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稲葉忍

稲葉忍

Oct 29, 2022
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カテゴリ: 読書・コミック
今回読んだのは小説版「黄龍の耳」
ヤンジャンで連載されたコミックの原作で「新宿鮫」シリーズの大沢在昌が作者
 イタリアの修道院で暮らしていた主人公のキロウは父の死を機に「棗希郎衛門」の名と莫大な財産、金と女を思いのままに出来ると言われる「黄龍の力」を受け継ぎ、京都を拠点とする「巳那(美那)一族」と対決する…という内容

昔に読んだが母が借りてきたのでもう一度読んでみようと思って読んだ。
 イタリアの修道院で暮らしていたキロウは父の死を切っ掛けに修道院を出て旅に出る所から始まる。イタリアからロンドンの「ゴードン法律事務所」へ…という展開に。
「ゴードン」は小説では「アーサー・ゴードン」って名前でコミックでは「シンクレア・ゴードン」。
・父の遺書から棗家の先祖は玄宗皇帝に連なる血筋と知るが、漫画だと静月院から聞かされる展開だった
・ラスベガスで「黄龍の力」を試すってのは漫画でも共通だが、小説だと封印であるピアスを取ると超サイヤ人よろしく髪が逆立つ描写は描かれていない
・日本に帰ってきたキロウがまずやったのは横浜の外人墓地にある父のお墓参り。外人墓地に宝があるという噂話があり、外人墓地を所有している修道院が取り壊しの危機に。地上げを企む人物との対決内容がバイクで峠レースというのが漫画での展開だが、小説だと選んだ店にどれだけお客さんが入るかを賭けるって展開になるけどハードボイルドものを得意としている大沢氏らしくないなぁ
・漫画では豪放磊落な印象の大河内だが、小説では得体の知れなさを醸し出しているという印象の人に
・京都に着くのはあっさりしているが、自身の従姉妹と知ったみづきを助けるため、大河内の紹介で呼ばれた傭兵とともにみづきが連れ去られた島へ潜入する…という展開はハードボイルドらしさが出てる
・最後に登場する殺し屋・邪魅は変装の名人でどんな体格の人間に化けられるというところは雅と同じだが、黄龍の力には勝てず焼け死ぬ…というところはコミックに登場した宜子と同じ
・漫画では43代目の封印「炎龍の章」を手に入れ、美那一族を退けたキロウは伽奈子に封印を渡し、一人前の男になったら迎えに行く…と決意して終わるが、小説ではひっそりと生きていた母と再会して終わるという展開に。


黄龍の耳 (集英社文庫(日本)) [ 大沢 在昌 ]


[中古]黄龍の耳 (1-15巻 全巻) 全巻セット コンディション(良い)
コミックでは美那を退けた後も物語は続き、キロウは訳ありな女性と交流しつつ、一人前の男に成長していくさまを綺麗な絵で描いてく。作画は「夜王」の井上紀良。





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最終更新日  Oct 31, 2022 08:43:47 PM
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