しまねこしねま

2003.7

2003.7 鑑賞作品



7月中に観た映画です。わかりやすく★表示しました。

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●天国の口、終りの楽園 ★★★☆☆ビデオアイコン
2001.メキシコ/◎監督...アルフォンソ・キュアロン
◎出演...ガエル・ガルシア・ベルナル、マリベル・ベルドゥー、ディエゴ・ルナ
◎STORY...フリオとテノッチは17歳。学校を卒業したばかりの夏、ふたりは男同士の野放図なパーティに明けくれていた。そんなある日、テノッチの親戚の結婚式で、テノッチの従兄弟の妻である美しいスペイン女性、ルイサに出会う。彼女を誘い出すために、存在するのかどうかさえ知らない伝説の海岸『天国の口』へ行こうと声をかける。一度は軽くあしらったものの、ルイサは2人の誘いを受け入れる。歳上の女性との一夏のアバンチュールに頭がいっぱいになりながら、フリオとテノッチはルイサを車に乗せて未知の海岸を目指す。熱い太陽に照らされたひと夏の旅は、ルイサにとっての最期の旅、そして、少年ふたりにとっては、もっとも輝いていた甘美な少年時代との決別の旅だった。
◎夏にふさわしい作品です。大人の世界に嫌悪感をもち、まだまだ子供の世界にいるがカラダは成熟してセックスしたいばっかりの二人。実在しなかった「天国の口」だが、ルイサの思い出とともに、大人になった彼ら二人にとってそれは永遠の楽園のようなものだったろう。


●オールドルーキー ★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...ジョン・リー・ハンコック
◎出演...デニス・クエイド、レイチェル・グリフィス、ジェイ・ヘルナンデス
◎STORY...テキサスの高校教師ジム・モリスは、妻と子供に囲まれ、野球チームを監督しながら平穏に暮らしている。モリスはかつてマイナーリーグの投手だったが、夢はすでに心の奥にしまいこんでいた。ある日モリスは、チームの子供たちと「地区優勝したらプロテストを受ける」という約束を交わす。負け続きだったチームは驚くほどの力を見せて優勝し、モリスはプロテストを受けることに。モリスの剛速球はスカウトの目に留まり、こうして、史上最年長のルーキーが誕生した。
◎高校生たちの試合シーンの生き生きしたユーモラスな描き方、また後半スタジアムでジムが投げているシーンのワクワク感・・こういうスポーツ作品のおもしろさはディズニーものって抜群にうまいと思う。長男役の子がキュートでした。

●アイリス ★★★★☆ビデオアイコン
2001.イギリス/◎監督...リチャード・エア
◎出演...ジュディ・デンチ、ジム・ブロードベント、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・ボナヴィル
◎STORY...1950年代、二人はオックスフォード大学で出会う。一目でアイリスの全てに恋をしたジョンは、ひたすら彼女を追い求める。そして結婚、その後は次々と小説を発表し、文学界の寵児となる。歳月を経て、二人の愛は穏やかに深まっていた。そんなある日、アイリスにアルツハイマーという運命が降りかかる。時にくじけそうになりながらも、運命に立ち向かうジョン。それは、人はどこまで人を愛せるのかという永遠の問いかけへの、傷だらけだが美しい回答だった。
◎7/15現在鈴鹿市内の主なレンタルショップにたった1本しかないビデオ、借りてきました(笑)どういうこと、まったく。現在と過去がちょいちょい錯綜します。ことにアイリスが発病してからはそれが顕著になる。実際わけわかんなくなるんでしょうか。でも、男性の俳優2人があまりによく似ているのであんまり違和感ないです。パニック起こして車からでてしまったアイリスをジョンがさがすときに「可愛い子、愛しい子」とよびかけていたのがじんときました。


●トップガン ★★★☆☆ビデオアイコン
1986.アメリカ/◎監督...トニー・スコット
◎出演...トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ
◎STORY...米海軍の超エリート集団でその能力がトップ1%に入る者を「トップガン」という。その一人マーヴェリックは粗野で絶対の自信をもち、訓練所でいつも問題を起こし、教官と恋愛したりする。
◎ひさびさにみてみた。へ~と思うような人が出演していて面白かった。メグ・ライアン、ティム・ロビンスなど・・とくにグース役のアンソニー・エドワーズ(「ER」のマーク・グリーン)は当時まったく知らなかったのでおお~マーク髪の毛フサフサ!なんて妙にカンゲキしてみてしまったのであった・・


●たそがれ清兵衛 ★★★★★ビデオアイコン
2003.日本/◎監督...山田洋次
◎出演...真田広之、宮沢りえ、田中泯、丹波哲郎、岸惠子、小林稔侍、吹越満、大杉漣
◎STORY...幕末の庄内、海坂藩。井口清兵衛は御蔵役五十石の平侍だった。妻を労がいでなくし二人の娘と老母と暮らしている。生活は苦しく家事と内職の毎日で同僚たちからは「たそがれ清兵衛」と呼ばれていた。
◎とてもいい映画だったと思う。貧しい侍の暮らしをそのまま貧しく描き、自然に、なんというか、王道、正統派っていうかんじだ。
それでいてきたならしくは決してない。日本映画へのエールの意味をこめて★5。


