フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2014年04月15日
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「世界フィギュア2014大阪エキシビション」のテレビ放送を見ました。
とにかく衝撃的だったのがソトニコワの「ブラック・スワン」。圧倒されました。
あれは映画のブラックスワンを演じているのでしょうか?それとも音楽「白鳥の湖」を表現しているのでしょうか。
どちらでも通じると思いますがいずれにせよ、17歳の若さとはとても信じられない演技で、「絶望」や「苦悩」といった人間の負の感情を圧倒的な身体表現を通じて見せてくれました。正直ソトニコワにこんな演技が出来るだなんて!と驚きの気持ちで一杯になり、今まで私は彼女の何を見て来たのだろう、と自らの不明を恥じ入るばかりです。
ソトニコワは今まで技術的なポテンシャルは素晴らしいけれど、「表現」という面に関してはまだまだこれからの選手だと思っていました。まぁまだ17歳なんですから当然と言えば当然なのですが。それがまさかあのような演技も出来るだなんて、本当に驚いたとしか言いようがありません。彼女の表現の質というのは、どちらかと言うと「陽性」タイプで、明るさや強さといったものを表現する事は得意なのかと思っていましたがあにはからんや、このような「陰」の表現も素晴らしいとは。惚れ直しましたよ、アデリナちゃんに。
髪を振り乱し、負の感情に翻弄される主人公?を演じるソトニコワ。「狂気」すら感じさせる凄みのある演技(狂気がテーマだったのかも知れませんが)。いや~、本当に吃驚しました。しかし本当に見事の一言だと、感じ入りました。そうそう、「白鳥の湖」の音楽を表現するって、こういうことなんだよ。「白鳥の湖」はやっぱりこんな風に表現して貰いたい!私の好みの問題も大きいかと思いますけれど、「白鳥」の音楽を表現するのに「清く、正しく、美しく」ではダメ。むしろその反対でないと、という私のポリシー?を満足させてくれる実に素晴らしい「ブラック・スワン」でした。振付家は誰なんだろう?録画していなかったのが実に悔やまれます。

補足。勿論オデットを演じるのであれば「清く、正しく、美しく」だけでも十分だと思います。けれどこの音楽に内包されているチャイコフスキーの「叫び」、それを私は表現して貰いたいのです。チャイコフスキーがこの音楽に託した、込めた想いは、とても「重い」ものです。チャイコフスキーの「苦悩」がこの曲を書かせたと、そう断言してもいいのではないでしょうか。浅田真央の「白鳥の湖」はひたすら「清く、正しく、美しく」の世界であり、それはそれで素晴らしいとは思いますけど、曲を表現するという意味においてはあまりに表面的に過ぎ、浅薄であるような印象を受けました。水が流れるように美しいけれど、あまりに淡々としていて音楽を身体で演じている、表現しているというようには見えなかった。オデットを演じているのだからそれでいいという意見もあるかも知れませんが、オデットにしたってそれを演じ切れているとは私には思えませんでした。まぁ、この件を蒸し返すのは本意ではありませんのでこの辺りで止めにしますが。
それにしても若干17歳のソトニコワの演技力の凄まじさ!彼女は凄いです。これからが本当に楽しみです。

この「ブラック・スワン」ですが、もしかしたらバレエ「白鳥の湖」の世界観を表現したものなのかも知れませんね。
或いはオデットの苦悩や絶望を黒鳥として表現する、バレエではオデットとオディールは同一人物が演じ、人間の持つ「両義性」がこの作品のテーマの一つでもありますから。或いはジークフリートの苦悩を表現していると解釈することも不可能ではないと思います。様々な解釈が可能なのがバレエの魅力であり、このプログラムもまた、見る人それぞれに解釈を任せたものなのかも知れないですね。





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最終更新日  2014年04月16日 03時57分52秒
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Re:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
shige さん
新緑の里さん、こんにちは、
 ソトニコワのブラックスワン見ました。私の見る所、クラシックではなく、コンテンポラリーの白鳥の湖という感じです。迫力もあり演出も髪を上手に使った一風変わったものでしたね。確かにオーラも出てきて、いいスケーターになったなという印象です。
 それから、彼女のこのEXの振付師って判らないのです。私も興味がありましたが、調べても出てない。もしかしてロシアとかヨーロッパの前衛ダンサーに着想を貰って仕上げたものかもしれませんね。振付けそのものにも興味があります。

 私は、浅田選手の「白鳥の湖」はとても好きだったし、クラシックバレエの息吹を充分に感じさせるものだと思います。
 真央さんの演じた白鳥は清楚で清潔感のあるものでした。ダンサーで言えばクラシックバレエの定番を演じるようなタイプ。例え年齢を重ねても初々しい可愛らしさを残したまま。それは逆の意味で稀有な事です。
 山田コーチは彼女が十五の時に「真央の魅力はそよ風の様なタンポポの様な味。これでもかというねちっこいロシア的な表現は似合わない」と予言してました。
 新緑の里さんが思う気持ちもよく判るのですが、私はそんな彼女も好きですし、白鳥の湖は名作だと感じているのです。

 フィギュアを離れて、「統一球問題」。一体どうしてこういう事になってしまうのか。常に単一メーカーの決められたボールしか使えない。私の個人的な意見ですが、狭い球場、地方球場で試合をする時には飛ばないボール、逆に広い所では逆にする。その方が面白い試合が見れそうな気がするのです。
 WBC以降、国際大会の基準に合わせるって言ったって、五輪もない、WBCだって今後どうなるか判らない。誰かが言っていましたが、野球は国毎に体格も違えば感覚も違います。国際規格を無理に踏襲する事もない。今までこんなにホームランが極端に増えたり減ったりしてなかった。つまり、以前のやり方で良かったと思うんですよ。そしてあらぬ疑いの目を掛けられて単純ミスでも陰謀論も出て来そうだし。
 新緑の里さんはこの問題、どうお考えでしょうか? もし、差し障りが無ければご意見聞かせて頂きたいです。 (2014年04月16日 09時24分50秒)

Re:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
ゆっき さん
新緑の里さんが絶賛されているアデリナちゃんのブラックスワンをどきどきしながら拝見いたしました。
百聞は一見に如かず。圧倒されました。とても素晴らしく感動しました。そして恐ろしい、と思いました。
アデリナちゃんのブラックスワンを見て安藤さん、ワグナーさんのブラックスワンも思い出しました。彼女たちのブラックスワンも狂気、嫉妬といった人間の「負の感情」を演じていましたね。2人の演技も大好きです。特に安藤さんはこの頃から自身の演技スタイルが確立されてどんどん美しくなっていったという記憶があります。

安藤さん、ワグナーさんがブラックスワンを演じた年を正確には存じ上げないのですが20代に入ってからでした。経験を積んだからこそ滲み出る色香と成熟した表現ができるのだと思っていました。
で、アデリナちゃんは現在17歳。それでこの演技。解説者も圧倒されていました。真央ちゃんが17歳の頃はもっと可憐な妖精だったというのに、アデリナちゃんは既に大人の女性の色香が。全然タイプが違います。というか17歳の日本女子にこのレベルの演技ができる人いるのでしょうか・・・。

>彼女の表現の質というのは、どちらかと言うと「陽性」タイプで、明るさや強さといったものを表現する事は得意なのかと思っていましたがあにはからんや、このような「陰」の表現も素晴らしいとは。
私も以前、同じことを思っていました。少し無機質に感じるな、とも。なぜ一気に表現面が開花したのかな、と考えるとやはり熾烈な国内競争が理由ではないかと考えています。現在のロシア女子のレベルは非常に高く才能のある若手がゴロゴロ控えています。代表の座をかけて死に物狂いで練習しているはずです。当然、嫉妬、憎悪といった負の感情も芽生えることと思います。
別のサイトでアデリナちゃんのコメントを読んだことがあります。ソチ前のインタビューでは「私とリーザが時代を切り開いてきた。下からどんな選手が出ようとも彼女たちが残ることはできないわ」。またソチ個人戦後に「団体戦に出場できず非常に悔しかった。個人戦に悔しさをぶつけた(ロシア代表はユリアだけじゃないのよ、私の実力を見せつけてやりたかった、といった感情が透けて見える)」といったコメントを残しています。非常に勝気な性格であることが分かりました。まあ、負けず嫌いなアスリートなんて見たことありませんけど(笑)

アデリナちゃんは負の感情を悪いこととして切り捨てたり気付かないふりを決してしなかった。ライバルの活躍を真正面から見詰めて「悔しい」と思い、日々精進した。だからこそのあの演技なのだろうと思います。
(2014年04月17日 18時00分25秒)

Re:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
ゆっき さん
長文ごめんなさい。続きです(>_<)

私は真央ちゃんの「白鳥」が好きですが新緑の里さんが仰っていることもよく分かります。真の芸術とは何か。ずっと考え続けていたことが最近になって形になり始めたように思います。
芸術の根底にあるものはアデリナちゃんが見せたあの「負の感情」なのかもしれない、と。醜い感情から逃げずに見つめて観客にさらけ出して初めて芸術となるのかも、と。

これはソチでの真央ちゃんを見て感じたことでもあります。練習ではできる、のに本番では緊張して実力が出せない。その悪い癖?が最悪の状態で出たのがよりにもよって五輪本番のショートでした。あの時の気持ちを言葉にすることが未だに難しいのですがね。真央ちゃんはあの時どう感じていたのか。しばらくは何も感じられなかったそうですが時間が経つにつれ「ふがいない自分への怒り」が湧いたそうです。

ここからは完全に推測ですが。ライバルたちが演技を纏める中、重圧で沈んだことに激しい自己嫌悪を感じたはずです。そしてメンタルの強い選手たちへの称賛、羨望、嫉妬もあったのではないか、と思っています。人間ですからね。でもそれ以上に自分が許せなかったのかと。そこからの立ち直りは今更、言うまでもありません。あれは自分の弱さ、情けなさを真正面から受け止めそれでも乗り越えようとしたからこそできたのだと思います。
真央ちゃんのフリーには人生の全てがありました。絶望、憤怒、悲哀、勇気、未来、希望、歓喜。だから世界中が涙する演技となったのだと思います。

世界選手権での真央ちゃんは憑き物が落ちたというか一皮むけたというか非常に良い表情でした。一度とことん絶望しないと辿り着けない世界があるのでしょうね。
その絶望をろ過した演技が「ノクターン」でした。決して消えないであろう悔しさ、悲しみといった「負の感情」から抽出して、なお愛がこもっているからこそ美しいのだろうと。

新しい境地に辿り着いた真央ちゃんの競技プロをまだ見ていたい気持ちは今もあります。が、あのショートとフリーを見させてもらえたので、もう充分、という気持ちの方が大きいかもしれません。

埼玉世界選手権は過去最高に楽しい試合でした。自分の弱さと戦い続け、素晴らしい演技を見せてくれた全選手に「お疲れさま、ありがとう」と言いたいです。
(2014年04月17日 18時20分00秒)

Re:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
ゆっき さん
訂正です(汗)

最初の投稿で「負けず嫌いなアスリートなんて見たことありませんけど」と書いていますが逆ですね。

「負けず嫌いじゃないアスリートなんて見たことありませんけど」です。アスリートってのは負けず嫌いなんですよね。あちゃ~(>_<)失礼しました。 (2014年04月17日 18時27分26秒)

Re[1]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
新緑の里  さん
shigeさん

ご無沙汰しておりました。コメント頂いてありがとうございます。

>振付けそのものにも興味があります。

そうなんですよ、私も振付家が誰なのか気になります。ソトニコワには一度タラソワさん系とは違う、全く別の振付家にプログラムを創って貰った方がいいのでは、と思っていたのでこの作品がその最初の例となったのだとしたら嬉しいのですが。

> 山田コーチは彼女が十五の時に「真央の魅力はそよ風の様なタンポポの様な味。これでもかというねちっこいロシア的な表現は似合わない」と予言してました。
> 新緑の里さんが思う気持ちもよく判るのですが、私はそんな彼女も好きですし、白鳥の湖は名作だと感じているのです。

そうですね。私はソトニコワのこの「ブラックスワン」大好きですけど、かと言って真央ちゃんにこんな演技をして貰いたいのか?と言われればそれもちょっと違うんですよね。いやもう本当に矛盾し過ぎてますね、すみません。本当に真央ちゃんは「そよ風のような、たんぽぽのような」稀有な存在。良い意味で浮世(憂き世)離れしていて天上界の住人のよう。天上に咲く花のような存在です。そうした彼女の美質に敵う人はいないでしょう。「ノクターン」や「月の光」といった純粋に美しい作品を演じるのにこれ以上の人は存在しないと思います。美しさこそ、浅田真央の最大の武器だと思いますし、神々しさと言うか、一種神聖な雰囲気、巫女のような雰囲気を持っている。「ジュピター」ではそうした彼女の美質が如何なく発揮されてあの素晴らしい世界を創り上げることが出来ます。けど、「白鳥」はなんか違うな~、と感じてしまうのですよね。彼女ならではの、彼女にしかない美質と「白鳥」の音楽、世界とは相いれないものがあると言うか。

> フィギュアを離れて、「統一球問題」。私の個人的な意見ですが、狭い球場、地方球場で試合をする時には飛ばないボール、逆に広い所では逆にする。その方が面白い試合が見れそうな気がするのです。

