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カテゴリ: イベントルポ
きょうは、東京都現代美術館にて「 日本漫画映画の全貌 」と国立科学博物館にて「 テレビゲームとデジタル科学展 」を見に行った。

まず「日本漫画映画の全貌」。今や世界的に認められている日本アニメの歴史を、「漫画映画」と呼ばれた大正~戦後の作品から、その流れを汲む現代のジブリ作品に至るまでの名作・傑作約200本を一堂に集めた展覧会である。

会場には、作品のイラストやラフ画などが展示され、また一部の作品がダイジェストで上映されていた。また、制作現場で実際に使われた机や撮影機、さらに「ルパン三世 カリオストロの城」で登場したルパンの愛車、フィアット500も展示されていた。

特に目を引いたのは、マルチプレーンと呼ばれる大型の撮影機である。上部にはカメラが設置され、その下にはセル画を置くための板が何段もあるのだ。そして、一番下の段に背景をおき、そこから間隔を置いて上の段に別の背景を置き、さらに上の段に別のセル・背景を置くことで、背景との距離感、奥行きを出そうとしたのが、マルチプレーンなのである。また、段を左右に動かしたり、照明に色セロハンを被せたりすることで、背景に色合いをつけたり、表現を豊かにするなど、さまざまなことも行っていた。アニメーションの制作現場の9割は、これが使われていたものの、現在はパソコン上で処理・撮影できるようになり、今はほとんど使われていないのだという。

パソコンのなかった時代で、よくこういった表現を考えられたなあと改めて人間の知恵の凄さを思い知らされた。今ではパソコンで何でもできてしまう時代。アニメーションだって、Flashで誰でも作れる時代になってしまった。そうなってしまうと、われわれ人間の知恵というものは一体どうなってしまうのだろうか?埋もれたままに終わってしまうのか?退化の道を選ぶのか?深いところまで考えさせられた展覧会であった。

続いては「テレビゲームとデジタル科学展」。あの国立科学博物館が、TVゲームの展覧会やるとは・・・。とはいえ、コンピューターの進化の歴史やコンピューターの仕組みなど、科学的に踏み込んでいるところもあるので、こういうところは「らしさ」が出ている。前半はもっぱらそういう面が強かったが、後半はTVゲームの歴史と称して、なつかしのゲーム機が続々登場。ファミコンはもちろんのこと、ディスクシステムやPCエンジン、メガドライブ、サテラビュー、バーチャルボーイ、3DO、ゲームギア、そして私も持っていたドリームキャストなどなど・・・・競争の末に消えていったゲーム機がここで復活(笑)。懐かしいというより、むしろ哀れに思ってしまったのは、私だけだろうか?

いずれもまだ始まったばかりなので、夏休みを利用して行ってみてはいかがでしょうか?

国立科学博物館西郷隆盛像





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最終更新日  2004年07月18日 10時57分55秒
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