風を感じて(着物の不思議)

風を感じて(着物の不思議)

2022.08.16
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カテゴリ: 着物のこと

綿の生地や、麻の生地を使った半巾帯が良く売れている。

アトリエにあった生地で試しに半幅帯を作ってみた。
洋服の生地で、プリント物の綿麻生地。

でもこれが。
着物に合わせたら、あわない。
何が合わないって。
色が。手触りが。

絹の織の着物に、この現代プリントの生地の色が合わないのだ。

浴衣ならあうのかと思って合わせてみたが、
これも本藍の浴衣だったり、本染めの浴衣には合わない。


最近の浴衣なら、洋服の生地で作っているからこんな帯が合うのかも。
逆に、お洋服の生地で作った浴衣に、本物の織の帯も、合わないのかも。

結局、生地が沢山あるので、半巾帯を作ろうと思ったが、廃棄してしまった。
やはり、本物の反物から作った半巾帯がいい。


浴衣の反物をネットで探した時も、
生地を半分に切って、半分の巾にして、反物として販売しているものもあるのにはびっくりした。

エコバックを作ろうと思い買った反物の浴衣生地もプリントで、薄くてペラペラ。
それほど安くはないのに。
着物の質の低下にびっくりした。

今や呉服店やレンタルショップの扱う振袖の9割近くが、このインクジェット品で占められているらしい。

また袋帯も、糸質を落とし配色数を極力抑えて自動製織される「低コスト品」が出回っており、その質の低下は悲しい物があると、呉服屋さんは嘆いてる。
現状は完全に、工業品が工芸品を圧倒しているらしい。

値段がお手頃だから、着物のとっかかりには良いかもしれない。
ただ、着姿が決まらないのは生地のせいもあるかと。
初めて着る着物が、こんなものかと思ってしまうのも悲しい。

打ち込みのしっかりしていない着物は、何度か着ると、お尻の部分だけが伸びてしまい、
次の年には着れないとか。

昔の着物なら仕立て代えて、着物を自分サイズに直したり、
羽織りにしたり出来るけど。
質の悪い着物は、一年物なんですね
最近読んだ本に書いてあった。


本物を見分ける目を付けて、品物を見極めないとダメですね。
高い物が本物ではないから。
騙されずに、本物を見分ける目を持たないと。














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Last updated  2022.08.16 21:00:11
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