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2006年10月01日
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テーマ: お勧めの本(7419)
カテゴリ: オヨミモノ

勝手に新たな門出と決め付けて、誰より好きな作家の、最も好きな作品を、記念に掲載しようと思う。

筒井康隆氏に抱くイメージとは?

時をかける少女?
正統派SF作家?
私は、エロ・グロ・メタといったイメージが先に立つ。
恐らく、日本で最も「掴み処のない」作家の一人で、ある程度体系的に整理できたとしても、作品ひとつひとつで印象の異なる作家と言っても、過言でない人のような気がする。
何か形容しようと試みるなら「凄まじい才能の持ち主」だと思う。

お奨めの作品は、正当なSF作品ではある。
初めて読んだ時、スケールの大きさに圧倒され、思いつきもしなかった結末に魅了され、その上「あり得そうな話」にまとめられていることに、脱帽した覚えがある。
是非読んで頂きたいので、あらすじには言及しない。

それまで、筒井作品を全く読んでいなかった訳ではなかったし、比較的好きな部類の作家ではあったが、「愛読書」に筒井氏の作品を上げることはなかったように思う。彼の作品は、とても専門的で緻密に計算された筋書きを持っていて、一朝一夕に読めないかと思いきや、比較的「軽く」読み下せる側面を持っているので、印象に残りにくいのだ。

失礼なもの言いかもしれないが、この作品を読んで以降「見方が変わった」と言うのが、率直なところである。端的に言えば、それまでなかった「尊敬」の概念が、初めて加わったのだろう。
お陰で、筒井氏のお気に入り作品を上げろと言われれば、足の指を足し込んでも足りなくなってしまった....。

幻想の未来

半端な文章で恐縮だが、とにかく「お奨め」である。





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最終更新日  2006年10月05日 00時45分40秒
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