フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2015年11月01日
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いや~、凄かったですね、羽生選手とパトリック。私はこのお二人がとりわけ好きなので、またソチ五輪シーズンの様な、火花飛び散る闘いが見られるのかと思うと、本当に嬉しくてワクワクします。
今回、特にフリーは、このお二人のそれぞれ真骨頂!と言える演技を見る事出来たのではないでしょうか?

特に羽生選手。何だか久々に「羽生結弦」を見たような気がして、懐かしいような気分にさせられました。「SEIMEI」はこれ完全にプログラム名「羽生結弦」、でしたよね(笑)。あの射る様な眼!ギラギラした羽生選手が大好きな私としては、あんな羽生選手を久々に見る事出来て、本当に嬉しかったです。安倍晴明、だったかと言われれば恐らく全然違うのだろう、と思いますが、羽生選手がもう一つの意味を込めたと仰っていた「生命」そのもの、ではありました。羽生選手の生命の迸る姿は本当に魅力的だ。そして狂おしいまでに「自分」を表現出来る羽生選手を羨ましい、とさえ思ってしまう。
今回の彼を見ていて思ったのだけど、というか前からずっと思っていた事ではあるのだけど、羽生選手も決して「演技力」に秀でた選手ではない、という事。演技力を、自分を殺して別の誰かを演じる事、別の人物に成り切る事、だと定義すれば、むしろ全く演技力など無いのではないか?とさえ思ってしまう。彼の演技にはいつもいつも「自分」というものが隠しようも無く出てしまって、けどそれは否定されるべき事では全然無く、むしろそんな時、自分を全開にして勝負してくる時ほど、彼の魅力は弥増さるように思える。無理して「自分」を抑えようとしている時の彼は全然魅力的じゃない。自分という存在が剥き出しになればなる程、曝け出せば曝け出す程魅力的になる、それが羽生結弦だと私は感じます。そういう意味では、彼は生まれついての「スター」だと、そう言えるのかも知れないですね。
「スター」の多くがそうである様に、彼もある意味もの凄くアクの強い人だから、受け付けない人は絶対受け付けないだろうな、って思う。好き嫌いがはっきり分かれるタイプ。ファンも、アンチも、両方多いというのはだから私にはとてもよく分かる。好きであれ嫌いであれ、あの存在感はちょっと無視出来ないものだもの。羽生結弦?ど~だっていい、好きでも嫌いでもない、興味ない、というフィギュアスケートファンは少ないんじゃないかな?
羽生選手について考えていると、私は本当に止まらなくなり、どんどん深みに嵌って行きそうになります。ので、この辺りで止めておきます(笑)。前から散々書いていますし。けど、とにかく「観察」していてこんな面白い人は滅多にいないです。色んな意味で目が離せません。本当に面白い人だと思います。

「SEIMEI」が果たして、プログラム名「羽生結弦」、ではなくなる時が来るのか?「SEIMEI」が「SEIMEI」になった時、それはどんな衝撃を私たちに与えてくれるのだろう?楽しみに待つ事にします。
それにしても次はNHK杯か・・重圧が半端じゃないだろうな・・ふてぶてしいようでいて繊細なのが羽生選手なので、かなり心配です。SPから良い演技を見たいのですが・・

パトリックの演技も鳥肌ものでした。彼はジャンプさえ決まれば無敵だろう、と思います。相変わらず異次元の「滑り」でした。私は彼の、あのリンクのギリギリ、本当に壁にぶつかりそうなスレスレの所を超高速で滑って行くあの技術が、本当に凄いと感嘆します。彼の演技はいつもそうですが、これぞ「フィギュアスケート」というものだと思います。余計なものは要らないのです、彼の場合は。唯純粋に美しいスケートがある、それだけでいいのがパトリック・チャンです。





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最終更新日  2015年11月02日 04時03分11秒
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ダイスの進化、そして、ダンサー、チャン、アイドル 羽生  
shige さん
新緑の里さん、こんにちは。
 羽生選手のフリーは非常に素晴らしかったですね。ショートに何か大きな課題が有る様でちょっと、心配なんですけどね。
 羽生選手ご自身が感じられていると思いますが、ジャンプのタイミングを取りずらい曲ではないか、と思うのです。「SEIMEI」の様に逆にリズムを取り易い(雅楽はリズミカルで踊る事も考慮に入れて作られていると思うので)と思います。
 しかし、ザヤックの恐怖(笑)を味わったので、その辺も修正していけば、NHK杯も、見通しは明るいと思います。

 まず、三位に入った村上大介選手。
 彼は肩の脱臼という大怪我を乗り越えて、昨年から大きく成長しました。アメリカ国籍も持っているので、余り日本語も上手ではないけれど、一生懸命、インタビューに答えている姿もかわいいです。以前はニコライモロゾフにも師事していて、安藤美姫さんとも非常に親しい関係と聞いています。センシティブで優しい心を持っていますが、粘り強く、一生懸命取り組む選手です。決して素質や体格に恵まれている訳ではないのですが、四回転サルコーやルッツーループという高難度の技を得意とするのは素晴らしい。これらは美姫ちゃんの得意技であったのでアドバイスもしていたのでは? と思っています。
 フリーの「anniversary」、曲を聞き込み、その世界観を表現しようとする気持ちがとても強く伝わって来ました。解説の織田さんが涙ぐんでいた気持ちも判ります。あれだけの大スター選手の後の滑走、おそらく大変な緊張であっただろう。しかし、見事に力を出し切った。それだけでなく、音と共に滑るスケートを体得しつつあるという点が素晴らしいですから。
 ダイスが全日本で大旋風を巻き起こす可能性も秘かに期待しているのです。

 私は羽生選手とパトリック・チャンの演技を見ていて感じたのは、チャンは自分ではない、何かを演じている、既にそういう意識すらなく、曲の世界観に浮遊している、というか、意識を外に飛ばしている様な気がしました。異次元な滑りだと感じるのは、テクニックだけでなく、彼の表現のレベルの高さというか、コンテンポラリーダンスの無機質な感じと同質であると感じました。これは私感ですので、異論はおありになる、とは思いますが。
 羽生選手は「陰陽師」の前半は、世界観を表現しようとしていました。でも、気持ちが乗って来ると、いつの間にか彼自身が出て来てしまう。
 新緑の里さんのご慧眼には感服します。本当に「羽生結弦」そのものがプログラムにすっかり出ていましたね。この点に関しては全く、完全同意というか、その通りであると思います。
 ただ、本人はそんなつもりはさらさらなくて、俳優の様に一つの世界観を体現したいのだと思います。野村萬斎氏との対談を面白く拝見しましたが、萬斎さんはその知性、ユニークな言動、演劇、映画などへの異種格闘技的チャレンジ、涼やかで綺麗な容姿である事などなど、共通点が多いのではないでしょうか。古典芸能としての狂言の間や静と動というのは、演技に取り入れると更にグレードアップできると思いました。
 でも、羽生君はまだ、チャンの様に作品に憑依するまでの表現には至っていませんよね。彼がもっと、経験を重ねていけばその境地に辿り着けると思うので。今はまだ、「アイドル」なのかもしれないな、と。
 ちなみに私は浅田真央選手もまた、「鳥は楽譜なんか、読めないけど、歌うのを止めないわ」。本能で「憑依」、成りきれる稀有の選手ではないか。音楽を体で表現できる選手ではないか、と感じています。ただ、逆に彼女が、女優の様に「演じる」事が出来るのかどうかは、判りません。私が、ジャパンオープンだけでそれを判断するのは早計だろうと考えて、真央さんの演技に対しての感想を控えていたのです。それは技術点に関しても同じ。かおりさんのブログでの中でも出て来ましたが、「ホームアドバンテージ」。グランプリシリーズの実戦も考慮しなければ判らない、と。
 また、このお話はいづれ、詳しくする事になるかと思いますけれども…。

 長くなりました。次は中国杯。真央さんと本郷さんの登場ですね。楽しみにしています。 (2015年11月03日 09時57分49秒)

Re:ダイスの進化、そして、ダンサー、チャン、アイドル 羽生(11/01)  
新緑の里  さん
shigeさん
いつも有難うございます。返事が遅くなりまして申し訳ありません。
スケートカナダ、つい2週間前の試合なのですが、何だか随分昔の事のような気さえしてしまいます。中国杯での真央ちゃんの演技に魂を奪われてしまってぼ~っとしている内にプレミア12が始まってしまいました。侍ジャパン、連日本当に良い試合を見せてくれていますね!

>ショートに何か大きな課題が有る様でちょっと、心配なんですけどね。

そうですね。個人的には唯単にメンタル面の問題であるような気がするのですがね。とにかく注目度、期待度が半端じゃない訳で、その中で気持ちを乗せる事がなかなか難しいであろうあの曲を、あの超高難度構成で滑り切るという事は、想像を絶する程に困難な事であるのだろう、と思います。逸る気持ち、滾る想いというものを、一旦抑え込まなければなりませんからね。「SEIMEI」を見て改めて思ったのですが、羽生結弦の本性は、やっぱり火、炎なんですよね。燃える男、なんですよ、彼は(少なくともリンクでは)。「バラード第一番」ではしかし流石に燃える男、では不味い訳で(笑)、いわば本性、素に逆らった演技をしなければならない。しかし彼はまだまだ演じる、表現する、と言った点においては「未熟」であり(アイドル、と表現なさるのも分かります)、そういう意味では色々な「弱点」も露呈してしまうのがこのプログラムなのだろうな、そんな印象を受けています。
唯、何と言っても彼はまだ20歳ですからね。技術面はともかく、表現面に関しては「ダイヤの原石」である訳で、これからどんどん磨き上げられ、輝きを増して行く筈です。その過程の目撃者となる事、それこそがファンに与えられた羽生選手からの贈り物であると思っているので、生暖かい眼で(笑)じっくり見守って行きたい、そう思っています。

村上大介選手に関して、色々教えて下さって有難うございます。スケートカナダでのFS、確かに素晴らしいの一言でした。あの状況でだけは滑りたくない・・としか言いようのない状況の中で、よくぞあれ程の演技を、と思います。正直、崩れてしまわれるだろう、と思っていました。本当にすみません!全日本は勿論、NHK杯でも大旋風を巻き起こして頂きたいです。 (2015年11月13日 12時47分33秒)

Re:ダイスの進化、そして、ダンサー、チャン、アイドル 羽生(11/01)  
新緑の里  さん
shigeさん

> ただ、本人はそんなつもりはさらさらなくて、俳優の様に一つの世界観を体現したいのだと思います。野村萬斎氏との対談を面白く拝見しましたが、萬斎さんはその知性、ユニークな言動、演劇、映画などへの異種格闘技的チャレンジ、涼やかで綺麗な容姿である事などなど、共通点が多いのではないでしょうか。

遅ればせながら、としか言い様がないのですが、先日漸く、羽生選手と野村萬斎氏との対談番組を拝見致しました。また羽生選手が出演された回の「あさイチ」も拝見したのですが、確かに羽生選手の「演技」に賭ける想いの深さ、熱さには並々ならぬ物があると、舌を巻く思いでした。20歳の若さにして、本当に凄い事だな、と。というか、本当に「まだ」20歳なの?としか思えないですね。あのそつのなさは一体・・精神年齢50歳なんじゃ?なんて本気で思ってしまいます。またしても「羽生ショック」を受けてしまいました。これはあさイチ、での話ですが。野村萬斎氏との対談、これは色んな意味で羽生選手の財産となる事でしょうね。「一流は一流を育てる」とよく言いますが、分野こそ違えど、いや全く異なる分野であるからこそ、羽生選手の更なる成長、飛躍に、大いに与って力があるだろう、と期待します。この対談番組は大分「編集」されていると思うので、出来ればもっと長いバージョンで見てみたいです。

> ちなみに私は浅田真央選手もまた、「鳥は楽譜なんか、読めないけど、歌うのを止めないわ」。本能で「憑依」、成りきれる稀有の選手ではないか。音楽を体で表現できる選手ではないか、と感じています。ただ、逆に彼女が、女優の様に「演じる」事が出来るのかどうかは、判りません。

そうですね。真央ちゃんには天性の素晴らしい表現力があって、それがこれまでの彼女の演技を特別なものにしてくれていたのだ、と思っています。ただそうした生まれ持った天性の、だけではない、自覚意識に基づいた彼女の「演技」が見たい、そう思うようになってはや何年。漸く彼女の「演技」が見られるようになったか・・と感無量なのが今の私なんですよね。真央ちゃんに「女優の様な」演技力があるかどうかは分かりません。また矛盾する様ですが、必ずしもそこまでの演技力を求めている訳でもないのです。この辺り、上手く説明するのが難しいのですが。

中国杯では、本郷選手も素晴らしい演技で魅せてくれましたね!「キダム」「リバーダンス」、どちらもとても素敵なプログラムだと思います。「キダム」は特に、鈴木明子さん振付という事で、注目して見ていたのですが(私は鈴木明子選手のプログラムでは「オー」が一番好きです)、あの独特の世界観を表現するという次元にまではまだまだ至ってはいないという印象は受けたものの(当然の事なのですが)、「これから」が本当に楽しみだな、という気持ちにさせられました。伸び盛りの若い選手というのはそれだけで、見ているこちらまで元気を貰える存在ですね。本郷選手が大きく飛躍されるシーズンとなりますように! (2015年11月13日 14時24分27秒)

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