●悪いことしましョ! ★★★☆☆ビデオアイコン
2000.アメリカ/◎監督...ハロルド・ライミス
◎出演...ブレンダン・フレーザー、エリザベス・ハーレー、フランシス・オコナー
◎STORY...コンピュータ関連会社に勤めるエリオットは職場のアリソンに片思い中。そんな彼の前にセクシーな悪魔が現れ魂とひきかえに7つの願いをかなえるという。思わず承知してしまったエリオットは・・
◎「少しピントのズレた善良な男」をコミカルに演じさせたら、ブレンダン・フレーザーの右に出る人はいないかもしれない!「スカウト」「タイムトラベラー~きのうからきた恋人」と、そのおおらかなボケには大いに笑わせてもらったが、この作品でもその魅力はしっかり発揮されている。


●黄昏 ★★★★☆ビデオアイコン
1981.アメリカ/◎監督...マーク・ライデル
◎出演...キャサリン・ヘップバーン、ヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ
◎STORY...ニューイングランド、毎年湖畔で夏を過ごす老夫婦のもとに、久し振りに娘と再婚相手、その連れ子がやってくる。気の強い娘と厳格な父は昔から気が合わない。娘とその相手がヨーロッパに行く間連れ子のビリーをあずかることになるが・・。
◎キャサリン・ヘップバーン追悼の1本。当時70代くらいだとおもうけれど、美しいです!!やはりさすが華やか!風呂あがりにガウン着てタオルを髪に巻いて出てきたところなんか、とても堅気のおばあさんにはみえまへん(笑)さて、ヘンリー・フォンダが80歳の誕生日を迎えて、だんだんもの忘れがひどくなり体も弱って「老い」に対する怖れを実感していく。13歳のビリーにときどき怒鳴るとビリーは「怒鳴ることないだろ」という。するとエセル(ヘップバーン)は「彼は老いたライオン、人生に怒鳴っているのよ」とたしなめるのだ。


●K19 ★★☆☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...キャスリン・ビグロー
◎出演...ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン、ピーター・サースガード、クリスチャン・カマルゴ
◎STORY...1961年ロシアの原子力潜水艦K-19に核爆発の危機が迫った。目の前はNATO基地、爆発すれば大惨事、核戦争の恐れも...。乗組員たちは被爆覚悟で原子炉の修理に挑む。実話に基づいた壮絶な話だ。
◎ちょっとみていてつらい話だ。「名もなき英雄」となった乗組員。しかしレインコート程度の防護服を着せられて「爆心地」に行かされる彼らをみているのはやはりつらい。終戦直前の特攻隊員にも似たものがあるが、恋人の写真を最後まで持っていたクルーの人生を思うと、国家ってなんなんだ?という思いがする。


●ディナーラッシュ ★★★☆☆ビデオアイコン
2002.アメリカ/◎監督...ボブ・ジラルディ
◎出演...ダニー・アイエロ、エドアルド・バレリーニ、カーク・アセヴィド
◎STORY...ニューヨークのトライベッカ。賭けの胴元でもあるルイは長年、街の食堂として人々に愛されてきたイタリアレストラン《ジジーノ》のオーナーである。ところが、そんなある日、長年のルイのビジネスパートナーが殺害される事件が起きる。ルイの頭を悩ませているのは、そればかりではない。ルイの息子で、野心家のシェフ長でもあるウードが、ルイの意に反して、店を流行発信地のトレンドなレストランへと大変革させてしまったからだった。ある夜が、ルイとウード親子にとって世代交代のバトンが手渡されるとき、意外な終結を迎えることになることを、ここに顔を揃えた人々はまだ知る由もなかった……。
◎う~ん、とってもおいしそう・・・。厨房シーンはシアン系で映像はクールだがやってることは戦争のようだ。肉はまだか!!!とか・・対してレストランのシーンはイエローであたたかみのある色合いに。でも血なまぐさい話が進んでいるんだね。そしてそれだけでなく、シャフのウードは店を自分のものにしたくてやきもきしていたりする・・。おもしろかったです。


●かあちゃん ★★★☆☆ビデオアイコン
2001.日本/◎監督...市川昆
◎出演...岸恵子、原田龍二、うじきつよし、勝野雅奈恵、尾藤イサオ、石倉三郎
◎STORY...時は天保末期の江戸。不景気、失業、相次ぐ暗い事件……、庶民の生活は困窮を極めていた。貧乏長屋で5人の子を育てる“おかつ”は、そんな暮らしにあっても、自分たち家族よりも他人を思いやる。そんな彼女に、家族みんなが協力し合うのだった。そして“おかつ”はたまたま入ってきた泥棒さえも、家族の一員として受け入れてしまう。
◎山本周五郎原作の世界だ。この頃は家賃を払えないほど貧乏していても、ちゃんと夕方には酒を飲みにいくんだよね(笑)将来のためにお金をためようなんていう気持があったらそんなことはできない。おかつのように、目的があってお金をためている人はそんなことはしないしので「ケチだ」といわれてしまうわけだ。

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