ノーテンキ娘と母の日々 - 勉強を通して

ノーテンキ娘と母の日々 - 勉強を通して

日本和装の無料着付け教室

~ 日本和装の無料着付け教室のおはなし ~

 最近、ちょっとした着物ブーム。無料着物着付け教室なども目を惹きます。
 ここでは、日本和装の教室(2年ほど前だけど)に行った感想などを紹介しますね。

 育児に一段落ついた主婦が、ちょっと上質な趣味として気になるのが「おキモノ」。
つい100年ほど前までは普段着だったおキモノ。親から譲り受けたおキモノ。
 美容室で着付けしてもらおうとは思わなくても、自分で着られるなら、言うことはないですよね。
しかも無料。。。ちょっと警戒しながらも、行ってしまいました。日本和装。

 ここの講習。一番最初に説明会があります。
この説明会が参加条件というくらい絶対らしく、遅れないように厳しく言われました。
ここで、この教室が何故無料でやっているのかってこと。最初に、とくとくと説明されます。
かいつまんで言うと、キモノについての知識を広げるための協賛店がついているから。といったもの。
つまり販売目的じゃないってことね。。。。あっら~。そんなこと言っちゃっていいの???

日本和装の社長って、たしか

  「運転免許を持っていない人に車を売っても、売れない。
   日本和装は、キモノの着方を教えて、キモノの販売促進を図る。」


な~んて言っていたはずなんだけどなあ。
しかも日本和装ホールディングの収益源の77%は呉服売買手数料。
。。。ちょっとちょっと。説明がチガウような。
日本和装のビジネスモデルは、結構気に入っているのだけど。。そういうとこ、残念デス。

 でも、そういうとこさえ理解していれば、この無料教室はかなり使えます。
同じ地域の人たちとお友達にもなれるし。
先生もとても丁寧で、確かにちゃんとしっかり一人で着られるまでにしてくれる。(じゃないと買ってもらえないしね。)

 4ヶ月間の教室のうち、2回は「セミナー」があります。
「セミナー」では、京都や博多などの協賛店さんがきて、
そもそもキモノ(又は帯)には
   どういうものがあって、
   どうやって作られているもので、
   どれだけ素晴らしいものか、
といったことを、実際にお品を触って勉強したり、
実際に身に纏ってコーディネートの勉強をするといったものです。
とはいえ、実際展示即売会だったりします。
身に纏った時点で、「あれ、これいいんじゃない?」とかPUSH!されまくりでした。

 ついでに、その「セミナー」。無料教室でも唯一参加費(お昼代約1500円程度)かかるんですが、
協賛店によっては、びっくりするくらい豪華だった覚えがあります。 (ちょっと lucky 。。)

 さて。このセミナーでの価格。
 日本和装の先生方がおっしゃるには、口を揃えて、
   「こういうもの(キモノ・帯)は出会い。次はない」
   「ここでの価格は外ではあり得ない」
といってものなんですが。
。。。何度か行ったセミナーで何度か同じものを見かけたんですけど~。
 そのあたり、よく納得の上で買うなら悪くないと思います。

 日本和装の収益源20%は加工料とあるように、
いわゆる無料教室で教えている着方に沿った、日本和装独特の仕立て方を しているみたいなんですね。
だから、日本和装で着付けを習った人にはとっても着やすいし、着てもきれいに見えるように仕立ててある。

 ちなみに、私は。。。買いました。(きゃんっ!)
     。。。私好みの染色と柄に出会って。。。(ためいき)
 ちなみに、お値段は、同織元さん、同作家さんの同様の品で楽天価格の 約3倍
他の方の購入品を見ても、全般に楽天の某市場価格の数倍になります。
 でも、街中の呉服屋さんではそれより高いお値段も見かけるので、 悪質業者というわけではないです。


というわけで、私なりのおキモノのおススメ。下の方に載せますね。


 さて。
 じゃあ、教室自体はどうなの?という話。
教えてくれることは、なるほど!ってかんじです。
目的は、端的に言ってしまえば着られない人を着られるようにして着物を売ること。
つまり、早く着られるようにするため、伝統的な紐での着付けはしません。
とどのつまり、無料教室で採算がとれるのは、4ヶ月目安ってところじゃないかと思うんです。

 なので基本は、ゴム。必要最低限のところだけ、紐。
あと、細かいところではきれいな衿芯を出すための立体的な衿芯や、皺ができない半襟。
そういう小技で着付けます。
 でも、だからこそ着るときも楽。着ているのも楽。着崩れにくい。

 そういうわけで、最初にこのゴムなどの小物類が必要になるんですが、 もともとそれってお安いし、
「家にあるなら買わないでもいい」
と言われるので、それでかなり安心しちゃうんですね。
 後になると、あれ?なんで?と思うくらい、みんな数10万円単位で買っています。

 ただ、先生たち自体は、楽しく「先生」をしているようで、細かい着付けテクまで教えてくれます。
一緒になった生徒たちと気が合えば、キモノでのお出かけも楽しいです。
 どんなときもそうなんですが、自分さえしっかりしていれば、かなりいいところだと思います。

 気をつけることは、教室内でもさりげなく言われること。

   「このキモノは身体に合ってない」  → 「あなたにあったキモノが必要」
   「イマドキ、こういうの着てない」  → 「流行に左右されないしっかりしたものを買う方がいい」
   「こういうものじゃ着崩れやすい。」 → 「ちゃんとしたものなら、着崩れない」

 大事なお母さんから譲り受けたおキモノ、こう言われても揺さぶられない心が必要かもしれないです。



~商品例~
伝統的工芸品
京友禅本場縞大島紬訪問着
神泉秀斎「小さな実のなる」
参考上代 365,400円 (税込)
価格 69,300円 (税込) 送料込


 ここで紹介するのは 「京都きもの市場」のTOPサイトです。
  経済産業省伝統産業工芸品といった一級品のお品から、ちょっと間に合わせのB級品まで、目の保養になるくらい申し分なく揃っています。
  日本和装で習った方なら耳に挟んだことのあるような、牛首紬、芭蕉布、風通御召。。。季節ごとに何でも売っています。
  ここの特徴は、京都のいくつかのお店が一つの「京都きもの市場」として扱われているため、信頼性が高いこと。
  また、お店ごとに、いわゆる「お勧め品(A級品)」と「お値打ち品(B級品)」がすぐにわかるように販売されているので、ご自分にあったところで探しやすい。といったところでしょうか。
  でもお勧め品の方のお品でも、日本和装の価格と比べると、破格にお安いです。
  また、お仕立(済)品も時々出ているので、サイズがご自分に合うようであれば、涙がでるくらいお買い得です。
*

「京都きもの市場」へはこちら
http://www.rakuten.ne.jp/gold/kimonoichiba/


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: