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第35話「希望のない明日」
脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:羽生尚靖 作画監督:宮前真一

<あらすじ>
一年の歳月は、シフたちにも確実に影を落としていた。グドリフとダーズにソーンがあわられ、少なくなった仲間どうし、日の光を避け、廃教会でひっそりと肩をよせあう日々。
そんな彼らに、さらなる絶望が襲い掛かろうとしていた。コープスコーズが突如としてシフたちに攻撃をしかけてきて・・・・・・。(公式サイトより)

<感想・レビュー>
ついにシフたちが再登場。
自分たちが生き残るために、ディーヴァの血を求めようとするシフたち。ディーヴァの公演を機に血を狙うようだ。
そんな中で 日向夏美 ルルゥは、久しぶりに小夜の姿を見つけ、挨拶しに行こうとするが、モーゼスは 「小夜は自分たちの希望じゃなかった」 といい、そのまま立ち去る。
ちょっとふてくされるルルゥ。なんとなく微笑ましく感じる。


ジョエルから送られたビデオテープのディーヴァを見せられたカイ。その姿にカイは険しい表情を浮かべた。
どうもあれは、ディーヴァ本人のようだ。リクの顔を奪ったディーヴァということらしい。
そういえば、ニュータイプ7月号を立ち読みしたのだが、どうも今のディーヴァには、リクの魂も宿っているらしい。そのことで小夜やカイにさらなる苦悩を強いられることになるとか。
そうか、、、矢島晶子さんが二役だったのはそういうわけか~。確かにそういう役は、この人しかできんわな・・・。

しかし、子を産むんじゃなくて、リクの姿に変化するというのは、設定としては実際どうなんだろう?ムリがあるような気もする。


と、そこにあのデヴィッドが現れた。それも1年前のあのスーツ姿で。
ディーヴァが動き出したことに、さすがに彼も自分の使命を思い出したのか。
やはりデヴィッドはこうでなくちゃ。「らしくなった」ね、デヴィッド。


そのころ、廃墟と化したある教会で一夜を過ごしている小夜とハジ。ハジはチェロを弾き、小夜は全身毛布をかぶったまま、一人険しい顔をする。あのディーヴァの歌が頭から離れない、なぜリクの顔をしているのか、、、そのことばかり気をとられていた。
気を紛らわそうと思ったのか、ハジは弓を差し出し、 「弾いてみますか?久しぶりに」 と小夜に勧める。が、小夜は、 「私の手が求めるのは、これ(刀)だけ」 と断った。


ロンドンの人里離れた倉庫で隠れ住んでいたシフたち。
そこにジェイムズとコープスコーズが現れる。ジェイムズはアンシェルからの伝言としてシフたちに言った。

ジェイムズ 「せっかく作ったからには、最期まで役に立ってもらう。(中略)たとえ欠陥品であっても、サンドバッグくらいにはなるだろう。」

素早い動きでシフたちに襲いかかるコープスコーズ。シフたちは応戦するも、人並みはずれた彼らを前に苦戦。ルルゥは戦える相手ではないと、逃げようと呼びかけるも、グドリフとダーズはそれはできないと言って戦い続ける。

そしてモーゼスが、ジェイムズに斬りかかろうとしたその瞬間、1体のコープスコーズがモーゼスの前に立ち塞がり、モーゼスの刃で仮面が斬られた。その仮面の下には、モーゼスと同じ顔をしたシフがいた…。

コープスコーズの正体は、理想的な遺伝情報を持った試作品の中から選び出され、改良された完成形のシフ。モーゼスはその完成形のもとになった試作品だったのだ。
コープスコーズの生産のために、自分たちは利用された。そのことに衝撃を受け、立ちすくむモーゼス。モーゼスは戦闘意欲を失い、シフたちはさらに追い詰められる。グドリフは、ルルゥに逃げるように言うが、自分ひとりだけ逃げるわけにはいかないと拒否。共に戦うも、コープスコーズにやられてしまう。

結局、ダーズは嫌がるルルゥを無理矢理外に出し、彼女を逃がす。
そして、仲間達の生死を案じた彼女は、傷を負ったまま、小夜に助けを求めたのだった・・・


小夜に事のいきさつを語るルルゥ。
ルルゥの泣いて頼む姿に参ったのか、小夜はロンドンの倉庫街に向かう。だが、すでにコープスコーズは立ち去っていて、そこには無残にも倒れたグドリフとダーズの姿が。

ダーズはグドリフを助けようとしてすでに息絶え、朝日の光を浴びるとその体は燃えていった。ルルゥはグドリフに頭巾を被せようとするも、「行かせてくれ・・・」と言い残し、彼もまた燃え散っていった・・・。