私はプロ野球ファンとは言ってもど素人の中のど素人でして、この問題に関しても大きな事は何も言えないんですよ。フィギュアを真剣に見過ぎてしまってるせいか、せめてプロ野球位は何も考えずに気楽に見たいと言うか。けど、shigeさんのこのご意見には本当に賛成です!セ・リーグは特に、広い球場と狭い球場と、両極端ですものね。広い球場なら唯の外野フライでしかない打球がホームランになってしまう東京ドーム。あれは流石に勘弁して欲しいです。「ドームラン」と揶揄されても仕方がないでしょう。

> WBC以降、国際大会の基準に合わせるって言ったって、五輪もない、WBCだって今後どうなるか判らない。

その肝心のWBCだって、公式球はNPBの統一球とは全く違う球で多くの投手が苦労したのはまだ記憶に新しいところですよね。本当に意味が分かりません。普通にMLBと同じ球を使用すればいいのにと思うのですがダメなんでしょうかね?ただ私は今の使用球位でちょうどいいのかな?とも思います。空中戦が増えスペクタクルな野球が見られるのは単純に面白い。統一球になって、所謂「飛ばないボール」になって、あまりに投高打低の投手有利であり過ぎるゲームが多かった。投手戦ならぬ貧打戦。これはある阪神ファンの有名ブロガーさんが仰っていた事ですが、飛ばない統一球はあまりに投手過保護のボールであり、2流3流の投手を1流であるかのように錯覚させるとんでもない紛い物のボールだそうです。実際、飛ばな「過ぎる」統一球が使われていた2012年、防御率3点を切る投手はセ・リーグで13人、パ・リーグで12人もいたのが、ある程度飛ぶようになった昨年はその数は激減しました(セ・リーグ5人、パ・リーグ3人)。統一球導入前の状態に戻ったともいえ、これ位が「普通」なんじゃないか?とも思うんですよね。飛ばないボールは「なんちゃってカットボール」や「なんちゃってフォーク」でも簡単に打ち取れた。あまりに投手有利であり過ぎる状況だった。ある程度飛ぶボールに戻ったことで多くの投手がふるいに掛けられることになりましたけど、それが真の実力である、とそのブロガーさんは仰っていたように思います。
(2014年04月19日 01時07分43秒)

Re[1]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
新緑の里  さん
shigeさん

>誰かが言っていましたが、野球は国毎に体格も違えば感覚も違います。国際規格を無理に踏襲する事もない。

「国際規格を踏襲」と言ってもそもそも全く「踏襲」になっていなかったのでは?それにそもそも「国際規格」って何なんですかね?MLBなんでしょうか。だったらMLBで使用されている球と同じものを使えばそれで全く問題無いと思うのですが、実際NPBの公式球である統一球はMLB使用球とは全く違うものだそうですし。また仰るようにMLBを過剰に持ち上げる必要も全くないと思います。日本には日本の「野球」がある。それは「baseball」ではないという当たり前の事実にもっと誇りを持つべきでしょう。日本が「baseball」を導入する必要など全くなく、「野球」を極めればいいだけの話です。MLBを過剰に「信仰」するのもおかしなことだと思います。スタイルが全く違うのですからね。ので私は、MLBに挑戦しても全く活躍出来なかった選手を見下げるような風潮?にも疑問を感じます。「通用しなかった」の一言で切り捨てる気には全くなりません。彼らは一流の「野球」選手であり「baseball」の選手ではなかった、それだけの話だと思います。

>今までこんなにホームランが極端に増えたり減ったりしてなかった。つまり、以前のやり方で良かったと思うんですよ。そしてあらぬ疑いの目を掛けられて単純ミスでも陰謀論も出て来そうだし。

「以前のやり方」と仰るのは統一球導入前、2010年以前、という事ですよね?まぁ球場によって使用球が異なるというのも微妙な感じでもあるように思うので「統一」するというのはいいと思うんですよ。問題は統一球が飛ばなくなったり飛ぶようになったりコロコロ変わることですよね。しかも当の選手が知らない状況で。昨年など本当に酷かった。オープン戦までは飛ばない球が使用されていていざ開幕してみると飛ぶ球が使用されていただなんて、流石に酷過ぎますね。いの一番に選手やスタッフなど現場の人たちに知らせるのが普通の感覚だと思うのですが。
また「単純ミス」といってもこんな単純過ぎるミスってあり得るのでしょうかね?ミズノって日本を代表する超一流メーカーの筈ですよね?それがこんな「単純ミス」を犯すだなんて・・それならそれで逆に心配になって来るのですが。
すみません、ど素人が偉そうに色々述べてしまいました。事実認識等で間違いもあるかも知れません。shigeさんのご意見も是非聞かせて下さいませね。
(2014年04月19日 01時49分07秒)

