いよいよ歩き巡礼の最終日です。10kg以上の荷物(最後は12kgくらい)を担ぎ2ヶ月間約1150kmを歩きました。スポーツはだめ、重いものは持てない。10m以上走ると足がもつれる。どんな山道でもエスカレータを一応探してみる。ニワトリでさえ間違えない道を必ず間違える。交通機関の切符を買うための正しい列を見つけることができない。等々の性癖をもっているぼくが、一人でポルトガルのファティマまで来られた。これは、ぼくにとって奇跡以外のなにものでもありません。☆1
聖母出現の場所として、ルルドとファティマは知っていましたが、そこに行くことなど絶対にないと思っていました。ルルドはフランス、でもファティマは世界のどこにあるかも知りませんでした。それがサンティアゴ・デ・コンポステーラに行く途中にポルトガルであることを知りました。ポルトガルに行くことは全く考えていなかったことでした。 そのファティマに今日辿り着きます。恐ろしいほど不思議な出来事でした。☆2
早朝からバルのご主人に朝食と昼の弁当として、二つのボカディージョを頼むと「いいよ、ちょっと待ちな」と言って手際よく作ってくれました。それから出掛ける前に消防署の人にお礼の挨拶をして、スタンプも貰いたいのですが言うと、それでは「ついてこい」と言って、消防署の事務所に連れて行ってくれて、スタンプも押して貰うことが出来ました。☆3
バルのご主人と別れを告げて、消防署を左から回り込むように坂道に入り込んでいきました。すると直ぐに巡礼矢印を見つけることが出来ました。山道に入って行きました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラのガリシア州を歩いているような感じでした。最後の最後でやっと巡礼路にもどれたと思いました。人と会うことはありません。山道からやがて森の中に入っていきました。ファティマは目前でした。しかし気が急いていたので、歩いても歩いても森からでることができないように感じました。荷物の重さが肩にのし掛かってきました。やがて森を抜け道路にでました。道路の向こうに巨大な駐車場が見えました。ファティマ到着でした。ネット予約したホテルを目指しました。一人祝いで一泊5千円もする高級ホテルを三泊予約していました。町は人がたくさんいました。みんな車で来ているのです。☆4
やがて立派なホテルに辿り着き、朝食付に変更して貰い部屋の鍵をもらい、部屋に入りました。とても綺麗な部屋で、日本だったら、とてもこの値段では泊まれるような部屋ではありませんでした。さっそく風呂に入り、バスタブで洗濯をして、美しく広い風呂場に洗濯物をほすと、さっそく大聖堂にむかいました。☆5
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