モーゼスとカルマンはなんとか逃げ延びていた。モーゼスは、助けに来てくれた小夜に礼を言おうとするも・・・

小夜 「礼なんて、、、今もこの前も助けることなんてできなかった…。」

そう言って彼女たちは去っていった。小夜は変わってしまったと感じるモーゼスたち。

モーゼス 「彼女にもないのかもしれない・・・・。」
カルマン 「希望・・・か。」


一方、そのころ、某動物博物館。
ディーヴァとそのシュバリエたちが集まっていた。ディーヴァの公演を前に打ち合わせといったところか。
ディーヴァの公演の日は、 デルタ計画がその成果を示す日 でもあるとアンシェルは言うが、はてデルタ計画とは一体何なのか・・・

その計画の障害となる小夜の排除を、アンシェルはジェイムズに託す。小夜に好意を寄せるソロモンは放っておいてもいいと反論するも受け入れてもらえず。ネイサンはというと、 ジェイムズの「ママ」の写真が入った(と思われる)ペンダントを奪って、彼のマザコンぶりにちょっかいをかける。
って、ジェイムズ(あるいは彼ら兄弟の)ママって誰なんだ?気になるなあ。

小夜を倒したがるカールは、翼手化しかけるところまで怒りをあらわに。それにアンシェルは自分の言葉は我ら兄弟の意思であり、ディーヴァの言葉であるといって譲らなかった。
どうもディーヴァのシュバリエの間で内紛が起こり始めている。彼らの今後の出方にも目が離せない。

で、当のディーヴァはというと、ガラス戸ぶち破って、「これかわいい」と言って蜘蛛を持ち出す。
って、どこがかわいいんだよ!!


カルマンは、グドリフたちの敵討ちをすることを決意。対してモーゼスは、シュバリエの道具として、戦うために作られた自分たちが、最期まで彼らの思惑に踊らされたくないと拒む。しかし、カルマンは、この悔しさや悲しみは作られたものじゃないと言い、自分は自分のためにひとりでも戦うと決めたのだった。


そのころ、デヴィッドはジョエルと再会を果たす。
車椅子姿のジョエルを痛々しく思うデヴィッド。酒を勧められても、一生分飲んだと言って拒んだ。
ジョエルは「赤い盾」の再興に意欲を示した。デヴィッドが翼手を殲滅したいというのなら、自分はジョエルの名を継ぐものとして、「赤い盾」の長として戦う者を支えなければならない。その思いから彼は決めたのだった。その意志をデヴィッドに伝えたジョエル。デヴィッドの答えは・・・・


ディーヴァの血を求めるシフと、ディーヴァを倒そうとする小夜。目的は同じだからと、共に戦うことをルルゥは小夜に望むが、小夜は 「もう仲間はいらない」 と言い放つ。これは自分の戦いだから。もう誰かのために悔やんだり、悲しんだりしたくないからと。
やはりリクの死が彼女をそうさせてしまったのか。もう誰も傷つけたくない。それゆえに、彼女は自分の感情を殺して、カイと距離を置いたのか。

そんな小夜を、変わったと見るモーゼスたちとは違い、ルルゥはそうは思わなかった。
自分が頼んだら助けに来てくれたからと。

ルルゥ 「よくわかんないけど、きっとアンタもあれからたくさん辛いことがあったんだよね。希望をなくすくらい・・・あたいたちにも、もう希望なんてない。でも、カルマンは自分の悔しさや悲しみのために戦うって言ってた。ディーヴァの血が手に入らないとしても・・・。」

そう言って彼女は、ディーヴァのいる博物館の場所を教えた。そして立ち去る間際にこう言った。

ルルゥ 「ねえ、アンタ。あたいのこと、覚えておいてね。あたいだって、誰かの思い出になりたいんだ・・・。」


夜更けの博物館。
カルマンとルルゥが来ていた。と、そこにモーゼスも現れた。彼も決意したようだ。
博物館に潜入し、コープスコーズと戦う。しかし、やはり相手は強い。圧倒的な戦闘力で、早くも苦戦。

と、そこにハジと小夜が キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
そこから一気に形勢は逆転。小夜はコープスコーズを追いやった。

戦いが終わり、モーゼスは 「今度は僕達が行く。君の戦っているところへ。」 と言い、その借りを返すことを約束する。小夜は 「手助けはいらない」 と言うが、モーゼスは 「助けるわけじゃない。最後の希望を君に託したい」 と小夜に言った・・・。
シフたちとの再会は、これからの小夜にどんな影響を与えることになるのか??


一方、ロンドンのある地下鉄駅構内。
デヴィッドは、岡村・真央と再会を果たす。デヴィッドは岡村に、ディーヴァの公演に関するスポンサーの背後関係を調べるように頼んだ。遅まきながら、ようやくデヴィッドは「赤い盾」メンバーとして再び動き始めた。


なんか今日は登場人物多かったですなあ。
EDクレジットで改めてキャスト陣を見てみると、結構豪華なんだよね。こういうところは、押井守さんが声優を大事にしているから、I.G.自体もキャスティングはしっかりしてるんでしょうな。

さて、今日の次回予告は・・・ ひろし ネイサン(CV.藤原啓治)ですか・・・

ネイサン
し○ちゃん ディーヴァ 「何言ってるの、 とうちゃん ネイサン・・・。」


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最終更新日  2006年06月11日 13時50分59秒
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