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神秘家の庵

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2010.05.17
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カテゴリ: 名画の秘密
ウツギ1
ウツギ


同じ絵なのに一方は裸で、もう片方は服を着ている。
二つの作品は1803年に、スペインの宰相マヌエル・ゴドイの邸宅で発見された。
当時スペインはカトリックの力が強く、厳しい戒律があった。
そのためゴドイ家では、表面に着衣を飾り、その下に裸のマハを隠した。
裸はハンドルを回すと出てくるように細工がしてあり、時々に応じて入れ替えていた。
楽しそうだね。
先に描かれたのは「裸のマハ」で、両方が完成するのには数年の開きがあったと考えられている。
ゴヤはどうしてこの二つの作品を描いたのだろう?
謎を解くカギは、マハのモデルになった女性が握っている。
モデルとされている女性は、ゴヤの恋人だったアルパ侯爵夫人で、魅力的な彼女はゴヤにとっては女神ヴィーナスのような存在だった。
ゴヤは彼女を描いた別の作品を、死ぬまで自宅に飾っていた。
その絵の侯爵夫人は、右手の指で下方を指示しているが、そこにはゴヤの署名があり、その隣に「solo」という文字が入っている。
つまり「ゴヤだけ」という意味だ。
また、二人のイニシャルを刻んだ指輪も描かれている。
純愛だね。
後年、ゴヤは「裸のマハ」を描いたことで、異端審問に召喚された。
侯爵夫人の方の子孫も、夫人がモデルではないことを証明するため、裸の女性とは体形が異なるとして、1945年に墓を掘り返し、遺骨を調査された。
当時のスペインでは、裸を描かれることは罪深いこととされていたため、先祖の汚名を消すためだった。
ゴヤの墓も暴かれたことがあり、当時の新聞には「二人は死後も運命をともにした」と書かれた。






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最終更新日  2010.05.18 08:09:40
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