Re[2]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
shige さん
新緑の里さん
何だか関係ない話題を振ってしまい申し訳ありませんでした。また、新緑の里さんのお話を聞いて自分でも事実誤認していたり、知らなかった事もあったのでとても勉強になり、興味深く拝見致しました。


>公式球である統一球はMLB使用球とは全く違うものだそうですし。また仰るようにMLBを過剰に持ち上げる必要も全くないと思います。日本には日本の「野球」がある。それは「baseball」ではないという当たり前の事実にもっと誇りを持つべきでしょう。

 これは私が全く知らない部分でした。「統一球」という言葉に幻惑されて事実認識を怠っていたと感じました。しかしながら、これでは何も意味がない。一体何の為にこんな事をしているのでしょうか。MLBの公式球も一社が独占で作製しているとネットで知りました。まるで公共事業の参入の如く癒着があってもおかしくない世界…。この統一球に関して選手、チーム関係者を交えた意見交換なども行われていない様ですし。


>MLBを過剰に「信仰」するのもおかしなことだと思います。スタイルが全く違うのですからね。ので私は、MLBに挑戦しても全く活躍出来なかった選手を見下げるような風潮?にも疑問を感じます。

 これも全く同意見です。ダルビッシュ、イチロー、田中マー君と言った世界に冠たる大選手は基礎は日本の野球(アマチュアを含む)が作り上げてきた物です。日本人の野球センスというのは素晴らしいものを持っています。
 ただ、岡島投手などの様に日本でなく、メジャーで花開いた選手もいる訳で、そういう点では垣根が無くなった事は喜ばしい、その程度で留めておくべきですよね。一長一短あってさしたる差はない、これは三十年前にメジャーを視察したある名監督が仰っていた事です。確かにパワーでは負けても、日本のスモールベースボールは世界を震撼させました。イチローの華麗なプレーの裏側にはフォアザチームの野球理念がある。「ドジャースの戦法」を輸入してから何十年間で日本独自の野球が出来上がったと思ってもいいでしょう。日本人はそれを誇るべきだというご意見には全面的に賛成です。
>問題は統一球が飛ばなくなったり飛ぶようになったりコロコロ変わることですよね。しかも当の選手が知らない状況で。昨年など本当に酷かった。オープン戦までは飛ばない球が使用されていていざ開幕してみると飛ぶ球が使用されていただなんて、流石に酷過ぎますね。

 そうですね。球をきちんとした仕様で統一するのはいいのです。しかし、それはやはり、オープン戦なり、キャンプなりで馴らしながら、というのが一般的なやり方です。今年もいきなり開幕からでしょう?
 反発力が強いというのは単にホームランの問題だけでなく、守備にも影響します。阪神の西岡選手が激突して大けがしたのも思ったよりも内野フライが伸びてしまったから。勿論本人の責任もあるでしょうが、目に見えない所で守備の乱れがあったり。ビックイニングで大量点が入るケースも目立ちます。そういう影響ありそうですね。
 「跳びやすい」イコールホームランが出やすいという事でどうしても力が入る。野球経験者の方に聞いた所、ピッチングというのは七~八分の力でボールをコントロールすると一番早い球速が出る様です。つまり新緑の里さんの仰る通り、自分の力に自信のある投手以外はやはりどうしても力が入り過ぎて球が上ずり、痛打されるのだそうです。
>ミズノって日本を代表する超一流メーカーの筈ですよね?それがこんな「単純ミス」を犯すだなんて・・それならそれで逆に心配になって来るのですが。
 ボールを割ったら浮き上がって来た? 全部国外の工場に任せていた? いやはや、と言う感じかな。何十万個も作ってしまったボールは寄付や練習用ボールなどで処分するのでしょうが、何とももったいない。ケチな私には実に無駄な行動にしか思えません。
>すみません、ど素人が偉そうに色々述べてしまいました。事実認識等で間違いもあるかも知れません。shigeさんのご意見も是非聞かせて下さいませね。

 私は、まさに浅学菲才の典型なので、(笑)意見などという
おこがましい事は出来ませんが、今回の統一球問題には非常に怒りを感じています。周囲の野球ファンでも同じ様な気持ちを持っている人が多いようですし。
 貴重なご意見、まさに正鵠を射たご意見をありがとうございました。フィギュアとは無関係なお話をして仕舞った事も心からお詫び致します。
 また、こちらでの意見交換を(フィギュアなどに限らず)
させて頂ければ幸いです。
 またの更新を楽しみにしております。 (2014年04月20日 09時28分17秒)

Re[1]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
新緑の里  さん
ゆっきさん
ご無沙汰しておりました。コメント有難うございます!

>で、アデリナちゃんは現在17歳。それでこの演技。解説者も圧倒されていました。真央ちゃんが17歳の頃はもっと可憐な妖精だったというのに、アデリナちゃんは既に大人の女性の色香が。全然タイプが違います。というか17歳の日本女子にこのレベルの演技ができる人いるのでしょうか・・・。

そうなんですよね、まだ17歳。仰る通り「恐ろしい」という表現が一番相応しいように思います。
日本女子でこのレベルの演技・・う~ん、難しいでしょうね。
と言いますより日本人の場合、こういったタイプの表現にはならないのではないかな?とも思います。出来る出来ないの問題ではなくて。同じ負の感情を表現するにしても、もっと違う形での表現となるのではないでしょうか?やはり日本人はここまで直接的に暴走する感情を表現することはしないし、したくないと思うんですよ。内に秘めた表現と言いますか、日本人はやはり「奥床しい」表現が好きですし意識するしないに関わらず、無意識の内にそういった表現を良しとし、そういう表現の仕方を選択していると思うんです。MLBとNPBの話ではないですが「スタイルが違う」。フィギュアスケートを見るようになって、或いはバレエを観るようになって、日本人と欧米人とでは(他の東洋人もそうなのかも知れませんが)、「表現する」ということに対してどこか根本の所で違う、異なる感覚、価値観があるのではないか、という事をずっと感じて来ました。私は小塚選手のファンでもありますので、何故彼が世界から評価されないのか(演技構成点もっと伸びて欲しいです・・)、という事をずっと考えても来ました。小塚選手の日本的な感情を内に秘めた表現スタイルは、ジャッジが全員日本人なら、或いは日本的な感覚をもった人からであれば、もっと評価を貰えるのではないか?と感じています。余りに「日本人的な」小塚選手がその多くは欧米人であるジャッジから評価を受けなければならないフィギュアスケーターであることに、何とも言いようのないジレンマのようなものを感じて来ました。欧米人にはやはり羽生選手や高橋選手のように感情を外に向けて発散、爆発させるようなタイプが受けるのは仕方がないことなのだろうな、と。「音楽に香りが無い、テクニックだけ」と受け取られてしまうのだろうな、と。
最近、宮原選手が小塚選手のような評価を受けることにならないかと、気になっています。淑やかな、本当に美しい演技をされる方だと思うのですが、「欧米人受け」するのだろうか?と。フィギュアスケートはやはり骨の髄まで「西洋」だと感じるのです。

>なぜ一気に表現面が開花したのかな、と考えるとやはり熾烈な国内競争が理由ではないかと考えています。当然、嫉妬、憎悪といった負の感情も芽生えることと思います。

そうですね。ジュニアで無敵を誇ったソトニコワは祖国の期待を一身に背負ってシニアデビューしたものの、思うような演技が出来ないことが多く寂しそうな表情で演技を終える事が多かった。本当に悔しい思いを嫌という程されて来た筈です。シニアデビューしたシーズンにはリーザに注目が行き、五輪シーズンになればユリアに注目が行きで、主役の座を完全に奪われた形となってしまいました。考えてみれば確かに、どれだけ辛く悔しかったことか。

>アデリナちゃんは負の感情を悪いこととして切り捨てたり気付かないふりを決してしなかった。ライバルの活躍を真正面から見詰めて「悔しい」と思い、日々精進した。だからこそのあの演技なのだろうと思います。

そうなのでしょうね。自らの内に滾る想いを、感情をあれだけの演技として表現することが出来るようになった。負の感情を抱くことそれ自体は悪い事でも嫌悪すべき事でも何でもない。仰る通り、芸術というものはその多くが負の感情発、であることが多いものです。
(2014年04月21日 04時18分59秒)

Re[1]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
新緑の里  さん
ゆっきさん

>芸術の根底にあるものはアデリナちゃんが見せたあの「負の感情」なのかもしれない、と。醜い感情から逃げずに見つめて観客にさらけ出して初めて芸術となるのかも、と。

闇が深ければ深い程、星は光り輝いて見える。影が濃ければ濃い程、光は強く鮮やかです。芸術もそれと同じことが言えるのかも知れませんね。

>そしてメンタルの強い選手たちへの称賛、羨望、嫉妬もあったのではないか、と思っています。人間ですからね。でもそれ以上に自分が許せなかったのかと。そこからの立ち直りは今更、言うまでもありません。あれは自分の弱さ、情けなさを真正面から受け止めそれでも乗り越えようとしたからこそできたのだと思います。

