年のお盆に実家に滞在中、
古くなってバラバラになったアルバムから
写真だけ箱に保管していたものが見つかり、
その調査の時の写真が出てきました。

古いアルバムは他に10冊くらいはあり
どこかにしまい込まれたままですから
この写真が箱の中に入っていて見つけられたのは偶然です。

私はこの写真を以前見た覚えはありませんでしたが
一目見て、当時の調査の時の写真ではないかと思い
手元におくためにコピーしようと別にしておきました。

なぜ一目でわかったのか、コピーを取ろうとおもったのか
手元に置こうとおもったのか
それも今考えてみると、なぜだかわかりませんが、
大事な写真だと思ったのです。

65年前の、地元でも忘れられた調査の写真です。
私以外は誰も興味を持たないと思われました。

しかし、道案内で偶然お会いした50年前の調査にかかわった方に
65年前の調査の話をすると
実はその方は高名な研究者で
当時の調査にかかわった方々や機関をよくご存じでした。

写真があることをお伝えすると、
調査をした機関に連絡してくださりました。

すると当時の写真は保存されていなかったので
大変貴重で感無量と関係者が入手したいと言われたそうで
お渡しすることができました。

研究者の方が地図を見ていたのはほんの数分ですから
私が出かけるのが少しずれていたら
お会いすることはなかったと思います。

また、道路を隔てていたので
本当は声をかけるつもりがなかったのに
なぜかかけなくてはと思ったのも不思議です。

あの時お会いしなければ、声をかけなければ、
65年以上忘れられていた祖母の写真を
保存していただける所にお渡しすることはできなかったでしょう。

祖母に小さな恩返しができたような気がします。


ありがとうと文字が浮き出るお線香と
ありがとうと書かれた小さなそうそくのセット。
贈り物にも喜ばれます。

私が祖母のことを大事に思っているのを知っている母が
研究者の方に会わせてくれたのかもしれません。





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Last updated  2018.12.05 05:17:36
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