ノーテンキ娘と母の日々 - 勉強を通して

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楽しい数学のハナシ(円の面積)って



 なんとなく、気分がノって2回目の数学のハナシです。

 数学で、一番浪漫を感じるのは、なんといっても無限のハナシをきいたとき。
無限を当然のように話してしまう学問って、すごいと思いません?

 今回紹介したいのは円の面積。
有名なので、実はみんな知っているのかもしれないけど。一応ね。


 たとえば。
3角形の面積って、

   (底辺) × (高さ) ÷ 2

でしょ? これは、言うまでもなく当然。

 それが5角形、6角形、7角形って増えていくと、面倒って思うでしょ?
それがそうでもないんです。
円をイメージして、どんどん区切っていくって考えるの。
折り紙を拡げたみたいなかんじ。。。
中心の点を頂点とした3角形がどんどん増えていくイメージです。

 画像入れないけど、イメージわかるかしらん?
ピザをたくさんの人たちで分ける、あんなかんじです。
ケーキを分ける。でもいいんですけどね。
円の中心から△をいくつも作っていくイメージですね。


 それでね。
 たとえば10角形の面積って、
円を10等分したピザの3角形10個を足し合わせればいいんですよね。
(但しこの場合、周辺部分は直線じゃないから、正確には
 「周辺を切り落とした3角形」というのが正しいんだけど。)

 20角形も同様で、
20等分した3角形20個を足し合わせればいい。


 こうやって、段々増えていって、
無限の人たちでピザとかケーキを分けることを考えてみます。


 そうすると、一つ一つの3角形の面積

   (底辺) × (高さ) ÷ 2

を無限に割った個数分足し合わせることを考えるのね。


  ここからが、一番のミソなんです。
「無限」に分けるとね、
 (高さ)  と  円の(半径)そのもの  って同じになっちゃうんです。
まあ、これは感覚的にそれっぽいでしょ?

 じゃあ次。
この場合の(底辺)ってなに?

 ふつーは。
 10角形の場合、
ピザの周辺部分って、そのまま3角形の(底辺)じゃないよね。
だって、(底辺)の部分がうにーって曲がっているんだもん。
直線じゃないんだもん。

 20角形になっても、30角形になっても、1000角形になっても、
正確には、直線じゃないでしょ。


 なのに、「無限」だけは違うの。
それだけ、「無限」という世界は、「特別」なの。

 「無限」個に分けたそのときだけ、(底辺)部分は曲がってないとみなされちゃうの。
つまり直線と同じになるの。

 だから、

   (底辺) × (高さ) ÷ 2

が成り立つんです。

 このとき、今さっき無限に分けていったけど、その周辺部分を足し合わせちゃえば
結局、元々の円周の長さそのものに戻っちゃうわけ。

だから。。。円全体の3角形を足すことを考えるとき、

   (底辺) × (高さ) ÷ 2

 が

   (円周) × (半径) ÷ 2

ってなるわけデス。


 でもね。
 これってよくよく考えてみると。


   (円周)って 2 × (半径) × (円周率) じゃない?
          (よく2πrっていうでしょ?)

だから。

   (円周) × (半径) ÷ 2

       = (半径) × (半径) × (円周率)

という公式が出てくるんです。

 単に、暗記として覚えていた方。。。いたとしたら、
ぜひ認識を新たにしてください。。

 円の面積の公式はこんなに、すてきな無限を使っていたんですよ~♪



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