彼女はいつもそうして闘って来ましたね。本来決して強くは無い人、ガラス細工のように繊細で壊れやすい、儚さのようなものさえ持っている人(だと私は勝手に思っています)です。アスリート、勝負師に向いているとはお世辞にも言えない人だと。この世界ではとにかくメンタルが強いというのはもうそれだけで大変な「武器」となります。心臓に毛が生えている位でちょうどいい世界です。真央ちゃんは根っからのアスリート気質ではありますが、アスリートに「向いている」性格では本来ないと思っています。その「向いていない」世界で長年に渡り闘って来た彼女の精神力は「凄い」の一言に尽きるかと。勝負師には向いていない彼女が時に不器用な姿をさらしてでも、それでも懸命に闘い続ける姿に、私はどれだけ励まされたことか。浅田真央は真の意味で「勇敢」であり、気高き「戦士」だったと思っています。

>真央ちゃんのフリーには人生の全てがありました。絶望、憤怒、悲哀、勇気、未来、希望、歓喜。だから世界中が涙する演技となったのだと思います。

本当にそうですね。彼女の人生の全て。気高き戦士、浅田真央の全てを見せてくれましたね。

>一度とことん絶望しないと辿り着けない世界があるのでしょうね。

お言葉噛み締めております。本当に考えさせられます。

>その絶望をろ過した演技が「ノクターン」でした。決して消えないであろう悔しさ、悲しみといった「負の感情」から抽出して、なお愛がこもっているからこそ美しいのだろうと。

あの演技には浅田真央の美質の全てが凝縮されていると思いました。愛、本当にそうですね。「なお愛がこもっているからこそ美しい」本当に仰る通りだと思います。

>新しい境地に辿り着いた真央ちゃんの競技プロをまだ見ていたい気持ちは今もあります。が、あのショートとフリーを見させてもらえたので、もう充分、という気持ちの方が大きいかもしれません。

ソチで真央ちゃんの集大成を見せて欲しいと願って来ました。彼女自身がやり切ったと、心から思える演技をしてくれたらと、それだけを願って来ましたが、その願いを叶えて貰うことが出来たので、私もこれ以上望むことはないです。あのピアノ協奏曲とノクターンを見せて貰えたのです。もう何も思い残すことはありません。これ以上欲張り過ぎて彼女に負担を掛けるようなことはしたくありません。本当にこれからは好きなことだけして思い切り楽しんで欲しい。これまでどれだけ彼女はファンの期待に、想いに応え続けて来てくれたことか。全力疾走で駆け抜けたかのような8年間でした。もういいよ、真央ちゃん。もう本当に十分だから。もうこれ以上「ファンの為に」なんて考えてくれなくてもいい。これからは「自分の事だけ」考えて。自分の事だけ考えて生きて行って欲しい。それが一ファンである私にとっては最上の喜びでもあるのだから。

>埼玉世界選手権は過去最高に楽しい試合でした。自分の弱さと戦い続け、素晴らしい演技を見せてくれた全選手に「お疲れさま、ありがとう」と言いたいです。

本当に。全ての選手に感謝を捧げます。 (2014年04月21日 05時14分09秒)

Re:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
パトリックファン さん
大阪エキシビ生でソトニコワの演技見ました。全く期待もせず無の状態で見たのですが、最初真っ暗ななかブレード音だけが響いて、よくわからなかったのですが、髪振り乱してゾクゾクした感じであの世界感に自然と引き込まれました。ふと17歳だったのを思い出し、その演技力に驚いたものです。しかもすごい美人さん。これからも応援したくなる選手です。 (2014年04月22日 11時50分12秒)

Re[3]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
新緑の里  さん
shigeさん

>この統一球に関して選手、チーム関係者を交えた意見交換なども行われていない様ですし。

そうですよね、何とも煮え切らないというか、あまり口にできない事情のようなものがありそうですね・・

>球をきちんとした仕様で統一するのはいいのです。しかし、それはやはり、オープン戦なり、キャンプなりで馴らしながら、というのが一般的なやり方です。今年もいきなり開幕からでしょう?

