May 1, 2006
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カテゴリ: 詩集 perfectescape
山々の上
雲の中に太陽が沈もうとしている

白いオウムが数羽
列んで飛び 離れてゆく

土色の河の向こう
風に折られたマンゴーの木々が
時間を静止させている

僕は靴を濡らしながら
草の道をゆく

何になりたかったのか
誰になりたかったのか

気がつくと
天上を埋める星々
星座など解らないくらいの数
それらは
降ることもなく
ただそこにある

過去にも 未来にも
存在することはできない

強い風がひとつ
道の上を
僕の身体を
吹いて過ぎた

将来の夢
勝つための努力

なんだ
いらなかったんだ




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Last updated  May 2, 2006 12:38:20 AM
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