風を感じて(着物の不思議)

風を感じて(着物の不思議)

2023.05.04
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カテゴリ: 着物のこと
ゴールデンウイーク、皆さんお出かけ地元を脱出ですね。
人も車もガラガラです。
スーパーは買い物客が少ない為、生鮮食品は値下げされていました。

さて、昨日の続き。着物の衿肩明き。



付け込みと繰り越しを合わせて8分(3cm)が一般的な仕立て方。
繰り越しとは、衿を抜きやすくするために、片山より釧路に下がったところに、衿肩明きをずらすこと。

襦袢も着物もその部分を1寸5分(5.7cm)にしていただきましたが、
衣紋を抜いても抜いても、前の生地が不足するので、布は前に引っ張られます。
何故こんなことがおきるのか不思議で、仕立て方を考えました。

写真を撮るだけのモデルさんではなく、
着用して動くのが基本です。
1寸5分の襦袢は、後ろが8センチ下がり、前はさらに上がります。
これでは裾が、足にまとわりつき、歩くことが出来ない。
また、着物から襦袢が出てしまう。
丈を短くしたら?
と仕立て屋さんは言いますが、丈を短くすると前がさらに膝まで上がってしまいます。

考え抜いた末、長襦袢を自分で直し、更に1寸(4cm)繰り越しました。

洋裁でも同じことが起こります。
自分のお洋服は子供の時から自分で作っているので、良く分かりますが、
和裁も同じでした。

合計2寸5分。(9.5cm)
花嫁さんのように衣紋が抜けてしまうと、どこの仕立て屋さんでも言われました。
が。
不思議なことに抜けません。



帯曲がってますが。
こんな程度です。
前に引いている分けではありません。普通に後ろに衣紋を抜いて着用しています。

2寸5分で、やっと後ろの身頃は、中心で下に落ち、床と平行になります。

ますいわ屋さんではそんな仕立ては出来ないらしく、長襦袢を数回お直しに出しましたが、
結局ある程度までで、諦めました。
何度も仕立て直すと生地が傷みます。

長襦袢の仕立てに1年かかりましたが、やっと先日長襦袢と着物が揃いました。
歩くことの出来る襦袢が仕上がりました!。
神戸の駒屋さんで仕立てていただきました。


さて。道中着はどこをどう直せばよいのでしょう。
衿を普通に仕立てると同じ事が起こります。
悩むところです。





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Last updated  2023.05.04 21:00:07
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