仰る通りそれが「普通」のやり方ですよね。ある程度球が飛ぶようになったり飛ばなくなったり色々試行錯誤?するのは構わないと思うのですが、先ず当の選手、コーチ等、現場の方たち、当事者に周知徹底してから、というのが「普通」のやり方であり感覚でもあると思うのですが。当事者が知らない所で突然ボールが変わっていただなんて、選手を何だと思っているのか?本当にさっぱり意味が分かりません。

> 反発力が強いというのは単にホームランの問題だけでなく、守備にも影響します。阪神の西岡選手が激突して大けがしたのも思ったよりも内野フライが伸びてしまったから。勿論本人の責任もあるでしょうが、目に見えない所で守備の乱れがあったり。

そうですね。素人目にも打球が速いように感じられるような気がします。飛ばないボールなら余裕で捕球出来ていただろうな、と思えるような当りも。でもこれも飛ばないボールのせいで野手のレベルが下がったという見方だって出来ないこともないだろうと思います。投手のレベルを下げ、野手の守備のレベルも下げで、一体何をしたかったのか、飛ばない統一球。
飛び過ぎるボールも問題ですが、飛ばな過ぎるボールはもっと問題であるように思っています。飛ばな過ぎるボールでは緩慢なプレーでも余裕でアウトに出来てしまう、と考えてしまうのは勘繰り過ぎでしょうか?とにかく日本のプロ野球のレベルを下げることしかしなかったように思います、飛ばない統一球は。
29日から基準に適合した球が使用されるようになるそうで、これで一先ずこの問題は収束するのでしょうが、これから先どんな改革をされるにせよ、レベルの向上、技術の益々の発展ということを第一に考えた改革をして頂きたい。選手を過保護化し、結果としてレベルダウンさせるボールなんて要らないです。

西岡選手は最悪の事態は免れたので本当に良かったと思っています。不幸中の幸いでした。けど、ヤクルトの小川投手が骨折で前半戦絶望となってしまったのは本当に残念です。しかしこの件におけるヤクルトの球団スタッフの方の対応には首を傾げざるを得ません。打球がダイレクトに直撃したのですから、例え本人が大丈夫だと仰っていたとしても、無理にでも直ぐに病院に連れて行くのがこれまた普通ではないかと思うのですが・・3日も放置させておくだなんて一般人ならともかく野球選手ですよ、しかも投手。手(指?)を骨折だなんて、例え完治したとしても今まで通りの投球が果たして出来るのでしょうか?私は小川投手のファンでも何でもないですけれど、今回の件では球団の対応に疑問を感じてしまいます。ヤクルトは何故だかとにかく怪我人が多いですよね。一事が万事この調子なのだとしたらそりゃあ怪我人が多い訳ですよ。選手を大事に扱わない球団だとしたら低迷するのも当たり前です。何とかして頂きたいです。

> 今回の統一球問題には非常に怒りを感じています。周囲の野球ファンでも同じ様な気持ちを持っている人が多いようですし。

そうですね、NPBとミズノは昨年の「騒動」から何も学んではおられなかったようだと呆れてしまいます。昨年あれ程問題になり、非難されたというのにまたしても同じような問題を起こして・・

> また、こちらでの意見交換を(フィギュアなどに限らず)
>させて頂ければ幸いです。

すみません、お言葉に甘えてまた色々述べてしまいました。ど素人の戯言だとお許し下さい。私の方こそshigeさんと色々意見交換出来るのがとても楽しみになっていますので、話題を振ってやってくださいね。

(2014年04月25日 14時02分19秒)

Re[1]:圧巻!ソトニコワの「ブラック・スワン」。(04/15)  
新緑の里  さん
パトリックファンさん
こちらにもコメント有難うございます。

>大阪エキシビ生でソトニコワの演技見ました。全く期待もせず無の状態で見たのですが、最初真っ暗ななかブレード音だけが響いて、よくわからなかったのですが、髪振り乱してゾクゾクした感じであの世界感に自然と引き込まれました。ふと17歳だったのを思い出し、その演技力に驚いたものです。しかもすごい美人さん。これからも応援したくなる選手です。

私もテレビ観戦とは言え、全く予備知識無しに見たものですからそれだけ衝撃は大きかったです。え、これソトニコワ?ソトニコワなんだよね?ええ~~~!!って感じで(笑)。いやでも本当にビックリしましたよ、最近こんなに驚いたことはないって言う位でした。こんな演技も出来るという事が分かったので本当、これから益々目が離せない存在になりそうです。これからも魅力的な演技で私たちを魅了して欲しいですね。とにかく才能の塊というか、ポテンシャルと言う面において彼女以上の人はいないと思います。リプニツカヤやラジオノワも魅力的なスケーターで、特に私はリプニツカヤが好きですけれど、「スケールの大きさ」と言う点で彼女には敵わないでしょう。
確かな技術にあの空間支配力の強さ、更に演技力も、となるとこれから先どれだけの存在に彼女はなって行くのでしょう。本当に楽しみなような、恐ろしいような。五輪連覇を本気で目指して欲しいですね。間違いなく「伝説」のスケーターになれる筈です!
(2014年04月25日 15時24分08秒)

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