風を感じて(着物の不思議)

風を感じて(着物の不思議)

2022.10.03
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カテゴリ: 着物のこと
1年がかりでやっと出会えた仕立て屋さん。
着物は普通の日本人体系の人にはとてもよく合う。

でも、背丈の小さい人。
腰高の人。胴の短い人はとても苦労が多い。

仕立て屋さんは、サイズ(身長、バスト、ヒップ)から割り出したサイズで着物を縫う。
でも、これには大きな落とし穴があり、
ウエストの位置。腰の位置。肩の位置
身体が丸い、体が薄いは、まるで無視されていて、着付けでカバーしてるのが現状。

でも本当は、着付けでカバーできることと、仕立てでカバーできるところは違うんだと思う。
身体にあった襦袢。
身体にあった着物を着ていれば、基本着崩れはしません。


自分は、身長160cm
ウエストから、かかとまで100cm
肩からウエストまで33cm
アンダーバストからウエストまで7㎝。ウエストから腰骨まで6cm。
胸の下から腰骨までは13cmしかないので、帯の半分の15cmは入らない。
腰骨があるので帯はしたには結べないので、胸を半分潰すか、上に持ち上げて帯の巾を確保するしかない。

仕立て屋さんは、そんな人はまずいないので、割り出し寸法から着物のサイズを割り出し、
不備をつたえても、意味のわからない人がほとんど。

ある程度仕立ての勉強をして、この寸法をこうしたらどうなるか。
そんなことの繰り返しでした。

やっとのことで、意味の分かる人に出会えました。
感激です。

変更したところ
*衿の抜き。踊りをする人のように後ろに抜いて仕立てる。
  胸があるので、生地は足りない方に移動する。
  着物は平面裁断なので、前の生地が足りず、衣文を抜いても、動いている間に首が詰まってくる為。
*丈を長く仕立てる。
  腰高の分普通の丈より8~10㎝長く仕立てる。
*袖付けを狭くする
  胴が短い為
*内揚げをなくす。
  内揚げを上に作りたいが、袖着けとみやつ口との関係があるので、これ以上上には出来ないため。
  内揚げ部分が全部腰の下に溜まり、おはしょりの部分がモコモコになる。
  胸の下から、腰ひもまで隙間がないので、三角折りは出来ない。

  内揚げをなくすと、サイズ直しや、仕立て直しが出来なくなることを承知のうえ。
  その分少し丈を長く仕立てる。
*後ろ巾を少なくする。
  割り出し寸法から作ると、脇の線を合わせて着物を着ると、右の身頃が後ろまで回ってしまうため。
  体が丸く、後ろ巾が狭いため。
*合褄巾を狭くする。
  ウエスト部分が普通の人より10cm上になるので、
  普通の人のヒップの部分が、股より下になるため。生地があまる。
*褄下を長くする。
  腰ひもを結ぶ部分が、下から99㎝の為、
  割り出し寸法から作ると足の付け根より下に来てしまう為。

*帯巾を狭く縫う。
  帯の巾はほとんど決まっているが、仕立てる時に柄に支障がなければ、縫い代を多く取ってもらう。
  胴が短く、帯の巾がないため。

二人の母の着物が山ほどありましたが、
  全てサイズが合わず、対丈で着れば何とか袖を通す事は出来ますが、
  にょきっと手が出てしまったり、練習用にはなりますが、ほとんど洗い張りをして、
  生地巾の足りるものは、サイズ直しに。
  生地巾の足りないものは、お洋服になりました。

また、胴短の人は、
前結びの帯は脇下に帯をます部分がないので、後ろ結びのみ。
着物の市販されている下着類は、胸を上に上げないと帯が結べないので、使えない。
トイレ問題があるので、普通の着物の下着は付けられません。

補正着は自分で作りました。
一般的な着付けに使う小物類は胴の短い人は使えません。
不自由を感じたら、自分の使いやすい物を見つけていくしか手はないかと思います。





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Last updated  2022.10.03 21:49:15
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