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2006年10月23日
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テーマ: お勧めの本(7419)
カテゴリ: オヨミモノ
西の魔女が死んだ
とても「読み易い」本だった。
とても .... 感銘 .... を受けた。

.... のが、この作品だった。

と言うより、かつてこれほど「まっすぐ」である小説に、出会っていなかったことへの反動だったのだろう。
筋書きはともかく、児童小説のような印象もあるので、そうであれば、尚更「受け入れ易さ」は、この作品が生まれる上での必須条件だったのだろうし、そうでなくとも、著者の「人柄」に通じそうな、筆全体の与える印象は、とても和ませてくれたし、安心させてくれた。

何故、私のごとき「オジさん」が、この本にたどり着いたのか?の方が、却ってミステリーに近くて、私の書く文章の主題となり得るだろう。とは言え、本人にしたところで「何か感じるところがあって!」といった逸話の欠片すら、持ち合わせがないのだから、話の続きようはない。
読んだ頃、売れていた本だと言えば、そうだったのかもしれないが、書店のそれほど目立つ位置に、山積みされていた記憶もない。

ともあれ、読後の印象は「最高級」に近かった。
終わり方が「潔い」と思った。

.... ので、短編二編を収録した本で、表題以外に収録されている話は、主人公の少女が、また少し成長して後の話だったのだが、出来れば、表題の作品「だけ」の本であった方が、良かったと思った。

主人公の「その後」が、気になるのは、読者の思い入れのバロメータだろうし、その意味で、続編が存在すること自体、悪いことではないと思うが、この話に限って言えば、その後への余韻を残しつつ「西の魔女が死んだ」のみで、終わりにして欲しかった。

尤も、そう考えるのは、私だけなのかもしれないが....。





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最終更新日  2006年10月24日 01時25分54秒
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